更新日:2024/11/8
妊娠初期の体温はどう変わる?いつまで高いのかや他の症状も詳しく解説!
妊娠した場合、基礎体温に変化が起こります。基礎体温をつけていない人でも、「ちょっと熱っぽいかも?」という体温の変化から妊娠に気づくことも。
また妊娠初期は体が大きく変わるため、基礎体温以外の変化や症状が出てくる人もいます。
この記事では、妊娠初期の基礎体温の変化と、ほかの症状についても詳しく解説します。
この記事に登場する専門家
助産師 はるはる
大学卒業後助産師として、地域周産期の総合病院に勤務。
日々妊娠、出産、育児、母乳ケアとさまざまな業務に携わっている。
〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・アドバンス助産師
・新生児蘇生法Aコース修了
妊娠初期の基礎体温はどう変わる?
妊娠すると、基礎体温はどのように変わるのでしょうか。
高温期が16日以上続く
女性ホルモンは排卵前後で分泌状態が変わります。
排卵後は黄体ホルモンが分泌されるため、通常時には高温期が約2週間続き、そのあと卵胞ホルモンの量が増加し、約2週間の低温期に入ります。
一方で、妊娠した場合は黄体ホルモンの分泌が続くため、基礎体温は高温期を維持します。
黄体ホルモンは子宮内膜を厚くして、受精卵が育つよう、ふかふかのベッドを作る働きがあります。
16日以上高温期が続く場合は妊娠の可能性が高いため、妊娠検査薬を使用してみましょう。
高温期は12~16週ごろまで
妊娠を維持するために、妊娠初期の基礎体温は高温期を維持します。
個人差はありますが、妊娠12~16週頃まで高温期が続くことが多いでしょう。
その後、徐々に37度前後だった基礎体温が下がってくるようになります。
妊娠16週ごろになると胎盤が完成するため黄体ホルモンが減少し、徐々に基礎体温が落ち着いていくと考えられています。
また、体全体が妊娠の維持に対応できるようになるため、基礎体温は通常通りに戻るともいわれます。
基礎体温の正しい測り方
基礎体温は環境により、正しく測れないことがあります。きちんと測れていないと変化がわかりにくくなるため、正しい測り方を知っておきましょう。
基礎体温は朝起きてすぐに動く前に口の中で測ることが大切です。
また、必ず専用の婦人体温計を使って測定しましょう。
基礎体温の測り方は以下の通りです。
- 朝目が覚めたら体を起こさず体温計を口の中に入れる
- 舌の裏側に沿って当てるようにする
- 測定できるまで軽く口を閉じる
起きて動いてしまったり、口を開けたまま測定したりしてしまうと正しく測定できません。測定が終わるまで、口で息をしないように気をつけて測りましょう。
基礎体温の正しい測り方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
妊娠すると基礎体温はどう変化する?グラフの見方から妊娠初期症状まで徹底解説
妊活のために基礎体温を測り始めると「もし妊娠したら基礎体温はどう変化するの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、妊娠したときの基礎体温の変化や妊娠初期の兆候、「妊娠したかも」と思った時に注意するべきポイントについて詳しく解説します。
妊娠初期の体のほてりは赤ちゃんへ影響がある?
基礎体温は体の内部の温度のことを指し、通常の体温は体の表面の温度のことを言いますが、妊娠初期は体のほてりを感じることも多いです。
ここでは、妊娠初期の熱っぽさ、体のほてりは赤ちゃんへ影響があるのか解説します。
赤ちゃんへの影響はないので大丈夫
妊娠初期は、高温期を維持するプロゲステロンというホルモンの影響で熱っぽくなることがありますが、体のほてりが赤ちゃんへ影響することはありません。
症状がつらい方は、服装などで調整すると良いでしょう。
ただし、体がほてるからといって、冷やしすぎるのはよくありません。
薄着や冷たいものばかりとると体が冷えてしまうため、体の内側が冷えないように注意しながら調整するようにしてくださいね。
流産との関係は?
