更新日:2024/8/28
妊活をはじめる年齢はいつまで?年齢別の妊娠確率と今からできることを解説【助産師執筆】
最近では「妊活」という言葉をよく聞くようになりました。将来的に妊娠を希望している方の中には「妊活っていつまでに始めればいいの?」と気になっている方もいますよね。
「妊活を始める年齢は◯歳まで!」という決まりはないものの、女性の年齢は妊活に大きく影響します。
今回の記事では、妊活はいつまでにはじめればいいのか、年齢によって妊娠確率や妊活方法は変わってくるのかを含めて解説。
将来的に妊娠を考えている方が妊娠しやすいカラダをつくるために、今からできることについて紹介していきます。
◉この記事でわかること
・妊活はいつまでにはじめるのがいいのか
・年齢別の妊娠確率
・基本的な妊活方法と年齢によって変化する妊活方法
・不妊治療をはじめるタイミング、不妊検査の種類
・妊活成功のために今からできること
この記事に登場する専門家
助産師 四辻有希子
大学院を卒業後、助産師として地域周産期母子医療センターの産科病棟勤務。
不妊治療から妊婦健診、出産、産後の母乳育児外来まで幅広く周産期の助産ケアに関わっている。
〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・ICLS認定インストラクター
・新生児蘇生法「専門」コース修了
・J-CIMELSインストラクター
妊活はいつまでにはじめるのがいい?
「妊活ができるのは◯◯歳まで」という明確な決まりはありません。しかし、年齢を重ねるとともに妊娠率はどんどん低下していき、40代後半では1年間避妊をしないで性交渉をしても妊娠できる確率は5%といわれています。(※1)
そのため、妊活はできるだけ早い年齢から始めるのがいいといわれています。
女性の妊孕力は年齢とともに低下する
女性の妊孕力(にんようりょく:妊娠できる能力)は20代前半がピークでその後低下し、30代後半ではさらに急速に低下していきます。
1年間避妊をしないで性交渉をした場合の妊娠率は、
- 20代前半で86%、20代後半で78%
- 30代前半で63%、30代後半で52%
- 40代前半で36%、40代後半では5%
- 50代では0%
となります。(※1)
また、不妊症となる割合は全体では13〜17%ですが、
- 20代前半では5%以下、20代後半では9%
- 30代前半では15%、30代後半では30%
- 40歳以上では60%以上
と、年齢とともに上昇していきます。(※2)
女性の妊孕力が加齢によって低下していく理由として挙げられるのは以下の通りです。
- 1年齢とともに卵子の数が減少していく
- 2年齢とともに卵子の質が低下する
- 3卵巣や子宮に関わる婦人科系の病気にかかることで妊娠しにくくなる
女性の卵子はお母さんのお腹の中にいる胎児期に一生分作られます。
卵子は精子と違い、その後新しく作られることはなく、胎児期に約700万個あった卵子は徐々に減少し、出産適齢期である20代には約30万個、35歳頃には2〜3万個となります。
新しく作られることはないため、卵子の年齢は自分の年齢とイコールになり、年齢を重ねることで卵子の質も低下しやすくなっていきます。
不妊のリスクになりうる子宮内膜症の発症ピークは30〜34歳、子宮筋腫も30歳以上の女性に20〜30%みられるなど、年齢を重ねることで婦人科系の病気にかかる可能性も高まることによって妊孕力が低下していくのです。
男性の妊孕力も年齢とともに低下する
以前までは男性の妊孕力は年齢に影響しないと考えられていましたが、最近の研究結果から男性の妊孕力も年齢を重ねるごとに低下していくことがわかりました。
男性の精子は一生を通して新しい精子がつくられますが、精子を作る機能は加齢とともに低下していきます。
30歳代の精子と50歳代の精子を比較すると、精液量は3~22%、精子運動率は3~37%、精子正常形態率は4~18%低下するというデータもあります。
夫婦で話し合って1日も早く妊活をスタートしよう
女性も男性も年齢を重ねると妊孕力は低下し、妊娠しにくくなり、妊娠できても流産してしまう可能性が高くなります。
そもそも妊活とは、妊娠を希望している女性とそのパートナーが、赤ちゃんを授かるために行動することをいいます。
妊娠しやすいタイミングでの性交渉をもつことだけでなく、妊娠出産に関する情報を集めたり、妊娠に向けたカラダづくりをしたりすることも妊活の一環なのです。
「近い将来、赤ちゃんが欲しいな」と思ったそのときから妊活を早めにはじめておくことで、妊娠したいと思ったときに少しでも早く妊娠できるカラダを整えておくことができますよ。
妊活をするなら何からはじめたらいいのかを詳しく紹介している記事はこちらです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
妊活をするなら何から始めたらいいの?赤ちゃんを授かるために今からできること【助産師執筆】
そろそろ赤ちゃんが欲しいなと思っても「妊活って何から始めたらいいの?」と思いますよね。以前はそれほど主流ではなかった「妊活」という言葉も、今では当たり前のように使われるようになってきました。今回の記事では、妊活をするなら何から始めたらいいのか、そもそも妊活とはなんなのか、赤ちゃんを授かるために今すぐできることについて詳しく解説します。
妊活方法は年齢によって変わるの?
