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更新日:2025/2/18
新生児の保湿ケアにおすすめのアイテムは?選び方と正しい塗り方のコツを助産師が解説
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産後、新生児期から始めるべき保湿ケア。実は近年、新生児のうちからのスキンケアの重要性が見直され、昔に比べ、赤ちゃんのスキンケアの方法がどんどん進化しています。
この記事では、新生児の保湿におすすめのアイテムから新生児期ならではの肌の特徴、最新のスキンケアの正しいやり方まで、助産師が詳しく紹介していきます。
新生児の繊細な肌をまもり、これからのお肌の土台をつくるためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
先におすすめの保湿アイテムを知りたい人はこちらからどうぞ!
この記事に登場する専門家
助産師ライター かなえ
現役助産師ライター。
助産師免許取得後、助産師外来や院内助産を経験し、現在はフリースタイル出産を取り扱うクリニックで勤務。また、地域の学校や親子向けに性教育のおはなし会を開催。
【資格】
・看護師
・助産師
・保健師
・新生児蘇生法インストラクター
新生児期の保湿の重要性
まず知っておきたいのが、新生児期からの保湿の大切さです。
新生児とは、生後28日までの赤ちゃんのことをいいます。そして、新生児期の中でも最初の1週間の新生児のことを「早期新生児」と呼びます。
特に早期新生児期は、羊水の中にいた状態から外に出てきて間もない時期であるため、肌の状態も大きく変化する敏感なタイミング。保湿ケアは、この早期新生児から行う必要があります。
まずは新生児のお肌の特徴を知ろう
新生児の肌は外からの刺激の影響を受けやすいという特徴があります。まずは、外からの刺激の影響を受けやすい理由について解説していきます。
バリア機能が未熟
新生児の肌の厚みは、大人の約半分。そのため、肌の一番外側の角質層もとても薄い状態です。
角質層は、外からの刺激などから肌を守る「バリア機能」という働きを持っています。しかし、新生児の肌は非常に薄いためバリア機能も未熟です。
生まれたての新生児は、羊水や胎脂という肌を守る成分が体についている状態で生まれてきます。そして、これらの成分が未熟な新生児の肌を守るバリア機能の役割を果たしています。
しかし、羊水は拭き取られたり、空気に触れたりすることで徐々に乾燥していきます。そして、この乾燥状態が進むと、乾燥した皮膚が剥がれ落ちる「新生児落屑(しんせいじらくせつ)」という現象が起こります。
新生児落屑は生理的な現象ですが、肌を守るバリア機能が低下し、いろいろな刺激に対して敏感になり始める目安といえます。
皮脂量が多い
新生児期は、皮膚が乾燥しやすい特徴と共に皮脂の分泌が多いという特徴もあります。これは、お腹の中にいるときにお母さんから送られたホルモンの影響です。
皮脂量が多いため、皮脂腺に脂が溜まりやすく、毛穴がつまりやすくなってしまいます。
よく汗をかく
新生児の平熱は、36.5〜37.5度です。そのため、大人よりも代謝が高く、よく汗をかきます。また、汗が出る汗腺の数は大人と変わらないため、汗腺の密度が高く汗をかきやすいという特徴もあります。
特に睡眠時にはたくさんの汗をかくため、こまめに拭き取ってあげる必要があります。汗で湿ったままの状態が続くと、かぶれの原因になったり、汗が引いた後の肌の乾燥を招いたりすることもあるので、注意が必要です。
保湿によって期待できる効果
保湿は、未熟な新生児期の肌のバリア機能を助ける働きをしてくれます。
肌のバリア機能は、肌の一番外側の角質層の水分と油分のバランスが良い状態で発揮されます。肌のバリア機能が保たれると、自分自身の皮脂や汗、そして肌をまもる常在菌などにより角質層を潤わすことができます。
しかし、新生児期はこのような働きが未熟なので、外側からの保湿ケアにより水分と油分のバランスを整えてあげる必要があります。
肌のバリア機能が整うと、外部からの摩擦や刺激から肌が守られます。また、アレルギー物質の侵入を防ぐことにも繋がります。
そのため、新生児期からの保湿は、アトピー性皮膚炎のリスクを低下させることも分かっています。
その他に、赤ちゃんによく起こる肌トラブルについてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。▼
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新生児に使う保湿剤の選び方
新生児から使うことができる保湿剤にはいろいろなものがあります。
保湿剤には、大きく分けて液体、ローション、クリームタイプの3種類があり、こってりとした質感のものの方が保湿力が高い傾向があります。
