
更新日:2025/11/25
完ミにデメリットはある?母乳と迷ったときの考え方とどっちがいい?を解消!

完全ミルク(完ミ)にするか、母乳や混合で授乳を続けるかは、産後の多くのママが直面するテーマです。完ミはミルク(人工乳)だけで育てる方法で、母乳量や体調、生活リズムなど、さまざまな事情から選ばれています。
その一方で、「赤ちゃんに影響はある?」「デメリットが多いのでは?」と不安が生まれやすいのも事実です。
この記事では、完ミの特徴をデメリット・メリットの両面から整理し、自分と赤ちゃんに合った育児方法を判断しやすいようにまとめています。自分のペースで前に進めるきっかけになるよう、ぜひ参考にしてみてください。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生
産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー
"産後も栄養補給できていますか?”
栄養補給は産後も重要。しっかり栄養を接種しないと母乳が栄養不足になり赤ちゃんに影響を与える恐れも。食事から十分な栄養を摂るのはなかなか難しいので、サプリメントの併用をおすすめしています。
"産後のママのケアは後回しにしがちですよね”産後は、これまで経験のない身体の使い方が増えます。
しかし、なかなか自分の体調ケアまで手が回らないママも多いよう。mamacoの和漢成分は全身に向けられた効果があり、体調維持が期待できます。
完ミ(完全ミルク)のデメリット

完全ミルク(完ミ)は、母乳を与えずに粉ミルクや液体ミルクだけで育てる方法です。
母乳や混合と同じく、赤ちゃんと家族の状況に合わせて選べる育児方法のひとつであり、国のガイドラインでも必要に応じたミルク活用が認められています。
完ミを不安に感じる方が多いからこそ、まずはデメリットを知り、安心して選べるように整理していきましょう。
母乳と免疫成分が異なる
母乳には、赤ちゃんの体を守るための免疫グロブリンIgAやラクトフェリンといった成分が多く含まれています。これらは赤ちゃんの胃腸に届きやすい形で働き、感染症から守る役割を担っているとされています。
現在では、母乳の免疫成分を再現した粉ミルクも登場していますが、母乳特有の成分がすべて入っているわけではありません。そのため「免疫面が心配」と感じる方が多いのは自然なことです。
母乳の成分について詳しく知りたい方は、こちらのページも参考にしてください。
費用がかかる
完ミの場合、粉ミルク代に加えて、哺乳瓶・乳首・消毒グッズなどの道具を揃える必要があり、母乳育児よりもコストがかかる傾向があります。粉ミルクは月に数缶使う家庭が多く、赤ちゃんの月齢や飲む量によって出費が変わるのも特徴です。
また、乳首の買い替えや消毒液の補充など、小さな積み重ねが続くため「思ったよりお金が必要だった」と感じる方もいます。
ただ、まとめ買いや定期便の活用、必要な本数だけで使い回すなど、工夫次第で負担を軽くすることも可能です。費用面の特徴を知っておけば、家計とのバランスを取りながら安心して続けられます。
調乳・消毒などの手間がかかる

完ミ育児では、毎回の調乳や湯冷ましの準備、授乳後は哺乳瓶の洗浄・消毒という工程が欠かせません。とくに1日に何度も授乳する新生児期は、これらの作業が繰り返されるため「思った以上に手間がかかる」と感じる方も多いでしょう。
夜間の授乳では、眠いなかでお湯を沸かしたり温度を調整したりと、負担が大きくなりやすい場面もあります。また、外出先でも調乳スペースやお湯の確保が必要になり、準備がスムーズにいかないことがストレスにつながってしまうことも。
これらの負担の軽減方法については、こちらで詳しく紹介しています。
外出時の荷物が多くなる
完ミ育児では、外出のたびに哺乳瓶・粉ミルク・お湯・湯冷まし・冷ますための容器・消毒グッズなど、持ち歩くものがどうしても多くなります。
授乳用のお湯を確保できる場所が限られることもあり、「ちょっとした外出でも荷物が重い」「準備だけで疲れてしまう」と感じるママも少なくありません。
とくに短時間のおでかけでも、必要なものをすべて揃えるとなるとバッグがかさばり、動きにくさにつながることがあります。外出は気分転換になる大切な時間だからこそ、この荷物の多さが負担になりやすいといわれているのです。
ただし、キューブ型ミルクや液体ミルク、使い捨ての哺乳瓶などを活用すれば、持ち物をぐっと減らせます。
便秘・吐き戻しを起こしやすいことも
粉ミルクは母乳よりも消化に時間がかかるとされており、そのため腸の動きがゆっくりになり、便が硬くなりやすいといわれています。とくに新生児期はまだ腸の働きが未熟なため、排便のリズムが整わず「便秘ぎみかも」と感じる場面も出てくるでしょう。
赤ちゃんの便秘については、こちらの記事をどうぞ。
また、胃にミルクが残りやすいことで、お腹が張りやすく、吐き戻しにつながるケースも報告されています。
しかし、これらは個人差が大きく、ミルク育児でも問題なく過ごせる赤ちゃんも多いものです。気になるときは授乳量や乳首サイズを見直したり、こまめにゲップをさせるなどの工夫もできます。
完ミのデメリットをカバーする方法

