2025-06-06
シークワーサーの効果とは?栄養素や成分を詳しく解説

沖縄を中心に親しまれている柑橘類「シークワーサー」。爽やかな酸味が魅力のこのフルーツには、健康や美容にうれしい栄養素がたっぷり詰まっています。さらに、近年では認知症予防やがん抑制といった効果が期待される注目の食材としても話題になっています。
本記事では、そんなシークワーサーの基礎知識から栄養素・成分の特徴、そして具体的な効果まで、わかりやすく解説します。日々の生活に手軽に取り入れる方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
- シークワーサーはどのようなフルーツ?
- シークワーサーの楽しみ方
- シークワーサーに含まれる栄養素・成分
- ノビレチン・タンゲレチン
- リモネン
- ビタミン類
- ミネラル類
- カロテノイド
- 食物繊維
- シークワーサーで期待できる10個の効果
- 効果①知力健康をサポート
- 効果②食後の血糖値上昇を抑制
- 効果③尿酸の生産を抑制
- 効果④がん細胞の増殖を抑制
- 効果⑤抗炎症作用
- 効果⑥リラックス効果
- 効果⑦覚醒効果
- 効果⑧ダイエット効果
- 効果⑨食欲増進効果
- 効果⑩髪の抜け毛予防・育毛促進効果
- ノビレチン以外に記憶力をサポートできる栄養素・成分
- DHA・EPA
- プラズマローゲン
- イチョウ葉エキス
- サプリメントならシークワーサーに近い成分の「Rimenba」がおすすめ!
- シークワーサーは健康・美容の強い味方!
この記事に登場する専門家

福井大学医学部 第二内科 准教授
濱野 忠則
- 脳神経内科長
- 診療教授

Webライター
のん
- 薬膳調整士
- 漢方コーディネーター
- 化粧品3級
シークワーサーはどのようなフルーツ?
シークワーサーは、沖縄を中心に自生している柑橘類です。柑橘類の中でも健康効果に長けており、長寿の秘訣を握る食べ物ともいわれています。
なお、シークワーサーは収穫される時期によって風味が異なります。そのため、用途に応じてベストな収穫時期のシークワーサーを使用するのがおすすめです。
- 8月〜10月頃:調理用として使用。特に8月〜9月頃は酸味が強く、お刺身や酢の物におすすめ。
- 10月〜12月頃:ジュースやジャム用として使用。果実が大きく甘みがある。
- 1月~2月頃:生食用向き。特に1月に収穫したものは酸味が抜け甘みが増す。
シークワーサーというと緑をイメージする方も多いですが、1月~2月頃に出回る完熟したシークワーサーは黄色く、生食が可能です。
シークワーサーを購入する際は、みずみずしく指で押すとハリを感じ、重たいものを探しましょう。
シークワーサーの楽しみ方
シークワーサーを手軽に楽しむ方法は主に3つです。
<楽しみ方①料理にかける>
オーソドックスな楽しみ方は、シークワーサーの果汁を料理にかけて食べる方法です。パスタや刺身、焼き魚にかけて食べると、柑橘の爽やかな香りと風味を楽しめます。さっぱりした風味に味変できるため、夏バテで食欲が落ちているときや脂っこい食事のときにも活躍します。
<楽しみ方②ドリンクにする>
シークワーサーをお酒や冷やした飲料水、炭酸水に絞り入れると爽やかで飲みやすいドリンクになります。暑い時期は、シークワーサーの果汁を入れた水を凍らして氷にしたものを、紅茶や緑茶などに入れたアレンジドリンクもおすすめです。
<楽しみ方③果汁入りのソース・タレを作る>
果汁そのものをかけるのではなく、果汁を使ってソースやタレを作る楽しみ方もあります。味噌ダレに果汁を混ぜたり、ドレッシングに果汁を混ぜたり、好みのソースやタレを作ってみましょう。
シークワーサーに含まれる栄養素・成分
シークワーサーには健康・美容をサポートする栄養素が豊富に含まれています。具体的な栄養素は以下の8つです。
- ノビレチン
- タンゲレチン
- リモネン
- ビタミン類
- ミネラル類
- カロテノイド
- ポリフェノール
- 食物繊維
栄養素の特徴や期待できる効果を一つずつ解説します。
ノビレチン・タンゲレチン