新生児の保湿剤を選ぶときのポイントを4つ紹介していきます。
- 1しっかり保湿できる
- 2やさしい成分でできている
- 3使いやすく続けやすい
- 4信頼できる商品
しっかり保湿できる
まずは、しっかりと保湿できることが大切です。保湿とは「肌のうるおいを保つ」ことです。
そして、そのために欠かせないのが「エモリエント効果」です。エモリエント効果とは、必要な水分と油分をキープして、潤いを保つ効果のこと。
単に水分を与えるだけでも、油分でフタをするだけでも保湿は成り立ちません。効果的な保湿のためには、3つの成分が含まれていることが大切です。
- うるおいを引き寄せる成分:アミノ酸、コラーゲンなど
- うるおいをはさみ込む成分:セラミドなど
- うるおいにフタをする成分:ホホバオイル、シアバター、スクワランなど
これらの成分を含む保湿剤を選びましょう。
やさしい成分でできている
新生児の肌は外からの刺激に弱く、敏感です。そのため、できるだけ刺激の少ない優しい成分でできているということも大切です。
大人の肌に塗っても何ともないものでも、新生児期の赤ちゃんにとっては刺激が強い場合も。
中でも、界面活性剤や香料などの添加物などは刺激になってしまうこともあるため、できるだけ添加物が含まれていないものを選ぶのがベターです。
化学物質が含まれておらず、自然由来の成分だけで作られた保湿剤が理想でしょう。
使いやすく続けやすい
赤ちゃんの保湿ケアは、続けることが重要です。お風呂上がりや乾燥を感じるときなど、毎日続けることを考えると、無理なく続けられる価格帯であることや、扱いやすいことも大切なポイントです。
全身の保湿をするためには、お風呂上がりや着替えの際に手早く塗らなければなりません。そう思うと、蓋の開け閉めが必要な形状や、しっかりと伸ばす必要のある固いテクスチャーのものは手間に感じる可能性があります。
長く手軽に続けるなら、ポンプ式で、伸びの良いローションタイプが断然おすすめです。
信頼できる商品
敏感な新生児期から使う保湿剤は、信頼できる商品か否かというところも大切なポイント。
さまざまな商品がある中でも、皮膚科医や小児科医などの赤ちゃんを知り尽くしている専門家が監修・推奨しているものがおすすめです。
また、ドラッグストアなどよく知られているお店や薬局などでの取り扱いがあったり、販売実績が豊富だったりするとより信頼できます。
新生児の保湿ケアには「mitera organics ベビーローション」がおすすめ
新生児期からの保湿ケアには「mitera organics ベビーローション」がおすすめです。
紹介してきた選び方を踏まえ、おすすめポイントを紹介していきます。
おなかの中のやさしさをそのまま!高い保湿力
mitera organics ベビーローションは、お母さんのお腹の中の環境から着想を得て作られたベビーローションです。
mitera organics ベビーローションには、羊水に含まれる11種類のアミノ酸と胎脂に含まれるセラミドが含まれています。
これらの成分が生まれたての皮膚のバリア機能をサポートし、うるおいのある健やかなお肌を育てます。
お腹の外に出てから拭き取られたり、吸収・乾燥したりすることで失われていく自然の保湿剤を再現した優しい成分と、エモリエント効果による高い保湿力が魅力です。
新生児期にも安心の天然成分と無添加処方
mitera organics ベビーローションは、新生児にも安心して使うことができるように、天然成分配合で優しさにこだわって作られています。
また、刺激になる可能性のある不必要な添加物は不使用。
石油系成分、界面活性剤、鉱物油、合成香料、合成着色料、防腐剤は一切使われていません。
ポンプ式で塗りやすいローションタイプ
mitera organics ベビーローションは、使いやすさと続けやすさにもこだわったポンプ式。
ポンプ式なので、お風呂上がりや着替えのシーンなど、保湿ケアを素早くしたいときでも手軽に使うことができます。
また伸びと肌なじみが良いローションタイプなので、ノンストレスで簡単に保湿ケアができますよ。
シンプルなパッケージで、お部屋のインテリアになじむのも嬉しいですね。
皮膚科専門医が監修・推奨
mitera organicsベビーローションは、新生児期の赤ちゃんから安心して使えるように皮膚科専門医の監修のもと作られたベビーローション。アトピー症例の実績も豊富な皮膚科医の厳しいチェックを受けて誕生しました。
多数のお母さんへのインタビューを行う中で「いろいろな商品を試しても、子どもの肌荒れが改善しない」という声を受けて、繊細な赤ちゃんの肌を守ることに特化して作られた商品です。
mitera organicsベビーローションをお得に買う方法
mitera organicsベビーローションをお得に買いたいなら、公式サイトが一番おすすめです!
