更新日:2024/12/17

高温期は何度が正常?妊娠しやすい基礎体温と注意が必要なグラフの特徴を詳しく解説

 高温期は何度だと正常なのか?と妊活中に基礎体温を測定する人の疑問に回答。正常な高温期の体温だけでなく、妊娠しやすい体温、基礎体温から分かる体の状態や注意が必要な基礎体温のグラフも解説しています。
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「妊活をしよう!」と思ったら、基礎体温測定は押さえておきたい方法の1つ。

基礎体温測定を続けると「自分の体温で妊娠できるのか」が気になってきますよね。

特に低温期から移行する高温期は「どれくらい体温が上がっていたら大丈夫なのかな」と心配になるのではないでしょうか。

この記事では「高温期は何度が正常?」「妊娠しやすい体温ってある?」という妊活中の疑問から、基礎体温から分かる体の状態、注意が必要な基礎体温のグラフについて解説していきます。

この記事に登場する専門家

看護師ママライター むねゆか

看護師ママライター

産婦人科勤務経験と2児のママ。

2つの実体験を活かして、妊活・妊娠についての情報を発信します!

高温期って何度くらいが普通?

高温期は36.7度前後の体温が一般的といわれています。

しかし体温には個人差があるため、高温期の体温が36.7度以下の人もいるでしょう。

36.7度より低いと心配になってしまうと思いますが、これから紹介する基礎体温のグラフが二相性に分かれていれば体温は気にしすぎなくても大丈夫。

それでも高温期の体温を上げたいと思ったら、こちらを参考に生活を整える習慣を取り入れてみてくださいね。

高温期については、こちらの記事も参考になりますよ。

高温期いつから?助産師が解説する基礎体温と妊娠のしくみ

妊活をする上でとても大切な高温期っていつから?時期を把握し、月経周期に合わせて体の状態を確認することで妊活中の過ごし方を考えたり、妊娠の可能性を予測することができます。また、妊活中から妊娠に備えてからだ体づくりを始めとした準備をしておくこともとても大切なことです。この記事で詳しく見ていきましょう。

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基礎体温から知る妊娠しやすい体温

基礎体温とは、起床時に測る体温のこと。一般的な体温測定と違い、人が最低限のエネルギーしか使っていない状態で測る体温のことです。

基礎体温から妊娠しやすい時期を知ることができるため、妊活中は毎日測定しましょう。

妊娠しやすい時期以外にも、自分の体が妊娠に適しているかも基礎体温から知ることができるんですよ。

ここでは、妊活には欠かせない基礎体温の仕組みから、妊娠しやすい高温期の体温と注意したい基礎体温について解説していきます。

基礎体温の仕組み

基礎体温が正常だと、グラフは「低温期」と「高温期」の二相に分かれます。

低温期から高温期に移行する前の一番体温が下がる日が「排卵日」です。

このグラフのように体温が低い時期と高い時期に分かれるのには、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」が関係しています。

エストロゲンは生理後から排卵までの時期に分泌量が増えるホルモンで、体温を下げる作用があります。

排卵を期に低温期から高温期に移行するのは、エストロゲンの分泌量が減るのと同時に体温を上げる作用があるプロゲステロンの分泌量が増え始めるから。

基礎体温を測定してグラフが二相性になっていないと、2つのホルモンのどちらかに異常があるかもしれません。

基礎体温を測定すると、妊娠しやすい日の目安やホルモン異常の可能性がわかるだけでなく、妊活中に知りたい女性の体の情報をたくさん知ることができます。

妊活中は基礎体温の測定を毎日続けていきましょう。

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基礎体温の測り方をおさらい

基礎体温は体を少し動かしたり、測定時間がずれたり、ちょっとしたことで正確な値が測れなくなるデリケートなもの。

基礎体温測定をすでにしている人も、測り方が自己流になってしまっていないか改めて確認しましょう。

◆基礎体温の測り方

1.寝る前に枕元に婦人体温計を準備する
2.朝、目が覚めたら起き上がらずに婦人体温計を口に入れて、舌で押さえる(測定している間は、口を閉じる)
3.測定した値を記録する

基礎体温の測定方法については、こちらの記事も参考にしてくださいね。

基礎体温は妊活中に必須?基礎体温の測り方からわかることまでまるっと解説!

妊活をはじめると、基礎体温を測りましょうと推奨されることが多いですよね。妊活中にはなぜ基礎体温が必要と言われているのでしょうか。この記事では、妊活と基礎体温の関係と、正しい基礎体温の測り方、基礎体温からわかることについて解説します。

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妊娠しやすい高温期の体温は?