ノビレチンは柑橘類の果皮に豊富に含まれている栄養素です。シークワーサーの場合、熟す前の青い状態のときに多く含まれています。
ノビレチンには、食後の血糖値上昇を抑制する効果、痛風の原因となる尿酸の生成を抑制する効果、認知症を予防する効果、発がん性を抑制する効果があるとされています。
タンゲレチンも、柑橘類の果皮に豊富に含まれている栄養素です。活性酸素を抑える効果、発がん性を抑制する効果、炎症を抑える効果があるとされています。
リモネン
リモネンはシークワーサーをはじめ、柑橘類の果皮に多く含まれている香り成分です。以下のように幅広い効果があるとされています。
- リラックス効果
- 覚醒効果
- ダイエット効果
- 食欲を増進させる効果
- 育毛を促進する効果
- 抜け毛の予防効果
- 発がん性を抑制する効果
これらの効果は、果物の摂取に加え、香りや精油の使用でも得られます。
ビタミン類
シークワーサーには、以下のようにさまざまなビタミンが含まれています。
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン
- ビタミンB6
- 葉酸
- パントテン酸
健やかな肌や粘膜の維持に必要な「ビタミンB群」、女性にうれしい「葉酸」、美しく健やかな髪を維持するのに必要な「パントテン酸」、美容効果のある「ビタミンC」と、美と健康をバランスよくサポートできる「ビタミン類」が含有されています。
ミネラル類
シークワーサーには以下のミネラルが含まれています。
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
ナトリウムやカリウムは、細胞の機能を正常に保つために必須なミネラルです。過剰摂取はよくありませんが、生命活動を維持するために大切な役割を持っています。
カルシウム、マグネシウム、リンは、骨や歯を構成する栄養素です。特に女性は、閉経すると骨からカルシウムが減少して骨粗しょう症になりやすくなるといわれているため、積極的に摂取したい栄養素といえます。
鉄分は血を作るために必須のミネラルです。ヘモグロビンの不足は貧血や抜け毛の要因となるため、健康を維持するためにも意識的に摂取しましょう。
カロテノイド
シークワーサーに含まれるカロテノイドは、強い抗酸化作用を持ち、紫外線を浴びることで発生する活性酸素を除去する役割があります。
カロテノイドは、黄色や赤色を構成する色素成分の一種で、300種類以上あるとされています。なお、シークワーサーに豊富に含まれているのは「βカロテン」です。
カロテノイドには、視力の維持やがん予防、心臓疾患のリスクを下げる効果もあるといわれています。
食物繊維
一口に食物繊維といっても、水溶性と不溶性の2種類があり、シークワーサーには水溶性食物繊維が含まれています。それぞれで作用が異なるため、バランスよく摂取することが大切です。
水溶性は水に溶ける性質があり、便に水分を与えて柔らかくする作用があります。一方の不溶性は、溶けずに腸にとどまり、便のかさ増しをする作用があります。
このほか、食物繊維には悪玉コレステロール値を下げる効果や糖質の吸収を阻害する作用、便通を良くする働きや善玉菌を増やす働きがあるため、腸内環境を整えたい方におすすめです。
シークワーサーで期待できる10個の効果
シークワーサーは幅広い効果が期待でき、美容・健康のサポートをしてくれる強い味方です。ここでは、10個の効果をご紹介します。
効果①知力健康をサポート
活性酸素には、アルツハイマー型認知症の発症に関係すると考えられている「アミロイドβ」という老廃物を脳に蓄積させる働きがあります。
シークワーサーに含まれるノビレチンには、活性酸素を除去する働きがあるため、日常的にシークワーサーを取り入れることで知力健康のサポートが期待できるでしょう。
効果②食後の血糖値上昇を抑制
シークワーサーに含まれている食物繊維には、食後の血糖値の上昇を抑える効果があるといわれています。
食後の血糖値が急上昇すると糖尿病のリスクを高めたり、肥満の要因になったりするため、シークワーサーは糖尿病予防や肥満対策をしたい方におすすめです。
効果③尿酸の生産を抑制