初回は限定価格で購入可能。長く使うケア用品だからこそ、定期便でお得に続けるのがおすすめですよ!
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また、同じ「お腹の中のやさしさ」にこだわって作られたベビーソープと一緒に試せるお得なセット購入もできますよ。
新生児のスキンケアは、保湿だけでなくやさしく洗うことも大切。気になる方は、ぜひこちらから詳細をチェックしてみてくださいね。
新生児の肌を守るスキンケアのポイント
新生児期は、お腹の中から外に出てきて間もない時期です。そのため、赤ちゃんの肌の状態も大きく変化します。
肌を守っていた羊水や胎脂が急になくなり、肌を守る肌バリアが失われてしまうのです。肌バリアを守るためにも、できるだけ刺激を少なく、乾燥から守るケアを心がけましょう。
生まれてしばらくはドライテクニック
赤ちゃんの肌を清潔に保つためには「沐浴が大切」と思っている方も多いと思います。
しかし、実は生まれて1週間弱の新生児期は、赤ちゃんの肌を守る羊水や胎脂をできるだけ取り除かないドライテクニックが推奨されています。
ドライテクニックは、目立った血液や胎便のみを拭き取るという方法です。お湯に入らないため、赤ちゃんの体力の消耗の防止や、天然のバリア機能である胎脂を残すことによる保温や保湿、感染予防の効果があります。
ただし、ドライテクニックの期間も肌は徐々に乾燥してくるため、保湿は必要です。保湿に関しては、こちらを参考にしてくださいね。
手でていねいに洗う
生後4〜5日経過すると、新陳代謝が高まり発汗が始まるため、沐浴を始めます。
赤ちゃんの発汗は大人より多いため、おむつかぶれやあせもなどの肌トラブルの予防のためにも清潔に保ってあげましょう。
赤ちゃんの体を洗うときには、しっかりと泡立てた石鹸を使い、手で洗うのがベター。カーゼなどを使うより洗浄効果が高いとされています。
赤ちゃんの洗浄剤にもいろいろなものがありますが、できるだけ刺激が少なく、優しいものがおすすめです。
ベビーローションと同じ羊水由来のmitera organicsベビーソープで、うるおいを与えながらしっとりと洗ってあげましょう。
新生児期から使うことができるやさしいベビーソープはこちらからチェックしてくださいね!
新生児にもおすすめのベビーソープは、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
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やさしく押さえ拭きする
沐浴が終わったら、素早く水分を拭き取ってあげましょう。水分を拭き取る際には、刺激を少なくするために押さえ拭きをするのがおすすめ。
関節やシワができるところは、水分が残りやすいため、関節やシワを伸ばして拭き取りましょう。
しっとり保湿が大切
水分が拭き取れたら乾燥が始まるため、素早く保湿をします。
保湿は頭皮から足の先まで、少し多いかな?くらいの量をしっかり塗ることが大切です。乾燥が強いと感じる時には量を増やし、ベタベタ・テカテカするくらいたっぷりと塗るのがコツですよ。
たっぷり使えるポンプ式のベビーローションはこちらでゲットできますよ!
トラブルがある時は自己判断しない
適切なスキンケアを続けても湿疹などの症状が軽快する様子がない時には、小児科や皮膚科に相談することが大切です。
自己判断で何かを塗ったりケアしたりすることで悪化する場合もあるため、注意しましょう。
赤ちゃんに多い「乳児湿疹」に関しては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。▼
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