
更新日:2025/11/27
母乳が出ない…いつまで頑張るべき?赤ちゃんとママに合った授乳方法の選び方を解説

母乳が思うように出ないと、「いつまで続ければいいのかな」「このままで大丈夫かな」と不安になることがありますよね。授乳は毎日のことだからこそ、迷いやプレッシャーを抱えてしまう方は多く、一人で答えを出すのは簡単ではありません。
しかし、母乳の出方や授乳のペースは本当に人それぞれで、 こうしなければいけないという決まりはありません。大切なのは、赤ちゃんの様子とママ自身の体と気持ちが安心できるかどうか。
この記事では、母乳が出ないと感じたときの考え方や、続けたい場合のポイント、ミルクを取り入れる判断などをわかりやすくまとめています。あなたと赤ちゃんに合った形を一緒に探していきましょう。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生
産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー
"産後も栄養補給できていますか?”
栄養補給は産後も重要。しっかり栄養を接種しないと母乳が栄養不足になり赤ちゃんに影響を与える恐れも。食事から十分な栄養を摂るのはなかなか難しいので、サプリメントの併用をおすすめしています。
"産後のママのケアは後回しにしがちですよね”産後は、これまで経験のない身体の使い方が増えます。
しかし、なかなか自分の体調ケアまで手が回らないママも多いよう。mamacoの和漢成分は全身に向けられた効果があり、体調維持が期待できます。
母乳が出ないときは、いつまで頑張ればいいの?

母乳に「何ヶ月まで続けるべき」という決まりはなく、やめるタイミングは人それぞれです。大切なのは、月齢ではなく、今の生活と気持ちがどうかという点になります。
産後すぐに母乳が軌道に乗る方もいれば、ゆっくり整っていく方もいます。誰かと比べず、まずは赤ちゃんと自分の様子を目安にして大丈夫です。
もし疲れが積み重なっていたり、涙が増えたり、授乳の時間が負担に感じられるようになったら、授乳方法を見直してよいサインです。無理をして続ける必要はありません。
赤ちゃんと自分が安心して過ごせる方法を選ぶことが、いちばん安心の育児につながりますよ。
母乳が出ない原因と対策方法

母乳の出方は体質だけでなく、産後のホルモン変化や授乳のリズム、心と体の状態によっても左右されます。そのため、まずは「自分だけの悩みではない」と知ることが大切です。
ここでは、よくある原因と、今日からできる対策を見ていきましょう。
ホルモンバランスの変化|焦らず専門家に相談
出産後はホルモンの変化がとても大きく、母乳が安定するまでに時間がかかることがあります。産後すぐにしっかり出る方もいれば、数週間かけて少しずつ整っていく方もいて、そのペースは本当に人それぞれです。
帝王切開だった場合や、お産の経過によっても立ち上がり方に差が出るため、「出ない=自分のせい」と思う必要はありません。
授乳が軌道に乗るまで不安を感じるときは、助産師さんに授乳のコツや心配事を相談するだけで、驚くほど楽になることもあります。焦らずに経過を見守りながら、専門家のサポートを受けて、自分の体と赤ちゃんに合った授乳スタイルを探していきましょう。
授乳の回数やタイミング|無理せず授乳リズムを整える
授乳の回数やタイミングも、母乳分泌に影響しやすいポイントです。
確かに、赤ちゃんが吸う刺激が増えると分泌は促されますが、「頻回授乳をしないと出なくなる」というわけではありません。特に産後の生活は睡眠不足や疲れが重なりやすいため、授乳だけにすべての時間を費やすのは現実的ではない日もあります。
大切なのは、ママの体力と気持ちが保てるリズムで続けることです。たとえば、余裕のある時間帯は授乳して、夜間やつらいときはミルクを併用するなど、無理のないバランスを取るほうが結果的に続けやすくなります。
完璧を求める必要はありません。赤ちゃんと自分にとって良いペースを見つけていきましょう。
ママの疲れやストレス|休息・栄養補給・気持ちのケア
産後のママは睡眠不足になりやすく、家事や育児が重なることでストレスが積み重なりやすくなります。
こうした心身の負担は、母乳分泌に影響することがあり、「出さなきゃ」「もっと頑張らないと」と思うほど気持ちが張りつめてしまうこともあります。実は、その強いプレッシャーこそが逆効果になってしまう場面も少なくありません。
まずは、休めるタイミングでしっかり休むことが一番。家族やパートナーにお願いできることは遠慮せず頼ってください。「ひとりで全部」をやめるだけで、体も心もふっと軽くなり、授乳との向き合い方が変わっていきます。
また、食事も完璧を目指す必要はなく、手軽に食べられるもので栄養を少しでも補えれば十分。足りない分を簡単に補えるサポートアイテムも上手に活用しながら、自分を労わってあげてくださいね。
母乳育児のサポートアイテム「mamaco」

