
更新日:2026/3/19
乳腺炎になりかけているサインとは?初期症状と今すぐできる対処法を解説【医師監修】

乳房の張りやしこり、触れると痛い部分があるなど、「もしかして乳腺炎かも」と不安に感じていませんか?
乳腺炎は授乳期に起こりやすいトラブルのひとつですが、初期の段階で気づき早めにケアすることで、悪化を防げる場合もあります。
この記事では、乳腺炎になりかけているときに見られるサインや、自宅でできる対処法、病院を受診する目安についてわかりやすく解説します。
育児や授乳に影響が出る前の早めの対策として、ぜひ参考にしてください。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生
産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー
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乳腺炎になりかけているときのサイン4つ

乳腺炎は、いくつかの小さな変化が現れることから始まります。症状を悪化させないためには、これら初期のサインに早く気づくことが大切です。
まずは、乳腺炎の初期に見られることが多い代表的なサインを見ていきましょう。
乳房に張りやしこりがある
乳腺炎になりかけると、乳房の一部が張ったり、しこりのように硬くなったりすることがあります。触ると特定の場所だけゴツゴツしていたり、そこだけ張っているように感じる場合もあるでしょう。
これは母乳が乳腺の中に溜まり、うまく流れていない状態と考えられます。こうした張りやしこりを放置すると炎症につながり、乳腺炎へと進むことがあります。
乳房を触ると痛い・熱を持っている
初期の乳腺炎では、張っている部分を押すと痛みを感じることがあります。乳房の一部がじんわり熱を持っているように感じることもあり、これは炎症が始まりかけているサインの一つと考えられます。
はじめは軽い痛みでも、だんだん強くなったり、触れるだけで痛みを感じるようになったりする場合は注意が必要です。さらに乳房に赤みが出てきたときは、乳腺炎が進んでいる可能性もあるため、症状の変化をよく確認しておきましょう。
授乳しても乳房の張りが改善しない

授乳をしても乳房の張りがすっきりしないときは、乳腺炎になりかけている可能性があります。通常、授乳後は乳房がやわらかくなりますが、張りが残る場合は母乳がうまく排出できていないかもしれません。
赤ちゃんが乳首をうまくくわえられていなかったり、乳腺の一部が詰まっていたりすることが原因で、母乳が出にくくなっていることも考えられます。
母乳がうまく出ない原因については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
微熱や体のだるさがある
乳腺炎になると、乳房の症状だけでなく、体のだるさや軽い発熱を感じることもあります。乳房の違和感とともに、普段より疲れやすく感じたり、37℃台の微熱が出たりする場合は注意が必要です。
また、寒気を感じることで体調の変化に気づく方も少なくありません。こうした症状は、乳房で起きている炎症に体が反応している可能性があります。
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そもそも乳腺炎とは?
乳腺炎とは、母乳を作る「乳腺」に炎症が起こる状態のことです。授乳期のママに比較的よく見られるトラブルで、母乳がうまく排出されず乳腺に溜まることで起こるケースが多いとされています。
◆乳腺炎の主な原因
・母乳が乳腺に溜まり詰まってしまう
・授乳回数が少ない、または授乳間隔が空きすぎる
・赤ちゃんがうまく母乳を吸えていない
・同じ授乳姿勢が続き、母乳が偏って残る
・疲労や睡眠不足などで体調が乱れている
乳腺炎は、初期の段階で気づいてケアすることで悪化を防げる場合もあります。乳房の張りや痛みなど小さな変化に気づいたら、早めに対処することが大切です。
乳腺炎の原因と予防法についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
すぐに実践!乳腺炎の悪化を防ぐ対処法
乳腺炎になりかけているときは、早めの対処で症状の悪化を防げます。ここでは、乳腺炎の初期に知っておきたい対処法を見ていきましょう。
授乳や搾乳で母乳をしっかり出す
乳腺炎になりかけているときは、母乳を乳房の中に溜めすぎないことが大切です。
母乳が乳腺に溜まると詰まりやすくなり、さらなる炎症の原因になってしまいます。赤ちゃんが欲しがるタイミングでこまめに授乳し、できるだけ乳房を空に近い状態にしておきましょう。
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溜まった母乳は出し切ったほうがいい?
赤ちゃんがうまく吸えない場合や授乳後も張りが残る場合は、軽く搾乳するのがおすすめです。ただし、溜まった母乳をすべて出し切ると、新しい母乳の分泌を促してしまうので、胸がすっきりする程度にとどめるのが乳腺炎を防ぐコツですよ。
また、しこりがあるときは、その部分に赤ちゃんのあごが向く姿勢で授乳すると、母乳が出やすくなることがあります。赤ちゃんはあご側で強く吸うため、詰まりかけた母乳が流れやすくなりますよ。
しこり部分をやさしくマッサージする
乳房にしこりを感じるときは、やさしいマッサージで母乳の流れを改善できることがあります。しこりの原因は、母乳が乳腺の中でうまく流れずに溜まっているケースが多く、軽くほぐすことで流れやすくなるためです。

