更新日:2024/5/31
【2024年版】妊娠線ができやすい8つのタイプとは?できやすい人におすすめのケア方法3選!
「妊娠線は一度できると消えない線」ってネットで検索したんだけど、実際どのような人にできやすいの?と心配なママさんも多いはず。
そこでこの記事では、「妊娠線について」から、「妊娠線はどんな人にできやすいのか」、そして「できやすい人はどのようにすればいいのか」をご紹介します!
少しでもこの記事が、赤ちゃんのことを常に大切に思ってくださるママさんのお役にたてれば、すごく嬉しいです。一緒に綺麗なお腹を目指しましょう!
この記事に登場する専門家
助産師 四辻有希子
大学院を卒業後、助産師として地域周産期母子医療センターの産科病棟勤務。
不妊治療から妊婦健診、出産、産後の母乳育児外来まで幅広く周産期の助産ケアに関わっている。
〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・ICLS認定インストラクター
・新生児蘇生法「専門」コース修了
・J-CIMELSインストラクター
妊娠線とは?
妊娠線とは、妊娠中の急激な体型の変化により、皮膚が裂け、お腹にできる線のことです。妊婦さんの50%に見られ、お腹のお腹の中央部分、太ももやお尻に現れることの多い線です。
妊娠線は、急激な体重増加や冬場など乾燥しがちな季節の時にもできやすいのが特徴です。また、妊娠線は一度できると消すことができないのが特徴です。そのため、妊娠線ができないように、日頃から保湿などを行うことが重要です。
正中線との違い
妊娠線とよく間違われる線として、正中線がございます。正中線とは、おなかの中央に現れる縦の線のことです。
正中線は、妊婦さんのおよそ70%に見られ、妊娠が進むにつれてお腹がゆっくりと大きくなり始める頃、具体的には妊娠5〜6ヶ月頃にできやすいです。
しかし、妊娠線とは違い、一度できても完全に消えるのが正中線の特徴です。しかし、正中線が消えるスピードに関しては、個人差がございます。さらに、「正中線」について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
「正中線」って何?消すためにするべきおすすめの方法5選!
お腹の中央に現れる線。その名も正中線。正中線が消えないと悩むお母さんも多くいらっしゃいます。そこで、この記事では、少しでも早く正中線を消すためのケア方法を5つ紹介し、綺麗なお腹を少しでも早く取り戻していただきたいです!
妊娠線ができる理由
妊娠線ができる原因には大きく分けて三つあります。
一つ目は、急激な体型の変化です。妊娠することで、急激にお腹が大きくなり、皮膚が引っ張られます。そして、その伸びに皮膚が耐えることができず、その結果、妊娠線ができてしまいます。
二つ目は、妊娠中に増加する副腎皮質ホルモンです。副腎皮質ホルモンとは、血圧を安定させる働きやストレスを減らす役割のあるホルモンです。
しかし、このホルモンには、肌の張りを保つために有効なコラーゲンの生成を抑制してしまう効果があります。その結果、コラーゲンが不足し、皮膚の断裂が起きやすくなり、妊娠線ができてしまいます。
三つ目は皮膚の乾燥です。皮膚は乾燥することで、皮膚が伸びきらず、切れてしまうことがあります。ささくれなどはその代表例で、皮膚が伸びきらず、できてしまいます。だからこそ、乾燥する冬場には注意が必要です。
妊娠線ができやすい人の特徴
細身の人
妊娠前の体格がやせ型の人は、妊娠中に増やしたい体重増加の目安が、普通体重の人より高く設定されています。その分、体型の変化が大きくなるので、妊娠線ができやすいと言われております。
そのため、赤ちゃんを作ろうと思った時から少し食事を多くするなど妊娠線ができない対策が重要です。
小柄な人
小柄な人は体の表面積が小さい分、おなかが前に突き出すように大きくふくらむため、おなかの皮膚が大きく引き伸ばされて、妊娠線ができやすいです。
乾燥肌の人(アトピー肌の人)
妊娠線はとにかく肌が乾燥しているとできやすいです。そのため、乾燥肌の人の皮膚は柔軟性に乏しく伸びにくいため、妊娠線ができやすくなります。