産後は母乳のために栄養をしっかり摂りたい気持ちがあっても、手の込んだものを作る時間も余裕もないもの。そんな場面で頼れるのが、授乳期専用に作られたオールインワンサプリ「mamaco」です。
mamacoは産婦人科医が監修し、授乳期に必要なビタミン・ミネラル・鉄・葉酸・カルシウムにくわえて、赤ちゃんの発達に関わるDHAやビタミンDなどもバランスよく配合。

「食事だけでは摂りきれない栄養を手軽に補いたい」という産後のママをサポートしてくれます。
また、高麗人参やナツメなどの和漢成分も含まれ、産後の疲れやストレスケアにも役立ちますよ。

さらに、育児中のママが多く利用する情報アプリ「ママリ」で行われた口コミ大賞で受賞しており、先輩ママからの信頼も集めています。

無添加・国内GMP認定工場で製造されている点も、安心して続けられる理由のひとつです。
スギ薬局やアカチャンホンポなど身近なお店でも取り扱いがありますが、忙しい産後は外出がむずかしいこともありますよね。公式サイトならウェブ限定の特別価格で始められ、買い忘れを防げる定期便も選べます。
「食事だけでは栄養が心配」「母乳育児を支える習慣をつくりたい」と感じるママは、毎日の生活にmamacoをプラス!簡単に始められる新習慣をぜひ取り入れてみてくださいね。
赤ちゃんの吸う力や抱き方|授乳姿勢の工夫やサポート
赤ちゃんの吸う力や、くわえ方・抱き方のクセによっては、うまく吸えず母乳が出にくく感じることがあります。
とくに出産直後は、赤ちゃん自身もまだ飲む練習の途中。上手に吸えたり吸えなかったりを繰り返しながら、少しずつコツをつかんでいきます。
しかし、毎回うまくいかないと「私のおっぱいの出が悪いのかな…」と不安になることもありますよね。そんなときは、抱き方や授乳姿勢を一度専門家に見てもらうだけでも、赤ちゃんが飲みやすくなることがあります。
母乳外来では、ポジションの調整や吸いつき方のチェックなど、実際の抱き方に合わせて細かいアドバイスを受けられます。無理に自己流で頑張りすぎず、頼れるサポートを上手に取り入れてみてくださいね。
授乳中の姿勢や抱き方について具体的に知りたい方は、次のページも参考にしてください。
母乳が出ないときはミルクを使っても大丈夫

母乳が思うように出ないと、「ミルクを足してもいいのかな?」と迷う方もいるでしょう。しかし、母乳かミルクかという選び方に正解はなく、赤ちゃんが安心して飲めて、ママの体と気持ちが守られる方法ならどれでも大丈夫です。
最近では、母乳とミルクを組み合わせる家庭も増えており、負担を減らしながら授乳を続ける形も広がっています。ここからは、母乳とミルクの違いや、混合・完全ミルク育児のメリットを見ていきましょう。
母乳とミルクの違い
母乳とミルクは成分に違いはありますが、どちらも赤ちゃんが成長するために必要な栄養をしっかり届けられる点は同じです。
母乳にはママからの免疫成分が含まれ、ミルクは栄養バランスが安定しているなど両者にメリットがあります。
授乳には生活リズムや気持ちのゆとりも大切です。赤ちゃんが落ち着いて飲めて、ママの体がしんどくなりすぎない方法ならどれでも問題ありません。
母乳とミルクでの成長の違いについてさらに詳しく知りたい方は、次のページも参考にしてください。
混合育児・完全ミルク育児のメリット

