更新日:2024/10/24
【保存版】妊娠中の動悸の原因とは?苦しいときの対処法や今からできる予防法も一挙紹介!
「急に動悸がする原因は?」「息苦しい時の対処法は?」と不安になる妊婦さんは多いですよね。
動悸は妊娠中に起こる自然な現象で、過度に心配する必要はありません。とはいえ、突然苦しくなると怖いし心配になるもの。
この記事では、妊娠中の動悸の原因や、病院の受診の目安、対処法などを一挙紹介します。さらに、今からできる動悸の予防方法についても解説しているので、参考にしてくださいね。
妊娠中の動悸の原因についてすぐに知りたい方は、こちらからジャンプできますよ。
この記事に登場する専門家
WEBライター 佐野春佳
絶賛妊娠中のWEBライター。大学院では神経生物学を専攻。大好きなマラソンと妊活をどう両立するか、日々模索中です。論文を基に、関連する最新の研究や知見をわかりやすく伝えます!
妊娠中の動悸はマイナートラブルの1つ
妊娠中の動悸は、妊婦さんのマイナートラブルの1つです。
妊娠が進むにつれておこる自然な生理現象で、基本的に赤ちゃんに影響はないと言われています。
しかし、症状がひどい場合や、安静にしてもおさまらない場合は病院に相談しましょう。
動悸の原因はさまざまなので1つずつ確認してみましょう。
妊婦さんによくあるマイナートラブルについては、こちらのコラムでも紹介しています。
妊娠後期のマイナートラブル8選!原因と予防法、対策を知って辛い症状を乗り越えよう
妊娠後期には、子宮が大きくなることやホルモンの影響などが原因でマイナートラブルが起こりやすい時期です。妊娠後期に起こりやすいマイナートラブルは腰痛、便秘、こむら返り、むくみ、胸やけ、眠気やだるさ、頻尿・尿漏れ、動悸の8つがあります。これらの原因と予防法・対策について詳しく解説します。
妊娠中に動悸がする原因
妊娠中に動悸が起きる原因はさまざまです。
代表的な原因としては、以下の6つが挙げられます。
- ホルモンバランスの変化
- 血液量の増加による心臓の負荷の高まり
- 子宮による臓器の圧迫
- 貧血
- ストレス
- 薬の副作用
同じ動悸の症状でも、妊娠初期〜妊娠後期の各段階で考えられる原因が異なる点には注意が必要です。
それでは順番に見ていきましょう。
原因1:ホルモンバランスが変化するため
動悸が起こる原因の1つは、ホルモンバランスの変化です。
妊娠中に分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と呼ばれるホルモンは、自律神経に作用します。
自律神経とは交感神経と副交感神経からなる神経系の分類の1つです。
心拍数と深い関係があり、交感神経の働きが強まると、
- 血圧の上昇
- 心拍数の増加
- 筋肉が強張る
などの変化が現れ体が緊張状態になります。
これらが動悸を誘発するため、
妊婦さんの動悸はプロゲステロンの影響による自律神経の乱れが要因の1つと考えられています。
特に妊娠初期はプロゲステロンの分泌が急激に増加するため、ホルモン量の変化に体が対応できずに症状が現れることが多いようです。
原因2:血液量の増加で心臓への負担が高まるため
妊娠中は赤ちゃんに栄養や酸素を運ぶため、血液の総量が増加します。
通常よりも多くの血液を全身に送り出す必要があるため、心臓のポンプ機能に負担がかかるのです。
その結果、階段を上るなどの日常動作でも動悸が起きやすくなります。
妊娠前にマラソンなどに取り組み強い心臓を持っていたママでも、妊娠中は心拍数が上がりやすくなるので油断は禁物です。
原因3:子宮が大きくなり臓器を圧迫するため
赤ちゃんが成長するにつれて子宮もどんどん大きくなっていきます。
大きな子宮が横隔膜(胸とお腹の間にある筋肉)を押し上げることで肺や心臓が圧迫され、息苦しさや動悸が起きやすくなります。
特に赤ちゃんが大きく成長する妊娠後期は要注意です。
中には、トイレに行くだけなのに動悸がして辛いという妊婦さんも。
反対に、臨月に近づくと赤ちゃんが骨盤の方に下りてくるため肺や心臓の圧迫が減り、動悸や息切れの症状が緩和されることも多いようです。
原因4:貧血になりやすいため
貧血は息切れやめまい、動悸の原因の1つです。
これらの症状は、全身に酸素が十分に行き渡らないために起こるといわれてます。
妊娠中は、下記の理由から貧血になりやすいため注意が必要です。
- 血液の総量の増加に対し、赤血球の産生が追いつかないため
- 鉄分が赤ちゃんに優先的に供給されるため
妊娠中は通常よりも多くの血液が必要です。
しかし、増加した血液量に赤血球の産生スピードが追いつかないことが多いため、貧血の症状が現れやすくなります。
また、ママが摂取した鉄分はお腹の赤ちゃんに優先的に運ばれるため、ママは貧血のリスクが高くなりがちなことも一因です。
貧血はママの動悸以外に、赤ちゃんにも影響を及ぼします。
詳しくはこちらのコラムで紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
【助産師執筆】妊娠中の貧血はどんな影響がある?