一言で「妊活」といってもいろいろな種類があります。女性の妊孕力は年齢とともに低下することを解説しましたが、妊活方法には影響するのでしょうか。
ここでは基本的な妊活のやり方と35歳以上の場合の妊活のやり方について一例を紹介していきます。
基本的な妊活のやり方
基本的な妊活のやり方には下記のものがあります。
- 1排卵日を予測して妊娠しやすい時期に性交渉をする
- 2妊娠しやすいカラダづくりを意識する
赤ちゃんを授かるためには妊娠しやすい時期、排卵日近くでの性交渉を持つことが必須です。
排卵日は自分でおおよその時期を予測することができます。月経周期や基礎体温から排卵日を予測したり、さらに排卵検査薬を使用することで、より明確に排卵日を予測したりすることができます。
しかし、月経周期からの予測も基礎体温からの予測も、記録をつけ始めてから予測までに最低でも3ヶ月は必要になります。
さらに、生理不順の人は自分で予測するのは難しいこともあります。うまくいかないときには婦人科を受診することも大切です。
排卵日の計算方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
排卵日っていつ?調べ方と計算方法を知ってスムーズに妊活を進めよう【助産師執筆】
妊活中に把握しておきたい排卵日っていつのこと?一般的に、月経周期から排卵日を予測する方法が有名ですが、実は排卵日の調べ方には色々な方法があるんです。今回の記事では、スムーズに妊活を進めていくためのポイントとして排卵日の調べ方と計算方法を解説するとともに、早く妊娠するために今から始めたいカラダづくりについても紹介していきます。
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年齢が35歳以上または妊活期間が1年以上の妊活
妊活は排卵日を予測してタイミングをとるなど自力で行うこともできますが、下記に当てはまる方は不妊症を扱っている病院やクリニックを受診することも視野にいれることが必要になります。
- 1年齢が35歳以上の方
- 2婦人科疾患がある方
- 3妊活期間が1年以上の方
明確な基準があるわけではありませんが、35歳を超えると妊孕力は急速に低下してくるため、できるだけ早い時期に妊娠できるように対策することが大切になります。
最近婦人科を受診していない人は、妊活をはじめるタイミングで婦人科疾患がないか先に検査しておくことも妊活成功の秘訣です。
婦人科疾患がある方は不妊の原因になることもあります。かかりつけの病院で妊娠希望であることを伝えて、妊活方法について検討してみるのも良いでしょう。
不妊でないカップルが1年以上避妊なしで性交渉した場合の妊娠する確率は90%といわれています。
妊活期間が1年以上の方は排卵予測が大幅にはずれていたり、不妊の原因となる病気があったりすることもあるので、早めに受診することをおすすめします。
不妊治療っていつからはじめるもの?