デメリットを知ると、不安が大きくなる方も多いですよね。そこで、ここでは完ミで気になるデメリットをカバーする方法をより具体的に見ていきましょう。
対策方法を知っておけば、不安を軽減できますよ。
【免疫】予防と生活習慣で守る
完ミ育児では、母乳に含まれる免疫成分を完全に再現することはできませんが、日々の生活習慣を整えることで、赤ちゃんを守る力をしっかり補えます。まずは予防接種のスケジュールを確認し、月齢に合わせて受けられるものを計画的に進めましょう。
また、手洗い・換気・加湿など、家庭でできる衛生対策は感染予防に役立ちます。外出するときは、人混みを避けたり、滞在時間を短くするなど、環境を調整するだけでも負担を減らせます。
完ミだからといって過度に心配する必要はなく、こうした日常の工夫で赤ちゃんの健やかな成長をしっかり守っていけるのです。
【コスト】まとめ買いと道具で抑える
完ミ育児では、粉ミルクや道具の購入が続くため、少しでも負担を軽くする工夫を取り入れてみましょう。
粉ミルクは、ドラッグストアやECサイトの定期便・まとめ買いを活用すると単価が下がりやすく、買い忘れも防げます。また、哺乳瓶や乳首は月齢や使い方に合わせて「必要最小限の本数」で使い回すことで、余分な買い足しを避けられます。
さらに、耐久性があり長く使える道具を選ぶことで、買い替えの頻度を抑えることもできますよ。
小さな工夫を積み重ねるだけでも、完ミのコストは調整できます。家計と相談しながら、自分たちに合った続け方を見つけていきましょう。
【授乳の手間】時短グッズと手順でラクにする

調乳や洗浄など、ミルク育児にはどうしても手間がつきものですが、道具や手順を工夫することで負担を大きく減らせます。
たとえば調乳ポットやウォーターサーバーを使えば、いつでも適温のお湯が用意でき、夜間の調乳がスムーズになります。眠い時間帯に作業を減らすために、液体ミルクを夜間専用として常備するのもおすすめです。
また、夫婦で夜間の授乳シフトを決めて交代しながら進めると、ママだけに負担が偏らず、体調管理がしやすくなります。完ミの手間はゼロにはできませんが、こうした小さな工夫を取り入れることで、毎日の授乳がぐっとラクになります。
【外出】ミニマムセットで動きやすくする
完ミでの外出は、どうしても荷物が増えがちですが、持ち物をコンパクトにする工夫で調整ができます。
まず、キューブ型やスティック型の粉ミルクは計量の手間がなく、バッグの中で場所をとらないため外出用に便利です。また、使い捨ての哺乳瓶や乳首を携帯しておけば、洗浄や消毒の手間がなく、急な授乳にも落ち着いて対応できます。
さらに、液体ミルクを外出用の保険として1本入れておくと、お湯が手に入らない場所でも安心です。必要なものをミニマムに整えるだけで、おでかけのハードルは大きく下がりますよ。
気分転換にもなる外の時間を、無理なく楽しめるようにしていきましょう。
【便秘・吐き戻し】焦らず様子を見て調整する
完ミ育児では、便秘や吐き戻しが気になる時期が出てくることがありますが、多くは成長の過程で見られる変化です。
まずは、乳首のサイズや授乳量、抱っこの角度など、授乳環境を少し見直してみると、赤ちゃんの負担が軽くなります。また、飲んだあとにこまめにゲップをさせることで、胃の張りや吐き戻しを防げます。
それでも気になる場合は、早めに小児科や助産師へ相談しましょう。赤ちゃんの体調には個人差があるため、「焦らず、様子を見ながら調整する」という姿勢が大切です。
無理をせず、必要なときに専門家の力を借りることで、より安心して完ミ育児を続けられますよ。
完ミにはメリットもたくさん!