混合育児や完全ミルク育児には、赤ちゃんとママの負担を減らせるメリットがいくつもあります。
- 授乳量がわかりやすく、赤ちゃんが必要な量をしっかり飲める
- 家族と授乳を分担できる
ミルクを取り入れることで「足りているのかな?」という不安が和らぎ、赤ちゃんの満足感にもつながります。
さらに、授乳をすべてママが抱え込まなくてよいため、夜間やしんどい時間帯だけミルクにするなど、柔軟に調整しやすいことも大きなポイント。ママの体力を守り、休息や睡眠を確保することにもつながります。
「母乳じゃなきゃ」と思う気持ちが強いと迷いやすい場面ですが、ミルクを取り入れることは、赤ちゃんとママのどちらにもプラスに働くのです。
SNSや周りの声に左右されるのはNG
授乳に関する情報はSNSや身近な声からもたくさん入ってきますが、「母乳育児こそ正解」という雰囲気に振り回される必要はありません。
母乳の出方や授乳スタイルは、体質や生活環境、産後の状態によって大きく個人差があるもの。ネットの体験談は、その人の背景があって成立したひとつの例にすぎません。
他の誰かの成功例や意見と比べるより、いま目の前にいる赤ちゃんと、自分の体や気持ちに目を向けるほうがずっと健やかに過ごせます。周りの声に迷ったときほど、「わたしたちのペースでいい」と思い出してくださいね。
母乳が出ないとき、無理に続けるリスク

母乳を続けたい気持ちがあっても、体や心がつらいまま頑張り続けると、毎日の負担が積み重なって心身のバランスを崩してしまうことがあります。
ここでは、無理を続けたときに起こりやすいリスクを整理しながら、安心して育児を続けるヒントをお伝えします。
ママの心の余裕がなくなる
母乳が思うように出ない状態が続くと、「もっと頑張らなきゃ」「出さなきゃ」という気持ちばかりが強くなり、心の余裕が少しずつ削られてしまいます。
本当は頑張っているのに、自分を責めてしまったり、涙が出やすくなったりと、気持ちが大きく揺れやすくなることもあります。
また、授乳がプレッシャーに感じてしまうと、育児全体に影響することも。赤ちゃんとの時間を楽しみたいのに、不安が先に立ってしまう状態が続くと産後うつにつながるケースも考えられます。
つらくなる前に、休んだり、ミルクを取り入れたり、周りを頼る決断をすることが大切です。
ママの産後うつを防ぐために、以下のページもぜひ参考にしてみてください。
ママの体の負担が大きくなる
母乳がうまく出ない状態で無理に授乳や搾乳を続けていると、体に必要以上の負担がかかります。
産後はただでさえ寝不足になりやすいため、授乳面でも悩み、休めない日が続くと疲れがどんどん蓄積してしまいます。全身のだるさが抜けにくくなったり、回復に時間がかかったりと、体力面での影響も表れてしまうのです。
また、無理をして授乳を続けることで乳腺が詰まりやすくなり、痛みや張り、炎症といったトラブルにつながることもあります。こうした不調が重なると、育児そのものがつらく感じてしまうこともあるでしょう。
少しでも「しんどいかも」と思う日は、ミルクを足したり、搾乳をお休みしたり、体を守る選択をして大丈夫。ママの健康は、赤ちゃんにとっても大切なものですよ。
周りに助けを求めづらくなる
母乳が出ないことに悩んでいると、「自分だけでなんとかしなきゃ」と抱え込んでしまうママも少なくありません。
母乳はとても繊細なテーマなだけに、パートナーや家族にも本音を伝えにくく、迷惑をかけたくない、わかってもらえないかもとためらってしまうことがあります。
その結果、つらさや不安を一人で抱える時間が長くなり、相談するタイミングを逃してしまうことも。
本当は、周りに助けを求めていいことばかりです。ミルクを足したり、授乳を分担したり、小さな工夫だけでもママの心と体の余裕につながることを、忘れてはいけません。
母乳を続けたいと思うときに意識するべきこと

