更新日:2026/3/24

ディーマーとは?授乳時の落ち込みや不安の原因とケア方法を解説【医師監修】

ディーマーとは?授乳時の落ち込みや不安の原因とケア方法を解説
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授乳のたびに、理由の分からない落ち込みや不安を感じて戸惑っていませんか。赤ちゃんに母乳をあげている最中に気持ちが沈んでしまい、「どうしてこんな気持ちになるのだろう」と悩むママもいます。

こうした授乳中の感情の変化は、実は「ディーマー」と呼ばれる現象の可能性があります。

本記事では、ディーマーの原因や症状、つらいと感じたときの対処法について分かりやすく解説します。授乳中の不安を整理するための参考にしてみてください。

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生

産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー

"産後も栄養補給できていますか?”
栄養補給は産後も重要。しっかり栄養を接種しないと母乳が栄養不足になり赤ちゃんに影響を与える恐れも。食事から十分な栄養を摂るのはなかなか難しいので、サプリメントの併用をおすすめしています。

"産後のママのケアは後回しにしがちですよね”産後は、これまで経験のない身体の使い方が増えます。
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ディーマーとは?

授乳中に突然気分が沈んだり、不安や不快感が込み上げたりと、理由が分からない感情の変化に戸惑い「自分はおかしいのでは」と悩むママは少なくありません。こうした症状は「ディーマー」の可能性があります。

まずは、ディーマーの特徴や起こるタイミングについて見ていきましょう。

ディーマーは授乳時に起こる「不快性射乳反射」のこと

ディーマー(D-MER)は「Dysphoric Milk Ejection Reflex」の略で、日本語では「不快性射乳反射」と呼ばれます。母乳が出る瞬間(射乳反射)に、理由のない落ち込みや不安などのネガティブな感情が突然あらわれる現象です。

多くの場合、その感情は数秒から数分ほどで自然におさまります。この現象は、授乳に伴うホルモンの変化などによって起こる体の反応と考えられています。
参考:
J-STAGE「我が国における不快性射乳反射(D-MER)に関する実態調査」

ディーマーが起きるタイミング

ディーマーは、母乳が出る直前から出る瞬間(射乳反射)にあらわれることが多いといわれています。また、授乳中だけでなく、搾乳をしているときや母乳が自然ににじむときなどに起こる場合も。

授乳のたびに繰り返し不快感を感じる方や、授乳を続けるうちに気にならなくなるケースなど、症状の頻度や強さには個人差があるのも特徴です。

ディーマーの主な症状

ディーマーの感じ方には個人差があります。突然の感情の変化に戸惑い、「これもディーマーなのだろうか」と不安になる方もいるかもしれません。

ここでは、ディーマーで見られる主な症状について解説します。

気分の落ち込みや不安

ディーマーでは、授乳のタイミングに合わせて突然気分が沈んだり、理由のない悲しさを感じたりします。不安感や孤独感など、ネガティブな感情が急に湧き上がるケースも少なくありません。

授乳前は普段どおりに過ごしているのに、母乳が出る瞬間にだけ、一時的に気持ちが変化する点が特徴です。そのため「自分の気持ちがおかしいのでは」と戸惑い、悩んでしまうママもいます。

イライラや焦り

ディーマーでは、気分の落ち込みだけでなく、強いイライラや落ち着かない感覚があらわれる場合もあります。なかには、家族や赤ちゃんに対して怒りのような感情を抱いてしまい、後から自己嫌悪に陥る方も。

このような感情は授乳している最中にのみ現れるため、日常的に続くイライラとは異なると考えられています。

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ディーマーと産後うつの違いは?

ディーマーと産後うつは、気分の落ち込みや不安、イライラなど似た症状が見られることがありますが、ディーマーは母乳が出る瞬間など授乳のタイミングに合わせて起こり、数秒から数分ほどで落ち着くのが特徴です。