アトピー肌の人など生まれつき肌が乾燥しがちな人は特に注意が必要です。そこで、保湿の回数を増やすなどして、肌が乾燥しないようにする対策が重要です。
高齢出産の人
35歳以上で初めて出産することを「高齢出産」と言います。高齢出産の妊婦さんは、加齢によって皮膚の柔軟性が衰えている可能性が高いので、妊娠線ができやすいと言われています。
しかし、晩婚化が進んでいる現在、正直避けることが難しいのも事実です。そのため、日頃から保湿ケアを欠かさず行うことが重要です。
経産婦の人(二度目の出産のお母さん)
出産経験のある経産婦さんは、初産婦さんに比べておなかが大きくなるスピードが速いため、その分、皮膚が急激に引き伸ばされ、妊娠線ができやすいです。そのため、以前の妊娠で妊娠線ができなかった人も、注意が必要です。
多胎妊娠の人
双子や三つ子などの多胎妊娠の場合は、単胎妊娠よりもおなかが大きくなります。その分、皮膚が大きく引き伸ばされるので、妊娠線ができやすくなります。
肥満気味の方
「甘いものが好きな人」や「油っぽい食べ物が好きな人」の皮膚は脂肪が多く、弾力性が低いため、硬くなりやすいと言われております。
そのため、妊娠線が肥満気味でない方に比べできやすいです。日頃から甘いものや油物は適切な量を取ることが大切です。
骨盤が小さい人
骨盤が小さい人は、お腹が前の方に大きく膨らむため、妊娠線ができやすくなります。そのため、妊娠線ができやすくなるので、注意が必要です。
妊娠線はできたら消せるの?
妊娠線は一度できると消すことは難しいです。しかし、自力で完全に消すことは難しいですが、限り無く薄くすることは可能です。最近では美容医療が進んできており、妊娠線を消すためのレーザー治療や炭酸メソなども受けられる方も多いです。
しかし、完全に綺麗にするためには、何度も治療しなければならず、高額な医療費がかかってしまうというデメリットもあります。
だからこそ、普段から保湿などのケアを行うことが重要なのです!ですが、そうはいってもできてしまう方も多いです。
下記の記事では、できてしまった妊娠線をどう消すのかを自宅治療、自宅外治療の二つに分けてご紹介しております。是非ご覧ください。
【完全版】これを見れば、妊娠線を消す方法のすべてがわかる!おすすめの方法3選!
一度できるとどうしても消すことの難しいのが、妊娠線。しかし、妊婦さんの5割は妊娠線ができると言われており、多くのお母さんの悩み。そこで、この記事では、どうしたら妊娠線ができないのか、そしてできてしまった妊娠線を消せるのかをご紹介します。
妊娠線ができやすい人はどうすればいいの?
妊娠初期から保湿ケアを始めること
やはり妊娠線ができないようにする一番の方法は、保湿をすること。だからこそ、早めのうちから肌の柔軟力を上げておくのが一番おすすめです。
ですが、早めと言っても実際いつから始めればいいの?と思われる方も多いはず。実際、妊娠初期、具体的には、妊娠してから4-7週目から始めたほうがいいという記事が多いですが、赤ちゃんを作ろうと思ったその日から始めるのが、ベストです。
妊娠は初期症状が、生理と非常に似ているため、わかりにくいのが特徴です。妊娠してから、気づくまでに一般的に4-5週間程度かかるため、そこからケアしても遅いことがあります。
だからこそ、赤ちゃんを作ろうと思ったその日から妊娠線予防のケアをすることが重要なのです!
また、上記の8つのタイプの人に関しては、これ以上に保湿することが大切です。目安として、一日5回程度塗ることがおすすめです。
リラックスして過ごすこと
いきなりですが、コルチゾールってご存知でしょうか?
コルチゾールとは、妊娠中に起こるホルモンバランスの変化によって分泌されるストレスホルモンです。ストレスホルモンであるため、身体的や精神的ストレスを感じると普段多く分泌されます。
このホルモンには、肌の柔軟性を保つコラーゲンを減らしてしまう性質があるため、このホルモンを増やさないことが重要です。
だからこそ、妊娠中は、ストレスをためないように、適度に運動したり、睡眠を多く取り、ストレスを減らすことがポイントです!