完ミには、育児を進めやすくするメリットもたくさんあります。赤ちゃんの様子を見ながら量を調整しやすかったり、パートナーと分担しやすかったりと、日々の負担を軽くしてくれる面も多いのです。
ここからは、完ミだからこそ得られるメリットを具体的に見ていきましょう。
栄養設計が安定している
粉ミルクは、赤ちゃんに必要な栄養がバランスよく含まれるように設計されています。そのため、どのタイミングでも一定の栄養を届けられるのが大きな特徴です。
母乳はママの体調や食事によって成分がゆるやかに変化します。そのため、食事制限や水分管理に神経質になってしまうママも。しかし粉ミルクは毎回ほぼ同じ内容で作れるため、「きちんと栄養が足りているか心配」といった心配を減らせるでしょう。
また、月齢や成長に合わせて選べる種類が豊富で、飲む量・発達に応じて調整しやすい点も魅力です。
量が見えるから調整しやすい
完ミ育児では、赤ちゃんがどれだけ飲んだかを数字で把握できるため、1回量や1日のトータル量の管理がしやすくなります。
とくに新生児期は「ちゃんと飲めているかな?」と不安になりやすい時期ですが、見える形で確認できることで安心につながります。さらに、体重の増え方や機嫌、生活リズムに合わせて量を微調整しやすいのもメリットです。
赤ちゃんに合わせた授乳をしやすい点は、完ミならではの育てやすさといえます。
パートナーと分担しやすい

粉ミルクや液体ミルクは作り方が決まっているため、誰が担当しても同じ手順で授乳できるのも魅力です。ママだけが授乳を担わなくてよい分、夜間や外出時など、生活のさまざまな場面でパートナーと役割を共有しやすくなります。
「少しだけ休みたい」「ママだけ外出する予定がある」といったときにも、安心して任せられる体制がつくれるのは、完ミ育児ならではのメリットです。また、ママが休む時間を確保しやすくなることで、体調管理や心のゆとりにもつながりますよ。
家族で支え合いながら進めていける環境を整えられる点は、日々の育児を続けやすくする大切なポイントといえます。
ママの体調や薬との両立がしやすい
完ミは、ママの体調や通院の予定に左右されにくい授乳方法ともいえます。
ママが風邪や発熱など体調不良のときでも授乳の負担が軽くなり、乳腺炎や乳首の痛みを避けられる点も安心材料のひとつです。
さらに、持病がある方の場合は、薬の影響を気にしすぎず治療を優先しやすいことも大きなメリットになります。
スケジュールや生活リズムを整えやすい
完ミは授乳タイミングをある程度決めやすく、1日の流れがつかみやすい点も大きなメリットです。
次の授乳までの間隔を把握しやすいので、生活リズムを整えたい時期にも役立ちます。外出や通院などの予定を立てやすいのも嬉しいですね。
家庭全体のペースを整えながら育児を続けたい方にとって、完ミは生活と育児のバランスを取りやすい授乳方法といえるのです。
完ミにはこれらのメリットもたくさんあり、母乳で育てた場合と大きな差は無いとされています。母乳とミルクで育った子の違いについて気になる方は、こちらも参考にしてください。
完全ミルク(完ミ)と母乳で迷ったら?