妊娠中に多くのママさんが経験する貧血。その原因と貧血になった場合の赤ちゃんへの影響だけでなく、貧血にならないための予防法までみっちり記載しました。貧血対策としてぜひ参考にしてみてくださいね!
原因5:ストレスが溜まりやすいため
ストレスも動悸の原因になり得ます。
大きなストレスがかかったり、日頃のストレスが蓄積されたりすると、
- 自律神経が乱れる
- 不安や緊張状態になる
などの変化が引き起こされます。
その結果、胸がドキドキする、息が苦しい、動悸で寝れないなどの症状が現れるのです。
妊娠中はこれまでできていたことが難しくなったり、将来が不安になったりとストレスが多くなりやすい時期。
ストレスは動悸以外にもさまざまなトラブルの要因になるので、上手く解消することが大切です。
原因6:薬の副作用のため
薬の副作用が原因で動悸が起こる場合もあります。
例えば、切迫早産への対処として病院で処方される薬には、
- 動悸
- 頻脈
- 不整脈
などの副作用が起こるものがあります。
薬を飲み始めてから動悸がするようになったなど、薬の副作用が疑われるときは医師に相談しましょう。
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こんな症状の時は病院へ!
妊娠中の動悸は、体の変化に伴う生理現象の1つです。
しかし、下記のような症状がある場合は病院を受診しましょう。
・何もないときでも胸がドキドキする
・動悸が強く、安静にしてもおさまらない
・日に日に症状が悪くなる
・冷や汗が出る
症状がひどい時は自己判断で放置せず、医療機関で診断してもらうことが大切です。
動悸がおさまらないときの対処法と予防法
動悸で寝れない、息苦しいととても不安になりますよね。
妊娠中の自然な症状とはいえ、急に胸がドキドキすると誰でも驚きます。
ここでは動悸が起きたときの対処法と、動悸を起こさないための予防法について解説します。
妊娠中の動悸の対処法
ここでは、「急に動悸が起きた時はどうすればいいの?」「どのようにして対処するの?」というときの対策を紹介します。
基本的には、異変を感じたらすぐに休むことが大切です。
慌てず落ち着いて、動悸が治まるのを待ちましょう。
対処法1:異変を感じたらすぐに休む
突然の動悸や、動悸の予兆を感じたらすぐに休むことが大切です。
めまいや息切れなど「ちょっと変だな」と感じたときも、横になったり、静かに座ったりしてリラックスしましょう。
日常生活の中でこまめに休憩するなど、体を疲れさせないようにする工夫があるといいですね。
対処法2:深呼吸して落ち着く
突然の動悸では、まずは深呼吸して落ち着きましょう。
急に胸がドキドキすると誰しも驚いてしまうもの。
しかし、突然の動悸で怖くなったり焦ったりしてしまうと、余計に症状が酷くなることも。
焦らず、ゆっくりと大きく息を吸って、ゆっくり吐きましょう。
動悸だけでなく、息苦しさや胸が詰まるような感じがするときも深呼吸して、心を落ち着けることが症状の緩和に役立ちます。
妊娠中の動悸の予防
動悸が起きないようにするためには、何に気をつければいいのでしょうか。
ポイントは、動悸につながる原因を作らないこと。
動悸にはさまざまな原因があるので、予防としてできることも多いといえます。
ここでは、代表的な予防法についてチェックしてみましょう。
予防法1:貧血を予防、改善する
貧血の予防と改善は、動悸を防ぐために重要な観点です。
貧血は息切れやめまいだけでなく、動悸の原因にもなり得ます。
妊娠中は血液量の増加に対して造血スピードが追いつかないことや、赤ちゃんに鉄分を供給する必要があるため、ママは鉄分が不足しがち。
そのため貧血の回避には、鉄と「造血のビタミン」とも呼ばれる葉酸の供給が重要です。
具体的には、
- 鉄分や葉酸を意識した食事を摂る
- サプリメントから鉄分や葉酸を摂る
などの対策が挙げられます。
妊娠中に必要な鉄分や葉酸がしっかりと摂れるサプリメントはこちらで紹介しています。
貧血対策は、動悸の予防としてすぐに始められるのでおすすめですよ。
下記のコラムでは、妊娠中の葉酸の重要性について解説しています。
【助産師監修】妊娠初期に葉酸を飲まなかったけど大丈夫?赤ちゃんへの影響と今から摂ったほうがいいのかも解説!