マッサージを行うときは、乳房の外側から乳首に向かってやさしく流すように触れてみましょう。とくに授乳前や授乳中に行うと、母乳が出やすくなるのでおすすめです。
ただし、強く押したり揉みすぎたりすると炎症が悪化する可能性があります。痛みが強いときは無理に続けず、やさしく触れる程度にとどめてください。
痛みや熱感がある場合は冷やす
乳腺炎のなりかけでは、乳房に炎症が起きている可能性があります。患部を冷やすことで、痛みや張りが落ち着く場合があります。
冷やすときは、冷たいタオルや保冷剤をタオルで包んだものを、乳房にやさしく当ててください。ただし、長時間冷やし続けると血流が悪くなる場合があるため注意が必要です。
強い腫れや発熱があるときは、乳腺炎が進行している可能性もあるため、早めに医療機関への相談を検討しましょう。
体を休めて水分をしっかりとる
乳腺炎になりかけているときは、体をしっかり休めることも大切です。疲労や睡眠不足が続くと体調を崩しやすくなり、炎症の悪化につながってしまいます。
また、水分不足も母乳トラブルの原因になる可能性があります。授乳期は母乳をつくるために多くの水分が必要になるため、こまめな水分補給を心がけることが大切です。
母乳と水分不足の関係については、次の記事でも詳しく紹介しています。
育児中はゆっくり休むことが難しい場合もありますが、体調がすぐれないときは家族にサポートをお願いしてください。無理をせず、体をいたわりながら過ごしましょう。
病院に行くべき乳腺炎の症状

乳腺炎の初期段階であれば、セルフケアで改善することもあります。しかし、症状が強い場合や体調の変化がある場合は、医療機関での診察が必要になります
ここでは、病院への受診を検討したほうがよい乳腺炎の症状について見ていきましょう。
38℃以上の発熱がある
乳腺炎が進行して細菌感染が起こると、高熱が出ることがあります。乳房の痛みや赤み、強い張りに加えて38℃以上の発熱がある場合は、早めに医療機関への受診を検討しましょう。
また、寒気や関節の痛みなど、風邪のような症状が出ることも。こうした状態ではセルフケアだけでの改善は難しく、抗生剤などの治療が必要になるケースもあります。
乳房の赤みや強い痛みがある
乳房の一部が赤く腫れていたり、強い痛みがある場合は、乳腺炎が進んでいる可能性があります。患部が熱を持っているように感じるケースも注意が必要です。
症状が強くなると、痛みのために授乳が難しくなることも。炎症が広がる前に適切な治療を受けることが大切です。
しこりが改善しない
授乳や搾乳をしても乳房のしこりが残る場合も、医療機関への受診を検討しましょう。
通常は、母乳が出ることで張りやしこりがやわらいでいきますが、数日たっても改善しないときは、母乳の詰まりが解消されていない可能性があります。
また、しこりの周囲に赤みが出たり、痛みが強くなったりする場合も。こうした状態が続くと、炎症が進むこともあるため注意が必要です。
全身のだるさや寒気がある

強い体のだるさや寒気を感じる場合は、乳腺炎が進んでいる可能性があります。乳房の炎症が強くなると、体全体に影響が出て倦怠感や悪寒を感じることがあるのです。
こうした症状は、発熱と同時に現れることも少なくありません。乳房の痛みや赤みとあわせて、全身症状がないかを確認しましょう。
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病院ではどんな治療をする?
医療機関では、まず乳房の状態を確認し、乳腺炎の程度や原因を診察します。母乳の詰まりが原因の場合は、乳房マッサージや搾乳によって母乳の流れを整えるケアが行われます。
細菌感染が疑われる場合には、抗生剤などの薬が処方されます。痛みや発熱が強い場合は、症状をやわらげる薬が使われることも。
症状の程度によっては、授乳を続けながら治療を進めるケースもあるため、自己判断で我慢せず早めに相談することが大切です。
乳腺炎を繰り返さないために知っておきたい原因と予防法
乳腺炎は一度よくなっても、母乳の詰まりや生活の負担などが重なると再び起こる可能性があります。日頃の授乳の工夫や体調管理を意識して、再発を予防しましょう。
ここでは、乳腺炎を繰り返さないために知っておきたい原因と、日常でできる予防のポイントを紹介します。
- 授乳リズムを整える
- 乳房ケアを習慣にする
- 母乳育児に必要な栄養を摂る
- 体を休める時間を作る
授乳リズムを整える
授乳の間隔が空きすぎると、母乳が乳腺の中に溜まり、詰まりの原因になることがあります。母乳がうまく排出されない状態が続くと、胸にしこりや張りが現れ、乳腺炎につながってしまうのです。
母乳の詰まりを予防するためには、赤ちゃんが欲しがるタイミングでこまめに授乳をしましょう。乳房に張りを感じたときは、早めに授乳や搾乳をして母乳を出すことが大切です。
左右の乳房をバランスよく吸ってもらうことで、母乳が偏って溜まるのを防ぎやすくなりますよ。
赤ちゃんの授乳間隔の目安について詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
乳房ケアを習慣にする
母乳が乳腺の中に溜まるのを防ぐためには、日頃から乳房の状態を確認し、こまめにケアすることが大切です。授乳前には、乳房に張りやしこりがないかを軽く触れて確認してみましょう。
違和感がある場合は、軽いマッサージで母乳の流れを促してください。また、授乳後に張りが残るときは、軽く搾乳をして母乳を出しておくと溜まりにくくなります。
さらに、乳首や乳房を清潔に保つことも大切です。授乳後に母乳が付いたままになっている場合は、やさしく拭き取るなどして清潔な状態を保ちましょう。
入浴時には、ぬるま湯で乳首をやさしく洗い流す程度で十分です。小さな違和感でも放置せず、早めにケアすることが乳腺炎の予防につながります。
母乳育児に必要な栄養を摂る
乳腺炎の予防には、母乳の流れを整えることだけでなく、母乳の材料となる鉄分やDHAなどをはじめとする栄養をしっかり補うことも重要とされています。