そうはいっても、実際家事と並行して、出産をするお母さんもかなりいらっしゃいます。そこで、重要なのが家族の助けです。自分自身の母親や夫の力を借りながら、家事を手伝ってもらいながら、出産することが大切です。
急激な体重増加を減らすこと
妊娠中は、プロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンが増えるのが特徴です。このホルモンには食欲を増やす働きがあり、食欲がいつも以上に増えてしまうことがあります。体重が増えることで、肌の弾力性が落ちてしまい、妊娠線ができやすくなってしまいます。
また、つわりの時期にもプロゲステロンは増え続けるので、特につわりが落ち着いてからが注意が必要です。
食欲が多い時は、「水分を多く取ること」や「よく噛んで食べること」などを行い、適切な体重維持を心がけることが重要です。
保湿で使う、妊娠線予防クリームとオイル、ローションの三つの違い
クリームタイプ
クリームタイプの特徴は、保湿力が高いことです。妊娠中の乾燥しがちな皮膚を柔らかく保ってくれ、妊娠線ができるのをしっかり防止してくれます。
また、伸びもよく、お風呂後のマッサージに使用するのがおすすめです。ベタつきも少ないため、多くの妊娠線予防クリームはこのタイプが多いです。
オイルタイプ
オイルタイプの妊娠線予防クリームの特徴は、三つの中で一番保湿力が高いことです。水分で皮膚にしっかりと潤いを与えてくれ、油分でしっかり保湿してくれるため、妊娠線が特にできやすい時期に使用するのがおすすめです。
しかし、他の二つと比べ、べたつきが多く、伸びにくいのが難点です。そのため、乾燥肌の人や冬場など乾燥しやすい時期に使用するのがおすすめです。
また、朝と夜でクリームタイプとオイルタイプを使い分けることもおすすめです。おすすめな方法として、朝はベタつきの少ないクリーム、夜はしっかり保湿してくれるオイルタイプなど使い分けるのがおすすめです。
ローションタイプ
最後にご紹介するのが、ローションタイプの妊娠線予防クリームです。ローションタイプの特徴としては、顔につける化粧水のような感じがし、潤いを与えてくれることです。サラッとした軽い使い心地が特徴で、特に夏場に妊婦さんから支持されております。
クリームやオイルタイプだと少しベタつきが気になるお風呂上がりや夏場に使うのがおすすめです。
市販のものと妊娠線予防クリームの違い
浸透力
市販のものと違う点の一つ目は、「浸透力」です。妊娠線予防クリームの場合、浸透力の高い保湿成分や保水成分が使われているため、市販のものよりも保湿力が高いのが特徴です。
香りがあるか
市販のものと違う点の二つ目は、「香りの有無」です。市販のものと比べ、妊娠線予防クリームは、匂いに敏感な妊婦さんのために作られていることが多く、香りが無香料のものが多いです。
また、妊娠することで匂いも敏感になることが多いので、「香りがあるかないか」を買う前に調べることが重要です。
肌への優しさ
市販のものと違う点三つ目は、「肌への優しさ」です。妊娠中は通常時と比べて、肌が弱くなることが多々あります。そこで、防腐剤の使われていない妊娠線予防クリームがおすすめです。
「肌の優しさ」に関しては、市販のものでも防腐剤を使っていないものもあるので、購入の際に、チェックしてみることがおすすめです。
価格
市販のものと違う点の四つ目は、「価格」です。妊娠線予防クリームは、市販のものよりも成分が多く入っているため、価格も市販のものよりも高いのが特徴です。ですが、一生に一回のことのため、妊婦さんは妊娠線予防クリームを買うことが多いです。
おすすめの妊娠線ケアクリーム
ここまでで、妊娠線ができやすい8つのタイプや保湿ケアの重要性について、ご紹介してきました。しかし、妊娠線予防クリームは種類が多く、実際どれを使えばいいの?と思っていらっしゃる方も多いはずです。ここでは、おすすめ商品として、natural techのmiteraをご紹介します。
mitera
「妊娠中の体に少しずつ訪れる肌の変化への不安から妊婦さんを解き放ち、心にまで寄り添いたい」、「肌が敏感な赤ちゃんを守り、健康な赤ちゃんに育ってほしい」という二つの願いから生まれたのが、mitera organicです。
miteraという言葉は、ギリシャ語で「母」を意味し、赤ちゃんと一緒にケアできるのがおすすめです。
「保湿力における最高峰の妊娠線予防クリーム」といっても過言ではないぐらい保湿力に優れた妊娠線予防クリームです。グリセリン・ヒアルロン酸アミノ酸・セラミドの4つの成分に加え、肌に弾力を加える「CICA」の成分も入っております。
ベタつきも少ないので、朝夜どちらでも使え、香りも無香料で毎日使いやすいのが特徴です。
また、容器がポンプ式のため、毎日の使い勝手もよく、保湿力も容器のスタイリッシュさも求めたい方におすすめの妊娠線予防クリームです。
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