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2025-11-05

アルツハイマーになりやすい人の特徴とは?低減できるリスクに着目することが大切

アルツハイマーになりやすい人の特徴

年齢を重ねると、アルツハイマー型認知症にならないかという心配が増えがちです。自分自身だけでなく、身内の心配をすることもあるでしょう。

アルツハイマー型認知症になりやすくなるリスク要因は複数判明しています。確実に予防できる保証はありませんが、リスク要因への対策を取り入れることが、健康維持につながる可能性があります。

自分ではどうにもできないアルツハイマーのリスク、さらに低減できるリスクとその対策をご紹介します。できることから取り入れて、将来の健康につなげていきましょう。

この記事に登場する専門家

福井大学医学部 第二内科 准教授

濱野 忠則

  • 脳神経内科長
  • 診療教授

Webライター

木原かおる

  • コスメ薬機法管理者 
  • 薬機法医療法広告遵守個人認証(YMAA) 
  • 景品表示法・特定商取引法広告遵守個人認証(KTAA)

アルツハイマーになりやすい人とは?低減が難しいリスク

アルツハイマーには複数のリスク要因が存在しますが、加齢、遺伝、性格のように、自分の努力ではどうにもならないものもあります。対策の難しいリスクということを理解し、他の低減できるリスクへの対策に注力しましょう。

加齢

加齢はアルツハイマーの主要なリスクです。加齢に伴い、アミロイドβやタウなどのタンパク質が異常を起こして蓄積することで、アルツハイマーが発症するとされています。

特にタウタンパク質は20代から蓄積が見られるとの知見もあり、自分で対策するのは非常に難しいです。

アルツハイマーの検査において、アミロイドβやタウは非常に重要な指標です。近年はアミロイドβやタウの蓄積を画像にして調べるPET検査という手法も登場しています。保険適用ではなく、高額にはなりますが、予防的な観点からアミロイドPET検査を受けられる病院も出てきているので、気になる方は探してみるとよいでしょう。

遺伝

遺伝がアルツハイマーのリスク要因になることもあります。例として、アルツハイマーの発症のしやすさに関連する遺伝子APOEが挙げられます。

Check

APOE遺伝子型とは

APOEにはε2、ε3、ε4といったいくつかの型があり、両親から1つずつ受け継ぐため、子どもでの組み合わせはさまざまです。

ε4型を1つまたは2つ持つ人はアルツハイマー病になりやすく、ε2型を持つ人はアルツハイマー病になりにくいとされています。ただし、ε4型を持つからといって、必ずしも発症につながるわけではありません。

アルツハイマーの発症のしやすさに関わるリスク遺伝子は、APOE以外にも70種類ほど見つかっています。しかし、欧米での研究で、APOEほど高いリスク要因にはならないことが報告されているので、過度に不安になる必要はないでしょう。

参考:アルツハイマー病は遺伝する?(2) 国立長寿医療研究センター

性格

性格がアルツハイマーのリスク要因になる可能性を示した研究もあります神経質な方や誠実な方は、アルツハイマーを含めた認知症になるリスクが高いことが、複数の研究で報告されています。

アルツハイマーを発症すると、物忘れや片付けのミスが増えるなどの症状が見られるようになります。神経質、誠実といった性格とは相反する行動なので、変化をキャッチするサインになるでしょう。

低減できるリスクと対策

加齢、遺伝、性格は変えることができないリスクですが、普段の努力で低減できるリスクもあります。WHO(世界保健機関 )のガイドライン「認知機能低下および認知症のリスク低減」では、以下の改善が認知症のリスク低減につながるとしています。

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身体活動

喫煙

栄養

飲酒

認知訓練

社会活動

体重(肥満)

高血圧

糖尿病

脂質異常症

また、ガイドラインには挙がっているもの以外にも、認知症と関連する可能性があるリスク要因があります。

参考:WHO ガイドライン「認知機能低下および認知症のリスク低減」(翻訳版)

生活習慣病

糖尿病、高血圧、肥満、脂質異常症といった生活習慣病はアルツハイマーを含めた認知症のリスクになります。アルツハイマー患者の多くは他のさまざまな病気を抱えており、中でも生活習慣病の割合が多いことが報告されています。また、生活習慣病の治療を行わないと、認知症が進行するとの研究もあります。

