更新日:2024/8/29

妊娠初期の頭痛はいつまで続く?原因や種類、乗り越え方を紹介

妊娠初期の頭痛はいつまで続くのか?頭痛の原因や種類、乗りこえからについて詳しく解説しています。
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妊娠中はお腹の赤ちゃんのことやママの体の変化など、さまざまな心配が多い時期。特に妊娠初期は体調が安定しないこともあり、不安なことが多いでしょう。

そんな妊娠初期に頭痛があると、「赤ちゃんに影響はない?」「いつまで続くの?」とさらに不安が強くなってしまいますよね。

この記事では、妊娠初期の頭痛はいつまで続くのか?という疑問を中心に、頭痛の原因や種類、対策など知りたい情報をまとめています。

この記事に登場する専門家

看護師ママライター むねゆか

看護師ママライター

産婦人科勤務経験と2児のママ。

2つの実体験を活かして、妊活・妊娠についての情報を発信します!

妊娠初期の辛い頭痛、いつになったら治まる?

妊娠中に起こる頭痛にはいくつかの種類がありますが、妊娠初期の頭痛のほとんどが実は「つわり」の一種であることが多いです。

つわりとは、妊娠中に変化するホルモンのバランスに影響されて現れるさまざまな症状のこと。

そのため妊娠初期の頭痛のほとんどは、つわりが落ち着く妊娠16週ごろにはおさまるでしょう。

かし、妊娠中の頭痛の原因はホルモンバランスの変化だけではありません。

お腹が大きくなるにつれて血液の流れが悪くなるために起こる頭痛や、「妊娠高血圧」から起こる危険な頭痛もあります。

妊娠中に頭痛が出たときは、赤ちゃんとママに危険な頭痛ではないかを判断することが大切です。次で詳しく確認していきましょう。

頭痛以外のつわり症状の対処法についてはこちらの記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

つわりの種類と対処法を徹底解説!ーつわりに悩むママさん必見ー

妊娠女性の8割が経験すると言われているつわり。そんな妊娠中に気になる「つわり」は、いくつか種類があるのをご存知ですか?つわりの種類別に有効的な対策を分かりやすく解説しています!

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妊娠初期になりやすい頭痛の種類

妊娠初期になりやすい頭痛の種類はこちらです。

片頭痛

妊娠初期に起こる頭痛は、ほとんどが片頭痛です。

片頭痛はこめかみから目の周りにかけてズキズキとした痛みがあるのが特徴。女性ホルモンの「エストロゲン」の量が少ないと起こりやすいといわれています。

エストロゲンは妊娠初期には分泌量が少ないですが、妊娠の経過とともに徐々に分泌量が増えて出産時にピークを迎えます。

そのため、妊娠が進みホルモンバランスが安定すると治まってくるでしょう。

片頭痛がなくなる時期は、ホルモンバランスが関係している「つわり」が落ち着く妊娠16週ごろが目安になります。

緊張性頭痛

血液の流れが悪くなることが原因の頭痛が、緊張性頭痛です。

緊張性頭痛は、後頭部から首筋にかけて締め付けられるような痛みが特徴。妊娠初期よりも、中期以降のお腹が大きくなる時期によく起こります。

しかし、つわりなどの理由から運動量が少なくなって血流が滞ると、妊娠初期でも起こることがあるので注意が必要です。

妊娠高血圧からくる頭痛

妊娠中の頭痛で注意したいのが「妊娠高血圧」からくる頭痛です。

妊娠高血圧とは、血圧140/90mmHg以上が続く状態のこと。

妊娠高血圧の人に激しい頭痛が起こると「HELLP症候群」や「脳出血」の可能性があります。これらは、赤ちゃんとママの命に関わることもある危険な病気です。

激しい頭痛のほかに上腹部痛があるときは「HELLP症候群」、ろれつが回りにくい、手足が動かしづらい症状があるときは「脳出血」が疑われます。

このような症状があるときは、すぐに産婦人科に相談しましょう。

風邪症状

妊娠中は免疫力が落ちるため風邪をひきやすいといわれており、風邪症状の1つとして「頭痛」が出ることもあります。

妊娠中に風邪症状が出たら、かかりつけの産婦人科を受診するのがおすすめです。

風邪薬のなかには赤ちゃんの成長に影響が出てしまうものもあるため、自己判断で飲むのは避けましょう。

また「なるべく薬は飲みたくない」という理由で、風邪が自然に治るのを待つ人もいるかもしれません。

頭痛だけでなく発熱や咳などの症状が出た場合、お腹が張ったり羊水が熱くなったりして赤ちゃんに悪い影響を与える可能性もあります。

辛い風邪症状があるときは、無理はせずに病院で相談しましょう。

妊娠初期だけでなく、妊娠期間中を通して起こる可能性のある頭痛については、こちらで解説しています。

妊娠中の頭痛の原因は?頭痛薬は飲んでも大丈夫?対処法と気になる疑問を解決!