ほてりと流産には関連性はありません。
妊娠初期のほてりがなくなると、赤ちゃんに何かあったのかな?と不安に思う人もいるかもしれませんが、妊娠16週頃までに基礎体温が下がるのは通常の変化。
赤ちゃんへの影響はないので、心配しすぎなくていいでしょう。
また、ほてり以外にも、妊娠初期にはさまざまな心配な症状が現れます。気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね。
【最新版】妊娠ってどうやったらわかるの?妊娠初期に知っておきたいこと5選!| 助産師監修
妊娠に関して、あまりよくわからない。そんな方はこの記事をご覧ください!「妊娠とは何か」から「妊娠中の体調変化、食事管理」に至るまで妊娠初期のお母さんの悩みを徹底的に解説します。
妊娠初期のほてりで気をつけることは?
妊娠初期に基礎体温は高くなりますが、それとは違う発熱には注意が必要です。
見分け方と注意するポイントについて解説します。
38度を超える熱は風邪など他の原因かも
妊娠初期は高温期になりますが、通常の体温が38度を超えることはほとんどありません。
38度を超える場合、風邪や感染症など他の発熱の原因があります。内科など医療機関の受診を検討してください。
受診の目安は以下のとおりです。
- 38度を超える発熱
- 発熱以外に鼻水や咳など風邪症状がある
- 頭痛などがある
妊娠初期の体温以外の体の変化や症状
妊娠初期は、体が大きく変化する時期です。体温以外にも体にはさまざまな体調の変化があらわれます。
よくみられる症状は以下のとおりです。
- 体のだるさ
- 胸の張り
- 吐き気や胃のムカムカ
- 立ちくらみやめまい
- 少量の出血
- 眠気
- 下腹部が痛む
- 便秘、下痢
- おりものの変化
こちら以外にも、別の症状がある人もいます。
妊娠に伴う症状は個人差が大きく、症状がある人もいれば、全くない人もいます。普段と違うなと思ったら、休息をたっぷりとって無理をしないようにしましょう。
妊娠初期症状について詳しくは、以下の記事でも解説しています。
妊娠初期症状って?生理前症状との違いとチェックしたい15項目
「妊娠してるかも」と思ったときは、妊娠初期症状の種類をチェックしてみましょう。こちらの記事では、妊娠かどうか判断するための15項目をご紹介しています。さらに、生理前症状との違いや、妊娠かもしれないと思ったときにやるべきことなどを紹介します。
もし妊娠していたらやっておきたいこと4選
妊娠すると、体の中がどんどん変化していきます。
もし妊娠していたら今すぐにやっておきたいことを解説します。
葉酸サプリを飲む
まず大切なことは葉酸サプリを飲み始めることです。
葉酸を必要量とれていないと、赤ちゃんの先天性の病気(神経管閉鎖障害)のリスクが高くなると言われています。
神経管閉鎖障害は、赤ちゃんの脳や神経などを作る大切な部分が未発達であることが原因で起こる病気です。
赤ちゃんの脳や神経を作る時期は、妊娠6週ごろと言われています。そのため、妊娠初期は特に葉酸が必要とされているのです。
葉酸サプリをまだ飲んでいない人は、妊娠がわかった時点で、すぐに飲み始めましょう。
「妊娠したけれど、どのサプリを飲んだらいいのかわからない」という人におすすめなのが、葉酸サプリのmamaruです。
mamaruは妊娠中の方に特化したサプリメント。妊娠中のママの体と赤ちゃんの成長に必要な20種類以上の栄養をぎゅっと凝縮しています。これ1つで妊娠中に必要な栄養をしっかりと補給できるオールインワンサプリです。
妊娠初期のつわりの時期にも飲みやすい業界最小レベルの粒の大きさと、ニオイを極力抑えているのもこだわりポイントですよ。
妊娠中は葉酸以外にも鉄やビタミンなど、多くの栄養をバランスよく摂ることが必要になります。
しかし、忙しい日々の生活やツライつわりの時期に、食事だけでバランスのとれた栄養をとることは難しいもの。
妊娠初期はぜひ葉酸サプリmamaruをとりいれながら、手軽に妊娠中のママと赤ちゃんに必要な栄養を補給しましょう。