妊娠初期に葉酸を飲まなかったらどうなるの?この記事では「葉酸が必要なんて知らなかった」「妊娠に気がついたのが遅くて飲んでいない」という方に向けて、葉酸を摂らないと赤ちゃんにどのような影響があるのか、今からでも摂るべきかなどを解説します。葉酸の重要性や葉酸が多く含まれている食べ物もわかりますよ!
予防法2:リラックスしてストレスを溜めないようにする
動悸の予防のためには、リラックスしてストレスをためないようにしましょう。
ストレス自体が血圧を高めるほか、動悸や息切れの原因になります。
とはいえ、妊娠中のママは赤ちゃんや自分のこと、家族関係などさまざまなことが気になるもの。
また、ランニングや登山など体を動かすことが好きな妊婦さんの場合、妊娠中は制限が多くてストレスになることもありますよね。
例えば、激しい運動以外のリラックス方法としては、
- お笑い番組やコメディ映画をみて思いっきり笑う
- 感動する映画やドラマで涙を流す
- 家族や友達とおしゃべりして、楽しい時間を過ごす
など、泣いたり笑ったりすることも、不安やモヤモヤを軽減するのに有効です。
1週間に1回でもいいので「面白い!」「感動する!」「楽しい!」と感じる時間を持ってみましょう。
ストレスをためず心を元気に保つことが、動悸の予防に繋がりますよ。
予防法3:医師に相談する
薬の副作用が疑われる場合は、医師に相談することも大切です。
今まで何ともなかったのに薬を飲み始めてから
- 息苦しさがある
- 動悸がする
- 脈が早くなった
などの症状がある場合は薬の影響が考えられます。
無理をしたり自己判断したりせずに、専門家の指示を仰ぎましょう。
また自治体によっては、医師や助産師による妊婦さんのためのオンライン相談などを行っています。
病院が遠い、受診するまでもないけど気になることがある、仕事で病院に行く時間が取りにくいという人におすすめです。
予防法4:適度に運動する
適度な運動も動悸の予防に有効です。
適度に体を動かすことで、
- 体力が向上し疲れにくくなる
- 少ない酸素でも効率よく動けるようになる
などの効果が期待できます。
そのため、少しずつでも運動し体力をつけることが動悸の予防に役立ちますよ。
妊娠中の運動は、
- ウォーキング
- マタニティスイミング
- マタニティヨガ
などがいいでしょう。
もちろん、体調がいいときに無理のない範囲で行うことが大前提です。
また、妊娠中は、動悸のほかにもさまざまなマイナートラブルに悩まされている妊婦さんも多いでしょう。
便秘などのお腹のトラブルや貧血など、毎日の体調管理が大変ですよね。
次の項目では、そんな妊婦さんにおすすめのサプリメントを紹介します。
妊娠中のマイナートラブル予防にはmamaruがおすすめ
妊娠中の動悸をはじめとしたマイナートラブル対策には、妊婦さんのために作られたサプリ「mamaru」がおすすめです。
妊婦さんは動悸だけでなく、貧血や便秘なども悩みの種。
mamaruは、妊娠中に多くみられるマイナートラブルの予防に役立つ成分をたっぷりと配合しています。
mamaruが選ばれる理由を1つずつ見ていきましょう。
鉄と葉酸配合で貧血を予防
mamaruは、妊娠中に必要な鉄と葉酸をたっぷりと配合しています。
特に鉄分は、体への吸収率が高いブレンドヘム鉄を採用しているので、貧血になりがちなママをしっかりサポート。
厚生労働省が妊娠中に推奨している葉酸量400μgも、過不足なく摂ることができますよ。
貧血は多くのママが悩まされているトラブルの1つで、
- 動悸やめまい
- 息切れ
- 疲労感
などさまざまな症状を引き起こします。
さらに、放っておくと出産時の輸血が必要になる場合もあるため、関連症状や異変に気づいたらすぐに鉄や葉酸を補給するなど対処することが大切です。