この時期では、妊娠中の頭痛の原因はなにか?をメインに、対処法や気になる疑問に回答していきます。また、妊娠中の頭痛には緊急性の高い頭痛もあるため、危険なサインを見逃さないことが重要です。妊娠中の頭痛の対処法とともにチェックしていきましょう。

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妊娠初期に起こる頭痛の乗りこえ方

妊娠初期に起こる頭痛は、なるべく薬以外の方法で乗り切りたいと思っているママは多いのではないでしょうか?

妊娠初期の頭痛を乗りこえるためには、まずは頭痛予防として生活習慣を改善すること、リラックスすること、葉酸サプリを取り入れることがおすすめです。

頭痛が起こってしまったら、ツボを押したり体を休めたりして対処していきましょう。

それでも辛い頭痛が続く時には、妊娠中でも安全性が確認できている薬を病院で処方してもらいましょう。それぞれ詳しく解説します。

生活習慣を改善

ストレスが溜まっていたり、睡眠不足や緊張状態が続いたりすることは、頭痛が起こるきっかけになります。

頭痛を予防するためには、生活習慣を振り返り改善していくことが大事です。

妊娠中はホルモンのバランスが変化することで、質の良い睡眠がとりづらいといわれています。

これからお腹が大きくなると、仰向けでも圧迫感を感じたり、長時間同じ姿勢でいると腰が痛くなったりすることから、今以上にからだを十分に休めることができなくなります。

そのため妊娠前と同じ生活を送るのではなく、寝る2時間前くらいに入浴をする習慣をつけることや抱き枕を使う、寝る前にスマホやパソコンなどをいじらないことなどを意識して、質の良い睡眠の確保を目指しましょう。

の良い睡眠のためには、適度な運動もおすすめです。

ウォーキングやヨガなど、妊娠中でも体に負担がかからない運動を選びましょう。

からだを動かすことで血液の流れがよくなれば緊張性頭痛の予防にもつながり、ストレスも解消できるでしょう。

リラックス方法を見つける

妊娠中は赤ちゃんを守るため、自分が思っている以上に気を張って生活をしています。

頑張っているママの心と体をリラックスするために、アロマを焚く、マタニティヨガをする、リラクゼーション効果のある音楽を聞くなど、自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。

リラックスすることで頭痛の原因のひとつであるストレスが解消され、体の力が抜けて血液の流れもよくなりますよ。

頭痛を和らげるツボを押す

頭痛が軽くなるツボは、顔や首、手などさまざまな部分にあります。

ツボ押しは東洋医学の1つで、気のめぐりがよくなることでつらい症状を改善できると考えられています。

以下で紹介するツボは指で押すだけでなく、ホットタオルで温めるのも効果的ですよ。

手にあるツボ

合谷(ごうこく)

手の甲の親指と人差し指の付け根の間

手三里(てさんり)

ひじを軽く曲げて親指を上にし、ひじ関節から手の方に指三本分戻った部分

顔にあるツボ

太陽(たいよう)

眉間と目尻の間の外側のくぼみ部分

印堂(いんどう)

間の中央にあるくぼみ

首にあるツボ

天柱(てんちゅう)

首の骨の両側にある太い筋肉の外側のくぼみ

風池(ふうち)

耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間

大椎(だいつい)

首を前に曲げて、一番飛び出ている首下の骨すぐ下

足にあるツボ

崑崙(こんろん)

くるぶしの外側とアキレス腱の間にあるくぼみ

足臨泣(あしりんきゅう)

小指と薬指の骨が合流するあたり

葉酸サプリを取り入れる

妊活・妊娠をきっかけに葉酸を取り入れ始めたママも多いのではないでしょうか。

実は葉酸は、赤ちゃんの成長とママの健康維持だけでなく、頭痛にも効果があるんです!