すでに妊活をはじめている方は特に、「不妊治療はいつからはじめたらいいの?」と気になる方が多いですよね。
ここでは不妊症について、不妊治療をはじめる目安と不妊の検査について解説していきます。
不妊症とは
日本産婦人科学会では、1年間避妊をせずに性交渉をしても妊娠しない状態を「不妊」と定義しています。
妊娠を希望するカップルが避妊せずに性交渉した場合、妊娠に至るカップルの割合は3ヶ月で約50%、6か月で約70%~80%、1年で約90%といわれています。
不妊カップルは10組に1組と言われていますが、最近では妊娠を望む年齢が上昇していることもあり、不妊の割合はより高くなってきています。
不妊治療をはじめる目安や時期
不妊治療をはじめるためには、まず不妊症を扱っている病院やクリニックを受診して検査を受ける必要があります。
不妊症の病院を受診するおすすめのタイミングは3つあります。
- 1「もしかしたら不妊かも?」と思ったそのとき
- 2妊活をはじめようとするとき
- 3結婚するとき
数ヶ月妊活していて「なかなか妊娠しないな」と思った方は、排卵の予測が大きくずれていたり、不妊症につながる病気があったりする可能性もあります。
できるだけ早めに受診して不妊の検査を受け、検査結果に応じて必要があれば不妊治療をはじめることになります。「もしかしたら不妊かも?」と思った方はできるだけ早い時期に受診するのがおすすめです。
妊活をはじめようとするとき、結婚するときに「ブライダルチェック」を受けておくのもおすすめです。
ブライダルチェックとは、将来的に妊娠や出産を考えている女性が受けておきたい婦人科検査のこと。「ブライダル」という名前ですが、結婚していて、そろそろ妊活を考えようとしている方も受けることができます。
妊活を始める前に、婦人科疾患はないか、性感染症はないか、ご自身でカラダを把握しておくことも大切です。
妊娠は年齢を重ねるほど難しくなっていきます。不妊治療は個人差も大きいですが、人によってはかなり長期的に治療をしていく方もいます。
正常に排卵が起きている人でも妊娠できるのは月に1回、年に12回しかチャンスはありません。「今日よりも若い日はない」という気持ちで、できるだけ早い時期に受診して検査することがおすすめです。
不妊の検査
「不妊かも?」と思った女性が行う、一般的な不妊の検査について紹介します。
不妊の検査は、月経周期によって受ける検査が変わってきます。また、どの検査をするかは年齢や持病、どのくらいの期間妊活しているか、医師の判断などによっても変わってきます。
超音波検査(経膣・経腹)
子宮や卵巣の状態を見るための、最も基本的な検査です。
お腹の上から見る経腹超音波と、膣の中から機械を入れて見る経膣超音波があります。
子宮を見るときには、不妊の原因となる子宮因子がないか、子宮の形や子宮筋腫や子宮内膜症などの病気がないかを診察していきます。
排卵が近くなり、子宮内膜が厚くなってきているときには、十分に子宮内膜が厚くなっているかなど、子宮内の環境が着床しやすいか確認していきます。
卵巣を見るときには、卵巣そのものに炎症が起きたり腫れたりしていないかを検査します。
排卵前には卵胞の成長具合を調べ、卵胞の大きさを測ることで、排卵の時期を予測することもできます。
超音波検査で婦人科疾患や気になる所見が見つかった場合には、子宮鏡検査やMRIなど特殊な検査を行います。
ホルモン検査(採血による検査)
女性の月経や排卵は、視床下部や下垂体、卵巣からのホルモンによってコントロールされています。これらのホルモンが、適切な時期に必要な量だけ分泌されることで、排卵が起きて妊娠が成立します。
月経周期に合わせて採血をすることで、血液中のホルモンの量を測定し、不妊の原因を把握します。
⚫︎FSH:卵胞刺激ホルモン
卵胞を成長させる指示を出します。
卵胞刺激ホルモンの分泌が不十分だと、卵胞が育ちません。
⚫︎LH:黄体形成ホルモン
卵胞を成長させる指示を出します。
黄体形成ホルモンの分泌が不十分だと、卵胞が育ちません。
また、急激にたくさん分泌することで排卵を指示します。この黄体形成ホルモンの濃度がカラダの中で急激に上昇しないと、排卵は起きません。
⚫︎PRL:プロラクチン
本来、非妊娠時には多く分泌されません。
プロラクチンが過剰に分泌されていると、妊娠しにくいカラダになります。
⚫︎E2:エストロゲン(卵胞ホルモン)
卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの刺激によって、卵胞が育つと分泌されます。子宮内膜を厚くしたり、頚管粘液を増加させたりして、カラダを妊娠しやすい状態にします。排卵後から少しずつ分泌が減っていきます。
⚫︎TSH:甲状腺刺激ホルモン
甲状腺刺激ホルモンは、甲状腺に対して、甲状腺ホルモンであるfT3とfT4をつくるように指示します。甲状腺は、首の下の方についている小さな臓器で、カラダの中のいろいろな臓器がスムーズに働くために必要な甲状腺ホルモンをつくっています。
甲状ホルモンは卵胞の成長にも必要なホルモンです。甲状腺刺激ホルモンの値をみることで、甲状腺の機能が正常かどうかを判断します。
⚫︎P:プロゲステロン(黄体ホルモン)
排卵後の卵子から分泌されます。受精卵が着床しやすいように、子宮内膜の環境を整えます。