一般的な高温期は36.7度前後、理想的な低温期と高温期の差は0.3~0.5度程度といわれています。

しかし、体温には個人差があるので多少の誤差は気にしなくて大丈夫。

高温期の体温よりも大切なのは「低温期と高温期に差があるかどうか」です。

基礎体温をグラフに記録したときに、高温期と低温期に分かれて二相性になっているかを確認しましょう。

妊娠しにくい高温期の特徴は?

妊娠しやすい基礎体温のグラフは、高温期と低温期がしっかりと分かれて二相性になっているもの。

反対に妊娠しにくい高温期の特徴にはこちらの2つの特徴があげられます。

  1. 1高温期が短い
  2. 2グラフが2相性になっていない

基礎体温のグラフがこのような形になっていたら、妊娠を阻害する病気が隠れているかもしれません。

もし病気が見つかっても早めに治療を開始することで、妊娠する可能性が高まることがありますよ。

高温期が短い

高温期は正常な場合、10日以上続きます。

これよりも少ない日数だと「黄体機能不全」が疑われます。

黄体機能不全は、女性ホルモンのプロゲステロンの分泌量が少ないことが原因。

プロゲステロンは別名「黄体ホルモン」とよばれていて、卵子が排卵した後の殻である「黄体」から分泌されるホルモンです。

黄体機能不全でプロゲステロンの分泌量が少ないと、子宮内膜を厚くすることができません。

受精卵を受け入れる子宮内膜の環境が整わないため、妊娠しづらい状態となってしまうのです。

原因には肥満や摂食障害、過度な運動などもあげられますが、甲状腺疾患や高プロラクチン血症などの病気が原因のこともあります。

黄体機能不全の自覚症状には、生理不順や不正出血などがあります。

基礎体温や自覚症状から黄体機能不全が疑われるときは、早めに病院に相談しましょう。

グラフが二相性になっていない

グラフが二相にならずにほぼ横ばいの状態は、排卵をしていない可能性があります。

無排卵でも生理はあるため、基礎体温を測定してみて排卵していないことに初めて気が付くという人がほとんどです。

妊娠するには、排卵によって卵子と精子が出会うことが不可欠。無排卵の状態では妊娠が難しいため、基礎体温が横ばいになっていたら病院に相談しましょう。

ストレスやダイエット、不規則な生活などが原因で無排卵になっている場合は、生活習慣を見直すことで改善するケースがあります。

>>特に重要な食生活の改善方法はこちらからチェック!

しかし、卵巣の病気や甲状腺・ホルモンが原因で治療が必要なケースもあるため、まずは病院で検査を受けましょう。

グラフが二相にならないもう1つのパターンとして、ガタガタとした波状のグラフになることがあります。

基礎体温は測定時の少しの変化で影響を受けてしまうため、多少のガタガタであれば心配しなくて大丈夫。

もし波形が大きくギザギザになっているときは、ストレスで自律神経が不安定なことや、高プロラクチン血症の可能性があります。

妊娠しやすい基礎体温のグラフは二相性。基礎体温を測定して二相性以外のグラフになった時は、病院で相談するのがよいでしょう。

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基礎体温に影響を与える高プロラクチン血症とは?

プロラクチンとは、母乳を作るためのホルモン。通常は出産を機に分泌されますが、産後以外の時期に数値が高くなることを「高プロラクチン血症」といいます。

妊娠していないのに母乳が出る、生理不順など自覚症状がある人もいますが、まったく症状がなく基礎体温を測定して気付くケースがほとんど。

高プロラクチン血症は薬によって改善するため、早めの治療が妊娠に近づく鍵です。

また、ホルモンバランスを整えることを意識した生活も、治療には大切です。

妊娠しやすい基礎体温に近づくためにできること

妊娠しやすい基礎体温に近づくためには、妊娠に必要なエストロゲンやプロゲステロンが正常に分泌されていなければいけません。

これらの女性ホルモンが正常に分泌されるためには、バランスの良い食事を摂ることが大切。しかし、妊活中に必要な栄養素を毎日毎食すべてカバーするのは大変ですよね。

そんなときは、妊活期に特化して作られたサプリを活用しましょう。

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  • 胎児の成長に欠かせない葉酸
  • 血液をつくる鉄
  • 卵子の質にアプローチする亜鉛
  • 排卵を促し卵子をケアするビタミンE
  • 受精を助けるカルシウム
  • 子宮環境を整えるラクトフェリン

女性ホルモンがしっかりと分泌された「妊娠しやすい基礎体温」に近づくために、mitasが栄養面からサポートしますよ。

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さらにmitasは、妊娠に向けた体内環境をサポートする「温活成分」と「ビタミンD」も配合。

妊娠しやすい卵巣と子宮になるには、体を冷やさずに血の巡りをよくすることがポイントです。

ナツメや生姜の和漢成分が体をポカポカ温めて、女性ホルモンを卵巣と子宮へスムーズに届けてくれますよ。

さらに、着床率に良い影響を与えるとして産婦人科医からも注目されている「ビタミンD」も25μgと高配合している点も見逃せません。

しかし、「大切な妊活期にサプリを飲んで赤ちゃんに悪い影響はない?」と心配になる人もいるでしょう。サプリは医薬品と違って、厳格な基準がないのが心配ですよね。

mitasはそんな妊活中の不安に寄り添って、GMPマークと安心安全マークで信頼性を証明しています。

GMPマークは厚生労働省の認可した国内の工場で作られた製品である証、安心安全マークはサプリメントの品質がしっかりしていることの証明です。

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おすすめの妊活サプリについては、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね!

