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眼の健康

2025-12-30

緑内障になりやすい人とは?リスク要因や予防のために注意すべきポイントを解説

緑内障のリスク要因や予防のポイント

加齢に伴う代表的な目の病気として緑内障が挙げられます。特に40代以降の方は要注意の病気ですが、原因はよく分かっていません。

しかし、加齢、眼圧、遺伝、近視、糖尿病、血圧、睡眠がリスク要因になるので、当てはまる方は緑内障になりやすい人と言えるでしょう。

緑内障の最大の予防策は、定期的な検査を受けることです。生活習慣との関連は薄いですが、糖尿病対策の観点から、栄養バランスのとれた食生活を心がけるとよいでしょう。

この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長

福永 ひろ美

Webライター

木原かおる

  • コスメ薬機法管理者 
  • 薬機法医療法広告遵守個人認証(YMAA) 
  • 景品表示法・特定商取引法広告遵守個人認証(KTAA)

緑内障とはどんな病気か?

緑内障は目と脳をつなぐ視神経に異常が起こり、見え方に影響が出る病気です。40歳以上の約20人に1人は緑内障と考えられており、放置すると失明のリスクがあります。

緑内障は主に開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障の2つに分かれます。

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閉塞隅角緑内障】

房水の出口である隅角がふさがることで発生します。急激に眼圧が上がり、短期間で失明するリスクがあります。

【開放隅角緑内障】

隅角はふさがっていないものの、房水の通り道が目詰まりすることで発生します。ゆっくりと症状が進行します。日本人は開放隅角緑内障が多いです。

緑内障になりやすい人とは?7つのリスク要因

緑内障の原因ははっきりとは分かっていません。しかし、緑内障のリスク要因は分かっているので、当てはまる人は緑内障になりやすい人と考えることができます。

加齢

最初に考えられるリスク要因が加齢です。

2000年から2001年に岐阜県多治見市で行われた緑内障に関する調査研究(多治見スタディ)では、40歳以上では約20人に1人、60歳以上では約10人に1人が緑内障にかかっているとの結果が出ています。

また、日本人に多い開放隅角緑内障に絞ると、40歳から79歳までは、年齢が上がるほど、有病率も上がっているとのデータが得られています。

参考:日本緑内障学会多治見疫学調査(多治見スタディ)総括報告

眼圧

眼圧が高いことは、緑内障のリスク要因であると同時に、診断時のポイントにもなります。眼圧は10~20mmHgが正常ですが、異常値が続くと、視神経に影響し、緑内障につながるとされています。

しかし、眼圧が正常であっても緑内障につながる、正常眼圧緑内障もあります。日本人は正常眼圧緑内障が多いとされています。

遺伝

緑内障は遺伝と関わっているとされています。遺伝する、という明確な証拠はまだ見つかっていませんが、親や祖父母が緑内障だった場合は、小まめに検査を受けるなど、注意をしたほうがよいでしょう。

近視

近視も緑内障のリスク要因になるとされています。

詳しいメカニズムは解明されていませんが、眼球の形状との関係があると考えられています。強い近視だと、眼球の前後の長さが伸びるため、眼の構造に異常が生じやすくなるとされています。

糖尿病

糖尿病から緑内障につながるケースもあります。

糖尿病の怖い点は合併症で、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害は、3大合併症とも呼ばれています。糖尿病網膜症が進行すると、「血管新生緑内障」につながることがあります。

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血管新生緑内障とは

糖尿病網膜症により、網膜の血管が目詰まりし、眼が酸素不足となることがあります。酸素を補うために、新しい血管(新生血管)が作られますが、新生血管が房水の流れをせき止めてしまうと、血管新生緑内障となります。

血圧

低血圧も緑内障のリスク要因とされています。海外の研究では、特に夜間の低血圧がリスク要因になることが示唆されています。また、進行した緑内障では、眼の後ろの部分の血流が低下しているとの研究結果も報告されています。

眼圧が高いことが緑内障のリスクとなることから、高血圧の方が悪そうなイメージがありますが、実際には逆のデータが出ています。ただし、高血圧は他の病気の原因となるので、高血圧の方がよいという話にはならないでしょう。

睡眠

近年の研究では睡眠不足や睡眠障害が緑内障のリスクとなる可能性が報告されています。

京都大学は日本国内のほぼ全ての保険加入者の診療データと特定健康診査のデータの分析により、不眠症患者では対照群の1.30倍、睡眠時無呼吸症候群患者では1.43倍、緑内障のリスクが高くなっていたことを報告しています

また、網膜神経線維層が薄くなっていることは、緑内障の初期段階での進行度合いの目安となりますが、同研究では睡眠時間が6時間未満の人は、6~8時間の人に比べ、網膜神経線維層が薄かったことも報告しています。

参考:Sleep Disturbance as a Risk Factor for Retinal Neurodegeneration and Subsequent Glaucoma

緑内障を防ぐためのポイントは?