一方、産後うつは授乳の有無に関係なく気分の落ち込みが続き、日常生活に影響が出る場合があります。

症状が長く続くときや、授乳以外の時間にも強い落ち込みがある場合は産後うつを疑って、医療機関への相談も検討しましょう。

産後うつについて詳しくは、こちらの記事で解説しています。

胃のムカつき・不快感

ディーマーは、感情の変化だけでなく体の不快感を伴うケースもあります。たとえば、胃がムカムカする、胸のあたりがざわつく、吐き気がするといった感覚が一例です。

一時的であっても体の不調としてあらわれるため、体調不良だと勘違いしてしまう方も少なくありません。

ディーマーが起きる原因

ディーマーは、気持ちの弱さや性格によって起こるものではありません。現在の研究では、授乳時に起こるホルモンの変化など、体の仕組みが関係していると考えられています。

ここでは、ディーマーが起きる主な原因として考えられている3つの要因について解説します。

ドーパミンの急激な低下

ディーマーの原因の一つとして、ドーパミンの急激な低下が関係していると考えられています。

授乳時には母乳を分泌するために、オキシトシンやプロラクチンといったホルモンが働きます。その過程で、気分や意欲に関わる神経伝達物質であるドーパミンが一時的に低下することがあります。

この急激な変化によって、母乳が出るタイミングに合わせて不安や落ち込みなどの感情があらわれる可能性があるとされています。

産後のホルモンバランスの乱れ

出産後は、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの分泌量が大きく減少します。反対に授乳が始まると、母乳の分泌に関わるホルモンが活発に働くようになります。

こうした産後特有のホルモンの変化によって、授乳期は体調や気分が不安定になりやすい時期。このような体の変化が、ディーマーの症状に影響している可能性もあると考えられています。

疲労やストレス

産後は慣れない育児が続くため、睡眠不足や疲労がたまりやすい時期です。体の疲れやストレスが強いと、不快な感覚をより強く感じてしまうことも。

また、「母乳で育てたい」という強い思いや、授乳へのプレッシャーが心の負担になる場合もあるでしょう。こうした心身のコンディションも、ディーマーの感じ方に影響する可能性があると考えられています。

また、ママの中には「産後ハイ」になり、疲れやストレスに気付かない状態が続いてしまう方も。産後は気持ちの状態に関わらず、しっかりと休息の時間をとることが大切です。

産後ハイについては、次の記事で詳しく紹介しています。

ディーマーを感じたときにできる工夫3選

ディーマーは授乳のたびに起こることが多いですが、症状の感じ方は日々の体調や環境によって変わることもあります。

ここでは、ディーマーを感じたときに試してみたい工夫について紹介します。

深呼吸やリラックスで気持ちを落ち着ける

ディーマーの不快感は、数秒から数分ほどでおさまることが多いとされています。症状を感じたときは、まずゆっくり深呼吸をして気持ちを落ち着けることを意識してみましょう。

授乳中に好きな音楽を流したり、テレビを見るなどして意識を別のことに向ける方法もあります。リラックスできる姿勢や環境を整えることで、不快感がやわらぐ場合も。

また「一時的な体の反応」と理解して自分を責めないことも、気持ちの負担を軽くする助けになるでしょう。

十分な休息を取る

産後は慣れない育児が続くため、睡眠不足や疲れがたまりやすい時期です。疲れが強い状態では、ディーマーの不快感をより強く感じてしまう場合もあります。

できれば赤ちゃんが眠っているタイミングに合わせて、短時間でも体を休めましょう。家族や周囲のサポートを受けながら、無理をしない育児を意識してみてください。

心身のコンディションを整えることで、症状の感じ方がやわらぐ場合もあります。

栄養面からのストレスケアも◎

疲れやストレスを和らげるためには、休息に加えて栄養面から体をサポートすることも大切です。

◆ストレスケアにおすすめの栄養素

  • ビタミンC・ビタミンB群:ストレスに対抗するホルモンの生成を助ける
  • カルシウム・マグネシウム:イライラを抑える
  • DHA:心の安定をサポートする

とはいえ、産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、自分の食事まで十分に気を配るのが難しい日もありますよね。

そんなときは、授乳期の体調管理をサポートする産後サプリ「mamaco」を取り入れるのがおすすめです。

mamacoは、ビタミンC、ビタミンB群(B1・2・6・12)、カルシウム、マグネシウム、DHAまで、心身ともに忙しい時期に摂りたい栄養がたっぷり。

さらに、高麗人参やナツメ、ショウガなどの自然由来の和漢素材も配合されており、産後の疲れやストレスケアを栄養面からサポートします。

母乳の材料となる葉酸や鉄分もオールインワンで摂ることができますよ。

また、この時期に飲むサプリは母乳を通じて赤ちゃんに届くものだからこそ、品質面も大切。mamacoは無添加にこだわり、国内GMP認定工場で製造されています。

授乳中の体調を整えながら母乳育児を続けたいと考えているママにとって、栄養面から支えてくれる心強いサポートといえるでしょう。

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公式サイト限定のお得な特別価格も用意しているので、無理なく母乳育児を続けたいママは、まずは気軽に試してみてくださいね。