授乳方法を選ぶときは、赤ちゃんの様子だけでなく、ママの体調や家庭の状況も大切です。どちらが正しい、どちらが優れているということではなく、家族が無理なく続けられる方法を選ぶことが一番の安心につながります。
ここでは、完ミを検討するときに知っておきたいポイントをまとめました。
まずはどちらの選択も正しいと知る
授乳の方法は、母乳・混合・完ミのどれを選んでも間違いではありません。赤ちゃんの成長やママの体調、家族のサポート体制によって、続けやすい形がその都度変わることは当然のことです。
産後は予想外の体調不良や忙しさもあり、「今の自分に合う方法」は日々変わります。途中で母乳から完ミに切り替えたり、混合に戻したりしても問題はありません。
無理に一つの方法にこだわらず、赤ちゃんと家族が落ち着いて過ごせる形を選ぶことが、育児を続けるうえで何より大切です。
迷った時の判断方法
授乳方法に迷ったときは、「いまの自分と赤ちゃんにとって無理がないか」を基準に考えると選びやすくなります。まずは、授乳による心身の負担を確かめましょう。
今の自分と赤ちゃんの状態について、次のチェックリストに当てはまるかを見てみてください。
◆完ミを検討したい時のチェックリスト
- 体調やメンタルの負担が続き、授乳がつらいと感じる
- 生活リズムが整いにくく、夜間の授乳で休めていない
- 赤ちゃんの授乳量や体重の増え方が気になり、量を把握したい
- パートナーや家族のサポートが限られている
ひとつでも当てはまる項目があれば、ミルク育児を取り入れることで生活がラクになる可能性があります。「母乳でないといけない」という決まりはなく、自分と赤ちゃんが穏やかに過ごせる選択が、結果的にいちばん良い形につながりますよ。
やっぱり母乳をがんばりたい!と思ったら

チェックリストを見て、「やっぱり母乳を続けたい」と思う方もいると思います。授乳は体力も気持ちも使うため、続けると決めたあとは、ママ自身の負担をどう軽くするかが大切になります。
完璧でなくて良いので、無理のない形で続けられる工夫を探してみましょう。
母乳を続けるには、ママの体が消耗しやすく、栄養が不足しがちになることもあります。食事だけで整えようと思うと負担が大きくなるため、「必要な栄養をサプリで補う」という方法を取り入れておくと安心です。
産後・授乳期サプリのmamaco(ママコ)は、そんな母乳育児を続けたいママの気持ちを支えるために作られたオールインワン設計です。
- 母乳の材料になる葉酸・鉄分・カルシウム
- 赤ちゃんの発達に欠かせないDHA
- 骨の成長に役立つビタミンD
などをバランスよく配合し、授乳期に必要な20種類以上の栄養素をまとめてサポートします。
さらに、産後特有の疲労感や落ち込みに寄り添うため、高麗人参・ナツメ・陳皮などの和漢素材をプラス。

忙しい毎日のなかで、「気持ちは続けたいのに、体がついてこない…」という場面にもやさしく寄り添います。
- GMP認定工場での製造
- 6つの無添加
- 16項目の安全性試験クリア
という徹底した品質管理体制もmamacoならでは。赤ちゃんに直接届くものだからこそ、信頼して選べるつくりになっています。

母乳を続けるかどうかは、ママがどうしたいかがいちばん大切です。負担を少し減らす工夫として、ぜひmamacoを味方につけてみませんか?
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医師や助産師に相談する
完ミか母乳かで迷ったり、不安が重なったりしたときは、ひとりで抱え込まず専門家に相談しましょう。搾乳の続け方や混合への切り替え方、量やリズムの判断など、プロの視点で今の状況に合う方法を具体的に提案してもらえます。
また、気になっていることを言葉にして伝えるだけでも、気持ちが整理されて選択に自信が持てるようになります。
産後は心も体も揺らぎやすいため、相談するという行動が安心につながり、赤ちゃんにもママにも心地よい形を見つけるきっかけになりますよ。
完ミにはデメリットもメリットもある!自分に合った方法を選ぼう

完ミには、費用や手間などのデメリットがある一方で、量の管理がしやすい、家族で分担できる、ママの体調に合わせやすいといった大きなメリットもあります。
どちらが正しいというものではなく、赤ちゃんと家庭の状況に合わせて選べる方法が複数あることが、育児の心強さにつながります。迷ったときは、体調・生活リズム・サポート体制を改めて見直してみましょう。
どの方法であっても、赤ちゃんを思って悩み、考えているその姿勢がすでにすばらしい育児。だからこそ、産後のママの体を栄養面で支えるサプリ「mamaco」も取り入れながら、無理なく子育てを進めていきましょう。
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