ドラッグストアや薬局で買えるおすすめの妊活サプリは?選び方のポイントを助産師が解説!

妊活をしている人の中には、ドラッグストアで気軽に買える妊活サプリを探している人もいるのではないでしょうか。この記事では、ドラッグストアや薬局で買えるおすすめの妊活サプリと選び方のポイントを解説します。よりお得に買える方法もあわせて紹介しますよ。

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基礎体温からわかる妊活中の体の状態5つ

基礎体温を測り始めた人の目的のほとんどは、妊娠しやすい時期を知るためですよね。

実は基礎体温はそれ以外にも、妊活中に知りたい女性の体のいろいろな情報を知ることができるんですよ。

基礎体温から知ることができるのはこちらの5つです。

  • 妊娠しやすい時期の目安
  • 排卵の有無
  • 女性ホルモンの異常の有無
  • 生理日の予測
  • 妊娠の可能性

妊娠しやすい時期の目安

妊娠しやすい時期は排卵4日前から排卵後1日目まで、その中でも特に妊娠しやすいのは排卵日の2日前です。

排卵日は生理後14日目頃の、基礎体温が一番下がった日。

基礎体温を1周期測定しただけでは、排卵日の2日前は分かりにくいかもしれません。

2~3周期測定を続けると、目安が分かりやすくなりますよ。

排卵の有無

妊娠するためには、排卵していることが重要です。

基礎体温が二相性になっていたら、排卵している証拠。

基礎体温が横ばいだったり、大きくガタガタな波状の波形だったりすると、排卵していない可能性があります。

基礎体温を測定してこのような波形になったら、早めに病院に相談しましょう。

女性ホルモンの異常の有無

基礎体温はエストロゲンとプロゲステロンの影響で、低温期と高温期に分かれます。

2つのホルモンの分泌が正常であれば、基礎体温のグラフはしっかりと二相に分かれます。もしグラフが二相に分かれていなかったら、女性ホルモンの異常を疑いましょう。

過度なダイエットやストレスなどが影響して一時的に女性ホルモンが不安定になっていることもありますが、甲状腺などの病気が関係していることもあります。

原因をしっかりと知るためには病院での検査が必要。妊娠するために、治療をしっかりして妊活にのぞみましょう。

生理日の予測

妊活中に生理が来てほしい人は少ないと思いますが、生理予定日は妊活の1つの区切りとなります。

高温期が14日続いて体温が下がると、生理が開始するサイン。

反対に高温期がそのまま続くと、妊娠している可能性が高くなります。

生理日を事前に知ることで、ナプキンの準備や生理前のPMS対策もできますね。

妊娠の可能性

妊活中の女性が心待ちにしている妊娠。

妊娠が成立すると、基礎体温は高温期のまま14日以上続きます。

生理予定日を過ぎても高温期が続くようなら、妊娠検査薬でチェックしてみましょう。

妊娠したときの基礎体温の変化については、こちらの記事が参考になりますよ。

妊娠すると基礎体温はどう変化する?グラフの見方から妊娠初期症状まで徹底解説

妊活のために基礎体温を測り始めると「もし妊娠したら基礎体温はどう変化するの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、妊娠したときの基礎体温の変化や妊娠初期の兆候、「妊娠したかも」と思った時に注意するべきポイントについて詳しく解説します。

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高温期から自分の体の状態を知って妊娠に一歩近づこう!

高温期は、妊娠に関係する女性ホルモンの影響で体温が上がっている状態のこと。

一般的には36.7度前後といわれていますが、個人差があるので体温は心配しすぎずに、基礎体温表が二相になっているかをチェックしましょう。

高温期と低温期がしっかり二相に分かれるためには、ホルモンバランスが安定していることが大切。ホルモンの安定にはバランスの良い食生活が不可欠です。

オールインワン妊活サプリmitasは、妊活中に必要な栄養素をたっぷりと配合。

赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを下げるために、妊活中から摂りたい「葉酸」もしっかりと入っていますよ。

mitasで妊娠に向けた体作りと赤ちゃんの健やかな成長をWでサポートしていきましょう。

参考:

こども家庭庁 妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~ 

妊産婦のための食事バランスガイド

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