混合・ミルク育児を検討する

母乳にこだわりすぎると、授乳そのものが大きなストレスになってしまう場合があります。ディーマーの症状がつらいときは、無理せずミルクを活用することも考えてみましょう。

ミルクを取り入れることで授乳回数を調整しやすくなり、体や心の負担を軽くできる可能性があります。赤ちゃんの栄養は、ミルクでも十分に補うことができます。自分と赤ちゃんの体調や生活に合った方法を選ぶことが大切です。

ミルク育児については次の記事で詳しく解説しています。選択肢を広げるためにも、ぜひチェックしてみてください。

ディーマーと上手に付き合う方法

ディーマーの症状に気づくと、「このまま授乳を続けて大丈夫なのだろうか」と不安に感じる方もいるかもしれません。症状のあらわれ方や続く期間には個人差がありますが、特徴を知っておくことで気持ちが少し楽になることもあります。

最後は、ディーマーと上手に付き合うための考え方や対処のポイントを紹介します。

ディーマーはいつまで続く?

ディーマーは、産後しばらく続くホルモンの変化と関係していると考えられています。そのため、授乳を続けるうちに症状が軽くなるケースもあり、数か月ほどで落ち着く方も少なくありません

ただし、症状の強さや頻度には個人差があり、授乳期間中ずっと不快感を感じる方も。不安が強いときは、産婦人科や助産師などの医療機関に相談してみましょう。

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「自分だけではない」と知ることが大切

ディーマーは、一般的にまだまだ認知度の低い症状ではありますが、同じような経験をしている方はほかにもいます。

ディーマーという現象を正しく知って、理由のわからない不快感の正体とうまく付き合う方法を考えましょう。また、一人で抱え込まず、必要に応じて周囲に相談することも大切です。

受診を考えたほうがいいケース

ディーマーは、症状のあらわれ方によっては別の原因が関係している可能性もあります。特に次のような症状や変化が現れた場合には、医療機関への受診を考えましょう。

強い落ち込みや不安が長く続く場合

ディーマーは通常、母乳が出る瞬間など授乳のタイミングに合わせて起こり、数分以内に落ち着くことが多いとされています。そのため、授乳が終わったあとも強い落ち込みや不安が長く続く場合は注意が必要です。

こうした症状が続くときは、産後うつなど別の原因が関係している可能性も考えられます。気になる症状がある場合は、一人で抱え込まず産婦人科や助産師に相談してみましょう。

授乳のつらさで育児に支障が出ている場合

ディーマーの不快感が強いと、授乳そのものが苦痛に感じてしまう場合もあります。

そんなときは、つらい状態のまま無理に母乳育児を続ける必要はありません。ミルク育児に切り替えるなど、授乳方法を変えることで負担が軽くなることもあります。

状況に応じて、医療機関や育児相談でアドバイスを受けることも可能です。一人で抱え込まず、周囲のサポートを頼ることが大切です。

授乳に関する悩みの相談先「母乳外来」については、次の記事を参考にしてみてください。

ディーマーは誰にでも起こり得る体の反応。一人で抱え込まずに相談を

ディーマーは、授乳のタイミングで気分の落ち込みや不快感があらわれる現象で、ホルモンの変化など体の仕組みが関係していると考えられています。

突然の感情の変化に戸惑い、「自分だけおかしいのでは」と不安になる方もいるかもしれません。しかし、ディーマーは特別な人だけに起こるものではなく、母乳育児をしている方なら誰でも経験する可能性があるもの。つらいと感じるときは、休息を取ったり授乳方法を見直したりしながら、無理をしないことが大切です。

また、ディーマーは、疲労やストレス、睡眠不足など心身のコンディションによって症状の感じ方が変わることもあるといわれています。赤ちゃんのお世話で、自分の食事や体調管理が後回しになっているなら、栄養面から体を整えることも一つの方法です。

ぜひ授乳期の栄養補給を支える産後サプリ「mamaco」を取り入れて、忙しい育児の中でも体調管理をサポートしてくださいね。

ディーマーの症状に悩んだときは、一人で抱え込まず周囲に頼ることが大切です。自分と赤ちゃんにとって無理のない方法を選びながら、安心して育児を続けていきましょう。

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