2024-10-08
記憶力を高める効果のあるサプリは?記憶力や集中力の改善に効果のある4つの成分
「記憶力を高めるサプリは本当に効果があるの?」
「記憶力を高めるサプリにはどんな成分が含まれているの?」
上記のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
記憶力を高めるサプリとは、神経伝達物質を増やす効果のある成分や脳疲労を軽減する効果を持つ成分が含まれたサプリのこと
です。
本記事では、記憶力を高めるサプリの基本的な説明、記憶力や集中力の改善に本当に効果のある4つの成分についても紹介します。
本記事を読むことで、記憶力や集中力に効果のあるサプリがどのようなサプリなのかがわかるでしょう。
記事後半では、記憶力を高めるサプリを摂取する際の注意点についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
記憶力を高める効果のあるサプリの条件
記憶力を高める効果に期待できる3つの条件を紹介します。
それぞれどのようなメカニズムによって記憶力の改善につながるのか詳しく解説していきます。
記憶に必要な神経伝達物質の増加につながるサプリ
神経伝達物質とは、脳の神経細胞間で情報を伝達する役割を果たしており、記憶の形成や保持に関与する成分のことです。
特に、
ドーパミンやアセチルコリンなどの神経物質は記憶力や集中力の改善に役立つ成分として知られています。
ドーパミンは快感を引き出す物質としてご存知の方も多いと思います。ドーパミンが脳内で増えることで、行動へのやる気や集中力が向上します。
アセチルコリンは、記憶力や学習能力の向上に関与しており、脳の機能をサポートします。そのため、アセチルコリンの増加を促す成分が含まれているサプリメントは、記憶力向上に効果的とされています。
脳細胞の保護につながるサプリ
脳細胞は、先ほど紹介した神経伝達物質の受け渡しを行います。そのため、脳細胞を保護することで脳機能の向上をサポートします。
脳細胞を保護するためには、血流改善効果のある成分を摂取することが必要です。脳は酸素や栄養を必要としており、十分な血流が確保されていることが重要です。
血流改善効果があるとされる成分としては、イチョウ葉エキスやDHA(ドコサヘキサエン酸)などがあります。
これらの成分は、血管を拡張させることで脳への血流を増加させ、脳細胞の保護に寄与するといわれています。
脳疲労の軽減につながるサプリ
人間は脳を使うことで活性酸素が脳内に発生します。活性酸素は脳に炎症を起こすため、活性酸素が脳内にたまることで、疲労を感じてしまいます。
そのため、活性酸素を除去することで脳疲労の軽減につながり、集中力を保ち続けられることが可能になります。活性酸素の除去をするためには、抗酸化作用を持つ成分を摂取するのがおすすめです。
抗酸化作用があるとされる代表的な成分には、イチョウ葉エキスがあります。
脳疲労の軽減をサポートを目的とする方は、イチョウ葉エキスを含むサプリを摂取すると良いでしょう。
記憶力・集中力を高めるサプリの4つの成分
サプリを摂取して記憶力や集中力を改善したい方は、以下の成分が含まれているかどうかを確認すると良いでしょう。
それぞれの成分がどのような効果があるのか詳しく解説していきます。
①DHA|記憶力の維持に期待できる
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、記憶力や集中力の維持に期待できる成分として注目されています。DHAは、魚油や海藻などの食材に多く含まれており、脳の機能をサポートする働きがあります。特に、サバやマグロなどの青魚やワカメや昆布などの海藻には、DHAが豊富に含まれています。
DHAが不足すると、脳の働きが低下し、記憶力や集中力の低下につながることがあります。ただ、過剰摂取は逆効果となる可能性があるので、適切な量を摂取することが重要です。
②イチョウ|脳疲労を軽減できる
イチョウは、古くから東洋医学で薬用として使われてきた植物です。主成分であるギンコロールやフラボノイドは、脳の血流を改善する効果があります。脳は酸素や栄養素を必要としているため、血流が悪くなると記憶力や集中力が低下することがあります。イチョウによって血流が改善されることで脳への酸素や栄養素の供給がスムーズになり、記憶力や集中力の向上が期待できます。
イチョウには抗酸化作用もあります。酸化ストレスは脳の老化や認知機能の低下を引き起こす要因とされており、抗酸化作用があることで脳の健康をサポートできます。
ただ、個人の体質や状態によって効果には個人差があるため、使用前には医師や専門家の意見を参考にすることをおすすめします。
③テアニン|脳細胞を保護できる
テアニンは主に緑茶に含まれるアミノ酸の一種です。緑茶の苦みや渋みを抑える働きもありますが、最も注目されているのは脳に対する効果です。テアニンは、脳内でGABA(γ-アミノ酪酸)という神経伝達物質の生成を促進することで、リラックス効果をもたらします。
特に、テアニンはカフェインと組み合わせることで集中力の向上に大幅に役立つことが明らかになっています。44名の若い男性を対象に、カフェイン40mgとテアニン97mgを同時に摂取してもらったところ、マルチタスク能力の精度向上や疲労感の軽減効果があるという報告もあります。
④バコパモニエラ|神経伝達物質を増やす
バコパモニエラは、古くからアジアやヨーロッパで健康のために使用されてきた水草の一種で、神経伝達物質を増やす働きがあります。神経伝達物質は脳の情報伝達に関与しており、記憶力や集中力に重要な役割を果たしています。
バコパモニエラは神経伝達物質の産生を促進することで、脳の機能を向上させる
とされており、認知機能や記憶力向上の目的で重宝されてきました。自然由来の成分であり、副作用の心配も少ないのも特徴の一つです。
記憶力を高めるサプリを摂取する際の注意点
記憶力を高めるサプリを使用する際は、他の医薬品との併用に注意しましょう。医薬品によっては有害な影響が出ることもあるため、摂取前は医師や専門家に相談してください。また、妊婦や授乳期の方も摂取の際はかかりつけ医に相談することをおすすめします。
また、サプリはあくまで普段の食事だけでは足りない栄養素を補給するためのものです。サプリ自体に記憶力を高める効果はないため、記憶力の改善がみられないようであれば、専門機関へ相談しましょう。
まとめ
本記事では記憶力を高めるサプリとはなんなのか、記憶力改善につながるサプリの成分について詳しく解説しました。
記憶力を高めるサプリとは、神経伝達物質を増やす効果のある成分や脳疲労を軽減する効果を持つ成分が含まれたサプリのことで、記憶力や集中力の改善に本当に効果のある成分は以下の4つです。
サプリを服用して記憶力を改善したい方は、上記の成分が含まれるサプリを服用するのがおすすめです。
記憶力を高めるサプリはあくまで足りない栄養素を補う目的なことを理解しておきましょう。長期間服用しても改善がみられない場合は、専門機関への受診をおすすめします。