AMH検査(採血による検査)
AMH検査とは、抗ミュラー管ホルモン(AMH)の血液中の濃度を測定することで、卵巣に残されている卵子の数を推測する検査です。卵子の質は検査に反映されないため、あくまでも数だけを予測します。
年齢が高くなるにつれて、AMHは低くなってきます。2.2ng/ml以上あれば、卵胞の数が十分残っているため、卵巣機能が保たれている状態だと考えられています。
子宮卵管造影検査
卵管の通過性、卵管周囲の癒着、子宮内腔の形態などを調べる検査です。
子宮の中に造影剤を入れてレントゲンで透視することで、子宮から卵管、おなかの中までどのように拡がるかを観察します。
頚管粘液検査
頸管粘液を注射器で吸い取り、肉眼や顕微鏡で観察する検査です。
頸管粘液の量・透明度・粘り気・細胞の数などを見ることで、頚管粘液が正常に分泌されているか、エストロゲンの分泌が正常に行われているかがわかります。
性交後試験(フーナーテスト)
排卵日を予測し、その時期に性交渉をします。その性交渉後に頚管粘液を採取し、頚管粘液中の精子の状態をみる検査です。
頚管粘液中に精子が少なかったり、動いていなかったりすると免疫異常が疑われます。
妊活成功のために今からできること4選
いざ「妊娠したい!」と思ったときに妊活を成功させるためには、妊娠しやすいカラダづくりをしておくことが大切。
今すぐ妊活をはじめたい方も、近い将来に妊活をしようと考えている方も、ぜひ実践してみてくださいね。
葉酸の摂取
「赤ちゃんが欲しい」と思ったそのときから、サプリメントによる葉酸の摂取をしましょう。葉酸は人間が生きていく上で欠かせない栄養素。カラダの中で新しい細胞をつくり出したり、傷ついた細胞の再生を助けたりしてくれます。
そして赤ちゃんを授かるためにも重要な栄養素です。「造血のビタミン」とも呼ばれる葉酸は、カラダの中で血液をつくりだすサポートをしてくれるため、貧血の改善や血行促進に欠かせません。
女性は生理によって定期的に血液を失うなど、男性に比べてもともと貧血になりやすい傾向にあります。貧血状態になってしまうと卵子の質が低下したり、ホルモン分泌がうまくできずに排卵できなかったり、子宮内膜の増殖が不十分で着床しにくく、妊娠しにくい子宮内環境となる可能性もあります。
また、葉酸はお腹の中に赤ちゃんができたときにもとても重要な栄養素。赤ちゃんは重要な臓器を妊娠初期につくりあげますが、そのときに必要なのが葉酸です。
お腹の中の赤ちゃんは、だいたい妊娠4週から7週までの間に「神経管」という脳や脊髄の中枢神経系のもとをつくりだします。
この神経管がつくりあげられる過程がうまくいかないと、「神経管閉鎖障害」という先天性の病気を引き起こします。神経管閉鎖障害は赤ちゃんの命や後遺症にかかわる病気です。
この神経管閉鎖障害は、サプリメントから葉酸を摂取することで予防できる病気であることがわかっています。
神経管閉鎖障害と葉酸の関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。赤ちゃんを病気から守るためにもぜひ参考にしてください。
神経管閉鎖障害と葉酸にはどんな関係がある?赤ちゃんの先天異常をサプリメントで予防しよう【助産師執筆】
葉酸を摂取することで発症を予防することができるといわれている「神経管閉鎖障害」。神経管閉鎖障害とはどんな病気なのか、その原因や検査方法などを、葉酸との関係性を含めて詳しく解説します。赤ちゃんの先天異常を予防するために、妊活中にできることを今から始めていきましょう。
葉酸はほうれん草やブロッコリーなどさまざまな食品にも含まれていますが、なぜサプリメントからの摂取がいいのかというと、サプリメントに含まれている葉酸は吸収率が高い「モノグルタミン酸型葉酸」だからなのです。
モノグルタミン酸型葉酸が妊活におすすめの理由は、こちらの記事をご覧ください。
【助産師執筆】モノグルタミン酸型葉酸はなぜ妊活におすすめなの?天然葉酸との違いを徹底解説!
妊活中の女性にとって大事な栄養素である葉酸ですが、実は葉酸には、天然葉酸である「ポリグルタミン酸型葉酸」と合成葉酸である「モノグルタミン酸型葉酸」の2種類あるってご存知ですか?この記事では、合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」が妊活におすすめな理由を、天然葉酸との違いを交えて徹底解説していきます。
葉酸サプリメントにはいろいろな種類がありますが、おすすめは妊活に特化した栄養素をたっぷり配合したmitas(ミタス)です。
葉酸サプリを選ぶときには「葉酸が入っているか」だけでなく、葉酸の含有量や葉酸の吸収を助ける栄養素が配合されているかもポイントです。
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栄養バランスの取れた食習慣
私たちのカラダにとって必要な栄養素はカラダの中でつくり出せないものもあるため、外から補給する必要があります。そのために必要なのが栄養バランスの取れた食事です。
妊娠しやすいカラダをつくるためには和食を中心とした食事がおすすめです。しかし、仕事や日々の生活で忙しいと食生活を気にかけることが難しくなりがち。そんなときにも、サプリメントで不足しがちな栄養素を補給すると◎!
