更新日:2025/2/4

妊娠初期にマッサージを受けても大丈夫?注意点と今すぐできるリラックス法を紹介

妊娠初期にマッサージを受けても大丈夫?注意点と今すぐできるリラックス法を紹介
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体調が不安定になりやすい妊娠初期は、つわりや倦怠感、気分不良などに悩まされる時期です。「マッサージで身も心も軽くなりたい」と思っている妊婦さんもいるのではないでしょうか。

しかし、さまざまな体の変化が表れやすい妊娠初期にマッサージを受けても問題ないのかが気になりますよね。

今回は、妊娠初期のマッサージについて解説するとともに、妊娠中におすすめのリラックス方法を紹介します。お気に入りの方法でリフレッシュし、元気な妊婦生活を送りましょう。

この記事に登場する専門家

助産師 四辻有希子

大学院を卒業後、助産師として地域周産期母子医療センターの産科病棟勤務。
不妊治療から妊婦健診、出産、産後の母乳育児外来まで幅広く周産期の助産ケアに関わっている。

〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・ICLS認定インストラクター
・新生児蘇生法「専門」コース修了
・J-CIMELSインストラクター

妊娠初期のマッサージは避けた方がいい理由

妊娠初期のマッサージは、基本的に避けたほうが良いでしょう。その理由は以下の2つです。

  • 胎盤が完成していないから
  • 体調が悪化するリスクがあるから

胎盤が完成していないから

妊娠初期は胎盤がまだ不安定な状態であるため、マッサージを受けるとお腹の赤ちゃんに影響が出る可能性があります。

マッサージによる刺激で流産や切迫流産になるおそれもあるので、控えたほうが良いでしょう。

体調が悪化するリスクがあるから

妊娠初期はさまざまな症状が体に表れます。よくある症状は以下のとおりです。

  • おなかの張り・痛み
  • めまい
  • 吐き気
  • 倦怠感
  • イライラ

このような状態でマッサージを受けると、症状がさらに悪化するかもしれません。そのため、妊娠初期のマッサージは避けましょう。

妊娠初期症状のひとつであるめまいについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

妊娠初期に立ちくらみが起きる原因とは?自分でできる対処法と不調に負けない体調管理

妊娠初期は「立ちくらみ」「めまい」といった不調があらわれやすいです。妊娠中の立ちくらみの原因の一つに、つわりで水分や栄養が不十分なことが挙げられます。立ちくらみが起きたときの対処法と日頃の体調管理について解説します。妊娠時の栄養補給では、サプリメントも上手に活用してみましょう。

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妊娠中にマッサージを受けるときの注意点

妊娠初期のマッサージはNGですが、安定期に入った妊娠16週目(5ヶ月)以降は受けても良いでしょう。

ただし、どんなに体調がよくても、事前に医師に相談することが大前提です。

そのうえで、以下の点に注意しながら受けましょう。

妊娠中であることを伝える

マッサージ店によっては、妊婦を受け付けていない場合があります。予約する前に、妊娠中でも受けられるか確認しておきましょう。

また、妊婦を受け付けている場合でも、妊婦の施術と知識が豊富なお店のほうが安心です。

口コミやレビューなどから腕前を確認したり、妊娠中にその店のマッサージを受けたことのある友人に評判を聞いたりし、施術の質を見極めましょう。 

うつ伏せにならない

妊娠中期以降は、うつ伏せでのマッサージはおなかを圧迫するため避けてください。仰向けの状態も、おなかの重みで子宮の下を通る血管が圧迫されるおそれがあります。

座った状態か、横向けでの体勢でマッサージを受けるようにしましょう。

体に異常を感じたらすぐに中止する

マッサージ中におなかの張りや痛みを感じたら、すぐに中止してください。マッサージ後も張りや痛みが続く場合は、すみやかにかかりつけの病院を受診しましょう。

妊娠初期におすすめ!マッサージ以外のリラックス方法

妊娠初期は体に不調が表れやすく、イライラしたり落ち込んだりとメンタルも不安定になりがちです。仕事にも影響が出てしまうと、さらに参ってしまいますよね。

そこでここからは、自宅でも簡単にできてお金もかからないおすすめのリラックス方法を紹介します。

パートナーに部分マッサージをしてもらう

座った状態で、パートナーに肩や足などの部分マッサージをしてもらうのがおすすめです。

妊娠中は血流が悪くなるため、足がむくんだりつりやすくなったりします。パートナーに協力を仰ぎ、肩や足を揉んでもらいましょう。

ただし、この場合もうつ伏せ寝は避け、座った状態でおこなってください。また、足に静脈瘤(血流の停滞によってできた凸凹の青い血管)が浮き出ている場合もマッサージはNGです。

また、マッサージをするときは力加減に気をつけましょう。どんなに肩や足が凝っていても、強い力で揉んだり指圧を与えたりするのは禁物です。

妊娠中は肌が敏感になりやすく、少しの刺激でトラブルを起こす可能性があるからです。

さらに、妊娠中に押してはいけないツボにも注意してください。

妊娠中のNGツボ

  • 肩井(けんせい)…肩と首の付け根の真ん中にあるツボ。陣痛を促進する効果があるといわれているため妊娠中は押してはいけない
  • 太衝(たいしょう)…足の親指と人差し指の骨と骨が合わさる所にあるツボ。肩井と同じく陣痛促進の効果があるといわれているため妊娠中はNG
  • 合谷(ごうこく)…手の親指と人差し指の間のつけ根にあるツボ。昔から堕胎のツボともいわれている
  • 三陰交(さんいんこう)…内側のくるぶしの上から指4本分ほど上に位置するツボ。子宮を収縮させる作用があるといわれるため妊娠中は避ける