鉄分、葉酸をしっかり摂取し、貧血を予防することで、動悸などの不快な症状を回避できますよ。
乳酸菌配合でお腹のトラブルにアプローチ
乳酸菌配合で菌活ができる点は、mamaruの最大の特徴です。
妊娠中はなにかとお腹のトラブルが多いですよね。
mamaruには、3種類の乳酸菌とタンパク質の一種であるラクトフェリンが含まれているため、腸内環境のケアが可能。お腹のトラブルにアプローチできます。
さらに、食物繊維が配合されているのも、便秘で悩むママには嬉しいポイントです。
乳酸菌や食物繊維などを配合し、お腹のトラブルを助けてくれる妊婦さん向けのサプリメントはmamaruが史上初。
ぜひ妊娠中のお守りとして活用してくださいね。
妊婦さんの便秘については、こちらのコラムが参考になりますよ。
妊婦は便秘になりやすい?妊婦を困らせる便秘の原因と改善方法を解説【薬剤師執筆】
妊娠中はホルモンバランスの変化や食生活と運動量の変化等、様々な理由から便秘になります。妊娠中でもできる便秘対策も合わせて紹介します。
小粒のサプリだから手軽に栄養が補える
小粒で飲みやすい点も、mamaruならではのポイントの1つです。
mamaruはつわり中の妊婦さんでも飲みやすいように、業界最小サイズの粒を実現。
また、動悸や息切れ、めまいなどの症状があると買い物や料理が億劫になりますよね。
妊娠中は、栄養バランスのいい食事がとても大事と分かってはいるものの、マイナートラブルが多いとうまく行動できないのが現実です。
そんなとき、食事に合わせてmamaruを飲めば手軽に必要な栄養を補えるのでおすすめです。
「今日はしんどくて栄養バランスが考えられなかった」「食後に動悸が起きるから食べるのが不安…」という時でも、必要な栄養がしっかりと摂れるようにママをサポートします。
マイナートラブル予防とママの元気のために、妊娠中はmamaruでたっぷりの栄養をチャージしましょう!
妊娠中の動悸の原因はさまざま。心配なら医師に相談を!
妊婦さんの動悸は、妊娠経過で自然におこる生理現象です。
基本的に赤ちゃんへの悪影響はないとされていますが、
- 安静にしても治らない
- 日増しに悪くなる
- 冷や汗が出る
などの場合は医療機関を受診しましょう。
動悸の原因はさまざまで、主に下記の6つが挙げられます。
- ホルモンバランスの変化
- 血液量の増加による心臓への負担の増大
- 肥大した子宮による臓器の圧迫
- 貧血
- ストレス
- 薬の副作用
ポイントは、妊娠初期〜妊娠後期のどの時期でも起こり得ることです。
動悸が起きたときは「安静」と「リラックス」が重要です。
急な息苦しさで慌てたりパニックになったりすると、症状が悪化する恐れがありす。
まずは楽な姿勢になり、深呼吸して落ち着くことを第一に考えましょう。
動悸は原因がさまざまである分、予防策も多くあります。
例えば、
- 貧血の予防や改善
- リラックスしてストレスを解消する
- 医師に相談する
- 適度に運動する
などが挙げられます。
日常生活で取り組めるものが多いため、日頃から意識して生活するといいでしょう。
妊娠中のマイナートラブル対策には、mamaruがおすすめです。
- 1鉄と葉酸をしっかり配合しているので、貧血予防に役立つ
- 2約250億個の乳酸菌がお腹の元気をサポート
- 3小粒で手軽に栄養が補給できる
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人生でそう多くない妊娠期間。せっかくだから楽しいマタニティライフを送りたいですよね。
快適な妊娠生活の実現のために、ぜひmamaruをお役立てください。
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