葉酸が頭痛に効く理由は、妊娠初期に多い片頭痛に効果がある「セロトニン」の分泌を促進するから

赤ちゃんとママのために飲んでいる葉酸で、頭痛予防もできるのは一石二鳥ですね。

妊娠初期に葉酸が必要な理由は、こちらの記事で詳しく解説しています。

どうして妊娠初期に葉酸が必要なの?〜葉酸が赤ちゃんに与える影響と摂取量の目安【助産師執筆】

妊娠初期に「葉酸」が必要だということは、聞いたことがあると思います。葉酸は妊娠初期のお母さんと赤ちゃんにとって、とても大事な栄養素です。この記事では、妊娠初期に葉酸が必要であると言われている理由、葉酸の摂取量とおすすめの摂取方法、葉酸に関するよくある疑問について解説していきます。

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妊娠初期におすすめの葉酸サプリは「mamaru」

妊娠中は、赤ちゃんとママのため、そして頭痛を予防するためにもしっかりと葉酸を摂取しましょう。妊娠中に必要な葉酸量を効率よく摂るなら、葉酸サプリの「mamaru」がおすすめです。

妊娠初期は、頭痛以外にもさまざまなつわりの症状が出る時期。mamaruは、そんな辛いつわりの時期でも飲みやすい粒サイズが特徴です。

業界最小の大きさの粒に加え、匂いつわりでも気にせずに飲めるように天然由来のセラック加工がされています。

らにmamaruは、厳しい検査基準が設けられている医薬品を製造する「GMP認定工場」で作られています。

厚生労働省が認可したGMP認定工場で、原材料から製造過程までしっかりと管理されているため、「口に入れて赤ちゃんに伝わるものは信頼性の高い商品を選びたい!」、そう考えるママには特におすすめです。

た、妊娠期に積極的に摂りたいさまざまな栄養素がしっかりと配合されているのも特徴。

妊娠初期は赤ちゃんのために栄養をしっかり摂りたいと思っていても、つわりで食事がなかなか進まない時期でもあります。

栄養補給はこれ1つでOK!のオールインワン葉酸サプリmamaruであれば、赤ちゃんへの栄養もしっかり摂れますよ。

頭痛へのアプローチ以外のメリットも期待できるmamaruを、妊娠初期の今こそ、ぜひ取り入れてみてくださいね。

病院に相談

薬を使わない頭痛の対処方法について解説してきましたが、これらを実践しても辛い頭痛が続く時にはかかりつけの産婦人科に相談しましょう。

妊娠中でも安心して飲める薬が処方されるほか、頭痛が続く原因が心配なものでないかも医師が診察してくれます。

頭痛を我慢することはストレスの原因にもなります。穏やかな妊娠期間を送るためにも、頭痛で辛い時には我慢せずに病院に相談しましょう。

妊娠初期の頭痛に関するQ&A

ここからは、妊娠初期の頭痛に関するよくある質問に回答していきます。

妊娠中に頭痛が起こりやすいのはいつからですか?

妊娠が成立した時点から頭痛が起こる可能性はあります。その理由は、妊娠するとホルモンのバランスが妊娠前と変わってくることで、片頭痛が起こりやすいからです。

ホルモンバランスが原因の片頭痛がおさまる目安は、つわりが落ち着く妊娠16週頃までとされています。

しかし、それ以降の時期はお腹が大きくなり血液の流れが悪くなることが原因の「緊張性頭痛」が出やすい時期になります。

原因は異なりますが、頭痛は妊娠期間を通して起こる可能性があるため、予防法を実践しながら適切に対処しましょう。

妊娠初期の頭痛に市販の頭痛薬は飲んでもいいですか?

頭痛薬の中には、赤ちゃんの成長に影響を与える成分が入っていることもあります。

市販の薬を飲むことはせずに、病院で医師に相談して妊娠中に飲んでもいい薬を処方してもらいましょう。

妊娠初期の頭痛と流産は関係がありますか?

妊娠初期の流産の多くは赤ちゃん側の問題とされていますが、原因が分からないものもあります。

しかし、ママの頭痛が原因で流産してしまうということはないので、心配しなくて大丈夫でしょう。

妊娠初期の頭痛はホルモンが安定するまで!適切な対処法で乗りこえよう

妊娠中の頭痛にはさまざまな種類や原因がありますが、妊娠初期の頭痛はホルモンバランスが安定する妊娠16週頃を目安に治まることが多いです。

妊娠中に頭痛症状があると不安になりますが、生活習慣の改善、リラックス、ツボ押しなど自分に合った方法を見つけて乗り切りましょう。

娠中の頭痛予防の1つとして、「葉酸サプリ」を取り入れることもおすすめです。

葉酸の摂取は頭痛予防のほか、妊娠初期には赤ちゃんの先天性異常である「神経管閉鎖障害」のリスクを下げるという重要な役割も果たします。

そのほかにも、お腹の赤ちゃんの成長をサポートしたり、妊娠中のママの貧血予防・早産予防など、たくさんのよい影響がある栄養素です。

ぜひ妊娠期間を通して葉酸サプリのmamaruを取り入れて、母子ともに健やかなマタニティライフを送りましょう。

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