シークワーサーは、尿酸の生産を抑制する効果が期待されています。尿酸はビールやウニ、魚卵に多く含まれるプリン体が分解された際に発生する物質で、尿酸値が高くなると「高尿酸血症」を引き起こすことがあります。
高尿酸の状態が続くと、痛風や腎不全、動脈硬化、尿路結石などの要因になるため、尿酸値が気になる方やビールを飲む習慣がある方にもシークワーサーがおすすめです。
効果④がん細胞の増殖を抑制
シークワーサーが持つ抗酸化作用は、がん細胞の増殖抑制効果が期待できます。抗酸化作用は活性酸素を除去する働きがあることで知られますが、この働きががん発症の抑制につながります。
活性酸素は、がん細胞を抑制するなど、体内で重要な役割を果たすものです。しかし、体内で増えすぎると細胞のDNAを傷つけ、さらに活性酸素により脂質が酸化した「過酸化脂質」は細胞を破壊します。これらの細胞のダメージは、老化やがんの発症といったリスクを高めます。
シークワーサーには抗酸化作用があるため、活性酸素が増えすぎないよう対策するのにピッタリです。
効果⑤抗炎症作用
シークワーサーには炎症を抑える効果もあるため、炎症による痛みの緩和にも役立ちます。特に、炎症による関節痛、炎症によるお腹の痛みにいいとされています。
なお、発熱や腫れといった急性の炎症は医薬品が効果的です。慢性的な炎症対策には、食事に含まれる抗炎症作用が効果的とされており、その一つとしてシークワーサーは役立つとされています。
効果⑥リラックス効果
シークワーサーに含まれるリモネンは香り成分で、心をほぐしリラックスさせる効果があるといわれています。ストレスが蓄積されたり心身の緊張状態が持続されたりすると、免疫が低下したり精神的に弱ったりしてしまいます。
ストレスをうまく発散させられればいいですが、忙しない現代を生きているとなかなか難しいと感じる方もいるはずです。ストレス発散や疲れたときに、シークワーサーを使ったドリンクや料理を取り入れれば、心もリラックスしてすっきりするでしょう。
効果⑦覚醒効果
シークワーサーは、交感神経の刺激による覚醒効果も期待できます。日中の眠気覚まし、夜遅くまで残業する方の眠気覚まし、運転中の眠気覚ましに役立つでしょう。
なお、更年期以降で中途覚醒や入眠困難などで睡眠のお悩みがある方は、夜に香りを楽しむのは避けたほうがよいかもしれません。
効果⑧ダイエット効果
アロマテラピーの分野において、シークワーサーに含まれるリモネンは交感神経の活性化により脂肪を分解するとされています。
更年期に入ると代謝が落ちるため、肥満対策に悩む方もいるかもしれません。もし、更年期太りで悩んでいる方は、シークワーサーのアロマ効果に頼ってみるのもよいでしょう。
効果⑨食欲増進効果
シークワーサーに含まれるリモネンの精油には、唾液の分泌を促し消化吸収を高めて食欲を増進させる効果があるとされています。
毎年夏バテして食欲が落ちる方、体調不良で食欲が低下している方は、シークワーサーのアロマを楽しんだり、ドリンクや料理に果汁を絞ったりするとよいでしょう。
効果⑩髪の抜け毛予防・育毛促進効果
シークワーサーは、髪の発育・育成を妨げる悪玉酵素の働きを抑える効果があるとされています。また、豊富なビタミン類やミネラルなど健康な髪を作るための材料がそろっているのも特徴です。毎日シークワーサーを取り入れれば、頭皮環境が整い、美しく健やかな髪を目指せるでしょう。
ノビレチン以外に記憶力をサポートできる栄養素・成分
シークワーサーに含まれるノビレチンは、認知症予防が期待されている成分であるため、知力や記憶力の低下を対策したい方におすすめのフルーツです。
しかし、それほどシークワーサーが身近な存在ではない地域に住んでいる場合、日常的に取り入れるのは難しいと感じる方もいるでしょう。
そこで、以降ではノビレチンの他にも記憶力サポートをしてくれる栄養素・成分を紹介します。取り入れやすい栄養素・成分も紹介しているため、参考にしてみてください。
DHA・EPA
DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、青魚に多く含まれるリン脂質です。年齢を重ねるごとに低下する記憶力、注意力、判断力、空間認識力を維持する効果が期待できます。