また、葉酸サプリは妊娠中だけでなく、妊活中から取り入れるのがおすすめです。厚生労働省では、妊娠を希望する場合、妊娠の1ヶ月以上前から葉酸をとることを推奨しています。
妊活中に葉酸サプリを始めるなら、mitasがおすすめです。
mitasは妊活中の方に特化した葉酸サプリ。妊活中に必要な葉酸量はもちろん、妊活中に積極的に摂りたい体を温める漢方成分も配合。
加えて、着床率に影響を与えるとして近年注目されているビタミンDが配合されているのも嬉しいポイントです。
mitasは妊活中に必要な栄養をたっぷり含み、妊娠へ向けた大切な時期の体の準備をサポートします。
妊娠中と妊活中では必要な栄養は異なるため、時期にあった葉酸サプリをとることがおすすめですよ。
葉酸サプリを始めるなら、葉酸以外にも必要な栄養を1つで補給できるmitasシリーズをぜひ試してみませんか。
飲酒・喫煙をやめる
妊娠中の飲酒・喫煙による赤ちゃんへの影響は多大です。妊娠中の飲酒により、赤ちゃんに奇形が生じる可能性があることがわかっています。
妊娠中の飲酒の安全量はわかっていないため、妊娠がわかったら禁酒しましょう。
また、喫煙している人は、流産や早産のリスクが2〜3倍になると言われています。
それだけでなく、赤ちゃんの体重が増えなかったり、常位胎盤早期剥離になりやすかったりと、ママも赤ちゃんも命の危険にさらされるリスクが高くなります。
妊娠がわかった時点で飲酒・喫煙はすぐにやめましょう。
市販薬の服用に注意する
妊娠の可能性がある場合、市販薬を自己判断で飲むことはやめましょう。
妊娠中は赤ちゃんへ影響する薬が多くあるため、普段飲んでいる薬でも飲んではいけないものがあるかもしれません。
頭痛や風邪の場合でも、必ず医師に相談しましょう。
生活習慣を改善する
妊娠中は、生活習慣の改善も大切です。
妊娠により体が疲れやすくなったり、だるくなったりすることがあります。
普段以上に睡眠や食事などに気をつけて、できるだけ健康的な生活を送れるように心がけましょう。
また、ダイエットをしている場合は、過剰な食事制限はやめましょう。
糖質制限などの偏った食生活は、赤ちゃんの成長に影響が出ることがあります。
バランスよく栄養をとることがおすすめです。
しかし普段から気をつけていても、毎日バランスのとれた食事をとることは難しいという人もいるでしょう。
そんな方は手軽に栄養が摂れるサプリメントも活用してみましょう。
妊娠中に必要な栄養素をたっぷり含んだmamaruなら、妊娠中のママと赤ちゃんに必要なビタミンやミネラル、鉄分やカルシウムなどをバランスよく配合。
普段の食事とあわせてとることで、不足しがちな栄養を効率よく補給できますよ。妊娠中はサプリメントの手も借りながら、健康的な生活習慣を目指しましょう。
妊娠初期におすすめの葉酸サプリについては、以下の記事でもご紹介しています。
妊娠初期におすすめの葉酸サプリって?選び方のポイントや気になるQ&Aを解説
さまざまな種類の葉酸サプリがある中で、妊娠初期におすすめの葉酸サプリについてご紹介します。葉酸は妊娠初期に必要な栄養素のひとつです。葉酸サプリの選び方のポイントや気になるQ&Aを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
妊娠かもと思ったら基礎体温をチェックしつつできることから始めよう
「もしかして妊娠?」と思ったら、基礎体温と体調の変化をチェックしましょう。
高温期が16日以上続くようなら、妊娠の可能性がありますよ。
妊娠している可能性がある場合は、飲酒や喫煙は控えて、できるだけ生活習慣を整えることをおすすめします。
妊娠初期から手軽に始められる食生活の改善には、葉酸サプリの摂取があります。
「妊娠したかも」と思ったらすぐに葉酸サプリを飲み始めましょう。
mamaruは、妊娠中に必要な栄養をぎゅっと凝縮したオールインワンサプリです。
普段の食事に加えて飲むだけで、赤ちゃんとママに嬉しい栄養が効率よく摂れますよ。
妊活中には葉酸サプリを飲んでいなかったという人も大丈夫。お腹に宿った赤ちゃんの健やかな成長のために、今からmamaruを飲み始めましょう。
あなたへのおすすめ
mitas series オンラインショップ