授乳期に栄養が不足すると血行にも影響し、乳房のめぐりを悪化させたり、免疫力の低下によって炎症が起こりやすい体内環境になってしまうことも。乳腺炎になりやすい体質を作らないためにも、この時期は栄養バランスのよい食事を意識しましょう。
忙しくて食事が整えにくいときは、サプリメントを活用して栄養を補う方法もあります。
母乳育児の栄養サポートには「mamaco」がおすすめ

授乳期は母乳を作り、めぐりを促すために多くの栄養が必要ですが、忙しい産後に食事だけで十分に補うのは難しいですよね。そんなときは栄養補給のサポート役として、授乳期専用サプリの「mamaco」を取り入れるのも一つの方法です。
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体を休めて疲労をためない
産後は体が回復途中のため、疲れが溜まりやすい時期です。睡眠不足や強い疲労が続くと体調を崩しやすくなり、母乳トラブルにつながることも。
そのため、できるだけ体を休める時間を確保しましょう。赤ちゃんのお世話でまとまった休息が取りにくい場合もありますが、家族のサポートを頼りながら無理をしすぎないよう心がけてください。
産後にうまく休むためのコツは、こちらの記事にまとめています。
初期の乳腺炎に関するよくある質問

乳腺炎になりかけているときは、「授乳は続けていいの?」「どれくらいで治る?」など、不安や疑問を感じる方も多いでしょう。最後は、初期の乳腺炎についてよくある質問とその考え方を紹介します。
乳腺炎になりかけていても授乳は続けていい?
乳腺炎になりかけている初期の段階であれば、基本的には授乳を続けても問題ないでしょう。母乳を出すことで乳腺の詰まりが解消されやすくなり、症状の悪化を防げる可能性があります。
強い症状がない場合は授乳や搾乳で母乳を出し、乳房に溜めすぎないようにしましょう。
初期の乳腺炎はどれくらいで治る?
乳腺炎の初期段階であれば、適切に対処すれば数日ほどで症状がやわらぐことが多いでしょう。
ただし、疲労や睡眠不足が続いている状態だと体調が整いにくく、回復に時間がかかってしまうことも。セルフケアをしても痛みや発熱が強くなる場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
乳腺炎になると母乳の味は変わる?
乳腺炎になると、母乳の詰まりや炎症の影響で母乳の味が変わることがあるといわれています。先輩ママの中には、赤ちゃんが急に飲みづらそうにしたり、授乳を嫌がったりする様子が見られたという方も。
しかし、多くの場合は授乳を続けることで母乳の流れが改善し、状態が落ち着いてくるようです。赤ちゃんへの影響が心配な場合や、授乳の様子に変化が見られるときは、助産師さんや医師に相談しても良いでしょう。
乳腺炎のサインに気づいたら早めの対処で悪化を防ごう

乳腺炎になりかけているときは、乳房の張りやしこり、痛み、微熱などのサインに早く気づくことが大切です。初期の段階で適切に対処すれば、症状の悪化を防げます。
授乳や搾乳で母乳を溜めすぎないようにしたり、乳房ケアや十分な休息を心がけたりすることで、乳腺炎の予防につなげましょう。
また、授乳期は栄養バランスや体調管理も重要なポイントです。食事だけで栄養を整えるのが難しいときは、「mamaco」を上手に取り入れて、体の状態を整えてくださいね。
日頃から体調と乳房の状態を意識し、早めのケアで乳腺炎の悪化を防いでいきましょう。
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