ただし、過剰摂取は胃腸機能障がいを起こす可能性があるため、摂取量には注意しましょう。1日のDHA・EPAの推奨摂取量は、成人男性の場合2.0g〜2.4g、成人女性で1.6g〜2.0gの摂取です。
プラズマローゲン
プラズマローゲンとはリン脂質の一つで、抗酸化作用を持つのが特徴です。脳の神経細胞など体内に多く存在し、高齢者の健やかな脳機能の維持に欠かせない成分です。
具体的な効果として、アルツハイマー型認知症の要因である「アミロイドβタンパク」という脳の老廃物の蓄積を抑制する働きがあります。加えて、神経細胞である「ミリエン」の合成に必要なものでもあり、ミリエンは脳の機能維持、認知機能の低下の予防作用があるとされています。
イチョウ葉エキス
血管を広げて血流を改善する作用があることで知られていますが、認知症予防にも効果があるとされています。要因となるアミロイド-βの蓄積を抑制する働きが、イチョウ葉エキスにはあるのです。
また「ギンコライド」と呼ばれる、強い抗酸化作用を持った成分を含んでいる点も特長です。ギンコライドは、ストレスなどにより発生する活性酸素を抑制して、脳細胞を守るよう働きかけます。
サプリメントならシークワーサーに近い成分の「Rimenba」がおすすめ!
シークワーサーに近いサプリメントを探している方には「Rimenba(リメンバ)」がおすすめです。
- 魅力その①ノビレチンやミネラル類・ビタミン類・DHA/EPAを配合
- 魅力その②オールインワンサプリで健康をトータルサポート
- 魅力その③添加物の使用を極力控えている
- 魅力その④GMP認証工場で製造されている
- 魅力その⑤コスパ・摂取量・飲みやすさが◎
Rimenbaには、シークワーサーにも含まれるノビレチン、ミネラル類、ビタミン類に加えて、DHA/EPAも配合しています。これらの成分は、1日たった4粒で手軽に摂取できます。
Rimenbaは、知力健康サポートサプリメントですが、基礎健康力をサポートしてくれる成分も配合されているオールインワンサプリとなっています。
また、毎日飲むことを考え、不必要な添加物を使用せず、GMP認証工場(厚生労働省のガイドラインをクリアした工場)で製造されています。
加えて、カプセルの形状や大きさも飲みやすい設計になっており、細部までこだわって開発されている点も魅力です。
「いつまでも元気でいたい」「必要な栄養素を手軽に摂取したい」という方は、ぜひ一度お試しください。


シークワーサーは健康・美容の強い味方!
シークワーサーは、爽やかな味わいだけでなく、認知症や生活習慣病の予防、ダイエットや美容効果まで期待できる万能フルーツです。
ノビレチンやビタミン、食物繊維などの豊富な栄養成分が、私たちの心身の健康をしっかりサポートしてくれます。毎日の料理やドリンクに気軽に取り入れて、シークワーサーの力を活かしましょう。
もし「毎日取り入れるのは難しい」「毎日は飽きてしまいそう」といった不安がある方は、Rimenbaを習慣にするのもおすすめです。
多くの方に試していただけるよう、初回限定価格が用意されています。定期便の解約に縛りはなく、納得できなければ1回の購入で解約も可能です。気になっている方は、ぜひ一度Rimenbaをお試しください。
Rimenbaについて詳しくは【こちら】
この記事に登場する専門家

福井大学医学部 第二内科 准教授
濱野 忠則
- 脳神経内科長
- 診療教授
【知力健康サプリRimenba監修・脳神経内科医】Rimenba(リメンバ)は最近の研究で効果が期待されている葉酸やビタミンB6、ビタミンB12などの栄養素がオールインワンで含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。 日々の食事や運動でまかないきれない部分を補ってくれることが期待できます。

Webライター
のん
- 薬膳調整士
- 漢方コーディネーター
- 化粧品3級
娘と保護猫4匹と一緒に暮らすママライター。 さまざまな健康トラブルから「健康」を意識するようになり、漢方や薬膳の資格を取得。 漢方・薬膳・メイク・車系・ペット系など資格や趣味を活かして幅広く執筆。