現時点で、緑内障に悪いと科学的根拠をもって言える生活習慣はないため、日常生活から予防につなげるのは難しいです。しかし、定期的に検査を受けることで、早期発見、早期治療につなげられます。

また、糖尿病がリスク要因になるので、生活習慣を見直し、糖尿病に気を付けることも間接的な対策になると言えるでしょう。

定期的に検査を受ける

定期的に検査を受け、目が正常であることを確認するのは、緑内障の最大の予防策といえます。緑内障の診断には以下の検査が必要です。

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・視力検査

・眼圧検査

・細隙灯顕微鏡検査

・隅角検査

・眼底検査

・網膜光干渉断層計検査

・視野検査

会社の健康診断を受けているから大丈夫という方もいるでしょう。しかし、ほとんどの場合、健康診断では視力検査のみ、人間ドックでも視力検査と眼圧検査だけなので、緑内障予防という点では不十分です。40歳を過ぎたら、会社の健康診断などとは別に目の検査を受けることをおすすめします。

糖尿病に注意する

糖尿病対策を意識することも、間接的に緑内障対策につながります。糖尿病は生活習慣病の一種ですから、運動習慣、栄養バランスのとれた食生活、喫煙や過度な飲酒を控えるといった点に気を付ければ防げます。

特に栄養バランスのとれた食生活は、糖尿病以外の生活習慣病を防ぐことにもつながるので、優先して取り組みたいポイントです。塩分、脂質、糖分は控え、不足しがちなビタミン、ミネラルは積極的に取ることを意識し、バランスよく栄養を取りましょう。

毎日の食事でバランスよく栄養を取れるのがベストですが、難しい場合はサプリメントを活用して、足りない栄養を補いましょう。

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目を使う現代人が積極的に取りたい成分を配合したオールインワンサプリ「Eyepa」で、栄養バランスをサポートしましょう。

原材料について眼科医監修のもと、ビタミンA、C、E、亜鉛、ルテインを配合。さらに、ルテインと一緒に取りたいゼアキサンチンの他、ビルベリー、アスタキサンチンも組み合わせています。

特にルテインは吸収効率を重視して、フリー体のルテインをリポソームで包んだ「リポソームルテイン」を採用しました。

香料、酸味料、着色料、保存料、甘味料、増粘安定剤の6つの添加物不使用なので、毎日の健康管理にぴったりです。

さらに、品質面にもしっかりと気を配り、国内のGMPに準拠した工場で製造しています。

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緑内障で失明する?治療法は?

緑内障に気付くのが遅れると、失明するのではないかと心配になる方もいるでしょう。放置すると失明になるリスクはありますが、早期発見、早期治療で見え方への影響は抑えられます。

緑内障は日本人の後天的失明原因の第1位

緑内障は日本人の後天的失明原因の第1位となる病気です。しかし、緑内障の失明率はかなり低く、早期に発見して適切に治療を受ければ、失明に至るリスクは下げられます。

開放隅角緑内障はゆっくりと進行しますが、閉塞隅角緑内障は症状が急速に進行するため、治療をしても、視力に障害が残る場合があります。

検査結果に異常があった場合や目に違和感がある場合は、すぐに眼科医の診察を受けて、緑内障の早期発見につなげましょう。

治療は進行抑制がメイン

緑内障は一度発症すると治りません。治療は眼圧を下げて、進行を遅らせて、目の機能を維持することが目的となります。そのため、生涯にわたって通院が必要です。

緑内障の治療は薬物治療、レーザー治療、手術の3つがあり、いずれも眼圧を下げることを目的としています。

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薬物治療】

眼圧を下げる目薬を毎日使用します。1種類の目薬から始めますが、症状によっては目薬が追加され、複数を併用する場合もあります。

【レーザー治療】

目薬で十分に眼圧が下がらない場合や、眼圧が下がっても見え方の異常が進行する場合は、手術が適用されます。いくつかの術式があり、レーザーによって房水の流れを良くしたり、流れる経路を作ったりします。

【手術】

目薬やレーザー治療でも効果が出なかった場合は、手術が行われます。房水が上手に流れるように、外科的な処置を行います。

眼圧を下げる目安は正常範囲の10~20mmHgに保つのではなく、何も治療しない時の眼圧から、どの程度下げられるかが重要となります。

開放隅角緑内障はゆっくり進行するため、目薬での治療から始める場合が多いですが、閉塞隅角緑内障は緊急の治療が必要なので、即、レーザー治療が適用されることもあります。

緑内障になりやすい人は定期的な検査で早期発見が重要

緑内障の7つのリスク要因、加齢、眼圧、遺伝、近視、糖尿病、血圧、睡眠に当てはまると、緑内障になりやすい人と言えるでしょう。緑内障は生活習慣との関連が薄いため、定期的な検査を受けることが、最大の予防策です。

また、糖尿病の合併症に伴う血管新生緑内障を防ぐために、生活習慣病の予防を意識するのもおすすめです。特に栄養バランスのとれた食生活は、糖尿病以外の生活習慣病対策にもなるので、積極的に意識しましょう。

毎日の食事での栄養バランスに注意しつつ、足りない栄養を手軽に補いたい方は、ぜひEyepaをお試しください。

この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長

福永 ひろ美

【ひとみケアサプリEyepa監修・眼科医】 日々の生活の中で、バランスよく必要な栄養素を摂取することも大切なのです。Eyepaは眼の潤いをサポートしてくれるビルベリーを始め、抗酸化成分であるルテインやアスタキサンチン、その他多様な成分がオールインワンに含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。

Webライター

木原かおる

  • コスメ薬機法管理者 
  • 薬機法医療法広告遵守個人認証(YMAA) 
  • 景品表示法・特定商取引法広告遵守個人認証(KTAA)

国内化粧品メーカー、外資系消費財メーカーで、品質管理や薬機法業務に約15年従事した後にフリーライターに。薬機法や成分関連の知識をいかして、コスメやサプリのライティング、校正、記事監修などを手がける。

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