母乳を続けたい気持ちがあるのは、とても自然なことです。しかし、「続けるために頑張らなきゃ」と思いすぎると、知らないうちに負担が大きくなってしまうこともあります。
最後は、母乳を続けてもいいタイミングの目安になるポイントをまとめました。焦らず、いまの状況に合った形を選んでいきましょう。
赤ちゃんの成長が安定しているか
体重の増え方や授乳後の様子に問題がなければ、母乳を続けたい気持ちをそのまま大切にして大丈夫です。
◆安定していると判断しやすい赤ちゃんのサイン
- 医師・助産師から「体重の増え方は問題ない」と言われている
- 授乳後に機嫌が落ち着く、眠りに入るなど、満足そうな様子が見られる
- 排尿・排便のリズムが普段通りで、極端な変化がない
赤ちゃんがこのように落ち着いて過ごせているなら、いまの授乳スタイルに安心して向き合えますよ。
ママの体力に余裕があるか
ママの体力が限界に近い状態で母乳育児を続けるのは、心身の負担が大きくなってしまいます。逆に、「少しなら続けられそう」と感じられる余力があるときは、焦らず今のペースを続けても良いでしょう。
◆続けても大丈夫なママのサイン
- 睡眠不足の日があっても、全身が悲鳴を上げているほどではない
- 起き上がれないほどの重い疲労が続いていない
- 「少し横になればまた動ける」と思える程度の回復感がある
体力に少しでも余裕があれば、ミルクと組み合わせながら母乳を続ける選択も無理なくできますよ。
授乳に前向きな気持ちが少しでもあるか
「続けたい気持ちが少しでもあるかどうか」は、授乳を続ける判断材料のひとつ。大きな覚悟や強い意志でなくても、授乳の時間が安心につながると感じる瞬間があるなら、その気持ちを大切にしても良いのです。
◆続けてもいいママの気持ちのサイン
- 抱っこの時間や授乳のひとときに、安心や心地よさを感じる瞬間がある
- 「できれば続けたい」という、ほんの少しの心の余白が残っている
- ミルクを併用してでも、母乳の時間そのものを大切にしたいと感じる
無理して頑張るのではなく、続けたい気持ちを軸にすることが、負担なく母乳を続けるポイントです。
これらの点から、まだ母乳を続けられると思ったら、次のページも参考にして、母乳を出すための対処法などを試してみてください。
母乳が出なくても頑張りすぎないで!「いつまで」ではなく、今の体と向き合おう

授乳の続け方に決められた正解はなく、ママと赤ちゃんの心地よさがいちばん大切です。母乳でも、ミルクでも、混合でも、赤ちゃんが安心して飲めて、ママが笑顔でいられる方法ならどれを選んでも大丈夫です。
母乳を続けたい気持ちがあるときは、赤ちゃんの様子やママ自身の体力・気持ちを見ながら、無理のないペースを選んでいきましょう。反対に、つらさが続くときや不安が大きいときは、ミルクを取り入れることも立派な育児の選択です。
また、母乳づくりをサポートする鉄分やカルシウムなど、日々の栄養が気になるときは、忙しいママでも続けやすいmamacoで栄養をサポートするのも一つの方法です。
「いつまで」ではなく、「いまの自分と赤ちゃん」に目を向けられると、授乳はぐっと楽になります。どうか一人で抱え込まず、あなたのペースで進んでくださいね。
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