妊活を考えている方にとって大切な栄養素は上で紹介した葉酸の他に、鉄分とカルシウムとビタミンDです。
鉄分は血液をつくり出す材料になるため、葉酸と一緒に貧血の改善や全身のめぐりの促進をサポートしてくれます。
カルシウムは不足することで卵子が受精しにくくなると考えられているので、妊活中には意識的に摂りたいですね。
さらに、最近妊活で注目されているビタミンDは、十分に摂取することで妊娠率と着床率が上がるといわれています。
妊活に特化したサプリメントであるmitasは、妊活におすすめのこれらの栄養素をしっかりと配合。
また、和漢素材も配合していることで、妊活の大敵であるカラダの冷えにアプローチし、妊娠に向けたカラダづくりをサポートしてくれます。
妊活中に必要な葉酸をはじめとした栄養補給と、バランスのとれた食事のサポートには、ぜひmitasを活用してくださいね。
妊活中の葉酸サプリメントを選ぶときには「葉酸が入っているか」だけでなく、妊活におすすめの成分がどれだけ入っているかを意識してチョイスしましょう。
妊活サプリメントの選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【助産師執筆】妊活中にサプリは飲んだ方がいい?〜妊活に必要な栄養素とサプリメントの選び方
妊活中にサプリメントを飲んだ方がいいのかという疑問に答え、妊活中に必要な栄養素とサプリメントの選び方について詳しく解説していきます。
禁煙・過度な飲酒を避ける
喫煙は卵巣の血流を減少させたり、酸素欠乏を引き起こしたり、子宮内膜の増殖を妨げたり…。カラダに備わる妊娠するための機能を低下させることばかりです。
また、過度な飲酒はホルモンバランスの乱れにもつながり、妊娠しにくくなってしまいます。
妊活をはじめるときには自分の健康と今後授かる赤ちゃんの健康を考え、禁煙・過度な飲酒は避けるようにしましょう。
性交渉のタイミングをとるなど、本格的に妊活を開始したときには飲酒そのものもやめましょう。
体重コントロールと運動
妊娠しやすいカラダをつくるためには、痩せすぎも太り過ぎもよくありません。BMI18.5〜24.9を維持することが大切です。
肥満になると、男性ホルモンの分泌が増加することでホルモンバランスが崩れて妊孕力を低下させてしまったり、痩せすぎの場合は必要な女性ホルモンが分泌されず、妊孕力を低下させてしまったりすることがあります。
標準範囲のBMIを計算するには下記の式にご自身の身長を当てはめましょう。
- BMI18.5の体重=身長(m)×身長(m)×18.5
- BMI24.9の体重=身長(m)×身長(m)×24.9
しかし、体重を落としたいからといって過度な食事制限をしてしまうと、さらなるホルモンバランスの乱れを引き起こします。
食事は規則正しく、栄養バランスのとれた食事を心がけ、運動をすることでカロリー消費をしていくことが大切です。
まとめ
今回の記事では、妊活はいつまでにはじめればいいのか、年齢によって妊娠確率や妊活方法は変わってくるのかを含めて解説してきました。
妊活をはじめる年齢に決まりはありませんが、加齢とともに妊娠率は低下、流産率は上昇していき、妊娠が難しくなっていきます。
妊活の方法に大きな違いはありませんが、35歳以降は急速に妊孕力が低下していくため、早めに不妊専門の病院の受診を検討していく必要があります。
妊活は「近い将来、赤ちゃんが欲しいな」と思ったそのとき、できるだけ早い年齢から始めるのがいいでしょう。
妊活成功の秘訣は、早い時期から妊娠しやすいカラダづくりをしていくことです。そのためには葉酸をしっかりと摂取するとともに、バランスよく栄養を摂ることが大切。
妊活に特化したサプリメントmitasは、妊活を考えているあなたの強い味方です!
葉酸をはじめ、ビタミンD、鉄分、カルシウムなど妊活に嬉しい栄養素をたっぷり含んだmitasを活用して、今からカラダのメンテナンスを始めましょう。
参考:
(※1)M.Sara Rosenthal:The Fertility Sourcebook.Third Edition
(※2)日本産婦人科医会:2.不妊症の定義・分類・治療法
(※3)日本生殖医学会:Q25.男性の加齢は不妊症・流産にどんな影響を与えるのですか?
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