パートナーにマッサージしてもらうときは、姿勢・力加減・ツボに注意することが大切です。

ゆっくりお風呂に入る

心身を癒してくれるお風呂に、お気に入りの入浴剤をプラスすれば、よりリラックスできる時間を過ごせます。体も温まり、滞りがちな血流も改善されるでしょう。

「妊娠中も入浴剤やアロマオイルを使ってもいいの?」と思う妊婦さんもいるかもしれません。基本的に、妊娠中でも入浴剤は使えますが、香りの強いものや刺激が強いものは肌トラブルにつながるおそれがあるため避けてください。

アロマオイルは皮膚に吸収されてしまうため、お風呂に直接入れるのはNGです。

特に、オキシトシンが含まれるアロマオイルやハーブは、子宮の収縮を促す作用があるといわれているため気をつけましょう。

妊娠中のNGアロマオイル

  • ラベンダー
  • ジャスミン
  • ゼラニウム
  • カモミール
  • ペパーミント
  • ローズマリー
  • ベルガモット
  • フェンネル

また、妊娠中は血流が増え、立ちくらみやめまいが起こりやすくなるため、長時間の入浴は避けましょう

脱水にならないよう、入浴前後は十分に水分補給をしてください。

栄養たっぷりの食事を摂る

妊娠中の体は疲れやすくなっています。鉄分やビタミン類をたっぷり含む食事を摂って、元気をチャージしましょう。

赤ちゃんが健康に育つためには、ママの栄養摂取が不可欠。妊娠中、特に重要な栄養素の一つが水溶性のビタミンB群の一つである葉酸です。

葉酸は、妊娠前と妊娠後に摂取することで赤ちゃんの先天性疾患を防ぐといわれています。

妊婦さんは1日に400μgの葉酸を摂取することが推奨されていますが、普段の食事から摂るのはなかなか難しいもの。そこでおすすめなのが、サプリの活用です。

妊娠中の栄養サポートにはmamaruがおすすめ

mamaruは、妊娠期に必要な20以上もの栄養素がつまったオールインワンの妊婦さん向けサプリです。

厚生労働省が推奨している400μgの葉酸もしっかりと含まれているため、1日の必要摂取量をmamaruひとつで補えます。

さらに、妊娠継続率を高めるといわれる栄養素「乳酸菌」や、貧血気味のママに不足しがちな「ブレンドヘム鉄」が含まれており、ママと赤ちゃん、両方の体をしっかりとサポートします。

粒は業界最小サイズなので、大粒のサプリが苦手な方やつわりの時期にも飲みやすくなっているのも注目ポイントですよ。

忙しくてバランスの良い食事をなかなか摂れない妊婦さんは、元気をチャージするためにもぜひmamaruで必要な栄養を補ってくださいね。

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日光浴をする

晴れた日は、日光浴をして心身をリフレッシュするのもおすすめです。

日光を浴びると、脳の興奮を抑えて心身をリラックス状態に導く「セロトニン」という物質が体内で生成されます。

セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれており、イライラや不安といったストレスを減らしてくれる作用があるため、メンタルが不安定になりがちな妊娠中は特に重要なホルモンです。

また、日光浴には、赤ちゃんの骨の形成に欠かせないビタミンDの生成をサポートする働きもあります。

しかし、近年は美白のために日焼け止めを多用する女性が多くなっていることから、妊婦さんもビタミンDが不足気味になっているといわれています。

とはいえ、長時間日光を浴びる必要はありません。1日数分程度の日光浴で十分です。カーテンを開けて日光を浴びたり、晴れた日は近所を歩き回ったりして、適度に日光を浴びることを心がけましょう。

散歩をする

公園や街中などを散歩し、気分転換を図るのも良い方法です。

いつもは車で行く近所のスーパーも、歩いて行ってみましょう。外の新鮮な空気を吸うことで、気持ちも落ち着きますよ。

妊娠中の散歩には、そのほかにもたくさんのメリットがあります。

  • 体力・持久力がつく…お産の時に必要な骨盤まわりの筋肉が鍛えられる
  • 体重管理ができる…食欲がグンと上がる妊娠中期以降は特に体重管理が重要
  • 血行促進…歩くことで血流が促され、むくみの解消も期待できる

歩く時間の目安は30分〜1時間ですが、体調に合わせて調整することが大切です。決して無理せず、「気持ち良い」と思える範囲に留めておきましょう。

妊娠初期のマッサージは避けるのが◎!別のリラックス法を取り入れてみよう

妊娠初期はまだ胎盤が安定していないため、マッサージはNGです。胎盤が安定し体調も整ってくる安定期に入ってから受けましょう。

ただし、必ず事前に医師に相談したうえで、体調が良いときに受けることが大前提です。妊婦の施術実績が豊富で評判もよいお店なら、初めてでも安心して受けられますね。

妊娠初期は、マッサージ以外のリラックス法を実践しましょう。バランスの良い栄養を十分にとって元気な体を作ることもお忘れなく。

忙しくてつい食生活がおろそかになりがちな妊婦さんには、サプリの活用がおすすめです。

妊娠中、特に必要な栄養素である葉酸を普段の食事で摂るのはとても難しいものですが、mamaruなら1日に必要な葉酸400μgを4粒で摂取できます。

ママと赤ちゃんの心強いサポーターmamaruで、元気なマタニティライフを送ってくださいね。

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