生活習慣病はその名の通り、毎日の生活習慣を見直すことで予防が可能です。栄養バランスに注意し、運動を習慣化するなど、ちょっとしたことから改善していきましょう。

また、変化を見逃さないことも大切です。定期的に健康診断を受け、さらに自宅で測定できるものは毎日測定しましょう。スマホアプリと連動した体重計、体組成計、血圧計などを利用すれば、測定と記録が簡単にできます。

飲酒と喫煙

飲酒と喫煙も認知症のリスクになります。適量の飲酒ではリスクにはなりにくいですが、飲酒量が多いとリスクが上昇することが報告されています。

一方、喫煙は吸えば吸うほどリスクが高まるとの研究結果が出ました。さらに、飲酒量が多い状態で喫煙を習慣にすると、よりリスクが上昇するとの結果も出ています。

認知症のリスクを上げないためには、飲酒量はほどほどにして、禁煙しましょう。飲酒と喫煙は生活習慣病など、他の病気のリスクにもなるので、認知症以外の健康維持のためにも、適切なコントロールが必要です。

栄養バランス

WHOのガイドラインでは栄養のバランスに気を付けることが、認知症のリスク低減につながるとしています。ただし、医学的にこれを食べておけば大丈夫と言える食べ物はありません。特定の栄養に偏ることなく、バランスよく取ることを意識しましょう。

認知機能の根幹である脳をきちんと動かすには、5大栄養素をバランスよく取らねばなりません。以下の栄養素を過不足なく取りましょう。

  1. 1
    エネルギー源となる炭水化物(ブドウ糖)
  2. 2
    脳を形作るタンパク質や脂質
  3. 3
    脳の働きに必要なビタミンやミネラル

さまざまな食材を取り入れて、栄養バランスのとれた食事を1日3食取るのがベストですが、難しい場合はサプリメントを活用して、不足している栄養素を補うのがおすすめです。

また、栄養バランスを意識することは生活習慣病の予防にもつながるので、一石二鳥になります。認知症以外の健康維持にも重要なので、特に優先度の高いものと言えるでしょう。

頭を使う人の栄養を補うオールインワンサプリ「Rimemba(リメンバ)」

毎日の栄養バランスのサポートには、オールインワンサプリ「Rimenba」を活用しましょう。ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、C、D、E、葉酸、鉄分、亜鉛をバランスよく取れます。

また、脳神経内科医の監修により、頭を使う人が積極的に取りたい成分も組み合わせています。オメガ3脂肪酸の代表格であるDHAとEPAを1日あたり計534mg配合。オメガ3脂肪酸が気になるけれど、魚が苦手な方にも取り入れやすいです。さらにプラズマローゲン、ノビレチン、イチョウ葉エキスといった話題の成分も配合しています。

毎日の健康をサポートするためのものなので、使わない成分にも目を向け、香料、酸味料、着色料、保存料、甘味料、増粘安定剤の6つの添加物は不使用です。

GMPに準拠する国内有数の工場で製造しており、品質面にも妥協せず作っています。

公式サイトからの定期購入なら、初回限定価格の送料無料で購入できる上、縛りやキャンセル料もなく、15日間の返金保証もあります。2回目以降も割引価格で購入できるので、お試しで気に入った場合は、そのまま続けられます。

まずは気軽にお試しください。

社会とのつながり

社会的孤立がアルツハイマーのリスクになることを示した研究結果が複数報告されています。また、社会的孤立により、脳容積が低下するとの研究もあります。

ただ、現代は一人暮らしの高齢者が増えていますが、独居が必ずマイナス要因になるわけではありません。東京都健康長寿医療センターなどが記憶を司る脳の海馬の容量変化について、社会的孤立の影響を調べた研究では以下の結果が報告されました。

Check

・別居の家族や親戚、友人や近所の人との接触が週1回未満だと週3回以上に比べ、海馬容積の減少が大きかった。

・独居者は、誰かと同居している者に比べ、海馬容積の減少が緩やかだった。

・上記には性別や年齢による違いはなかった。

参考:東京都健康長寿医療センター 「"希薄な社会的つながり"と"独居"は海馬の萎縮に関連するが、その作用は正反対:孤立のパラドックス」

特に仕事をリタイアした後は、他者との交流が途切れがちになるため、地域のボランティアや趣味、スポーツなどの活動に参加しましょう。他者と直接顔を合わせるのがベストですが、難しい場合は電話やビデオ通話を用いて、機会を作るのがおすすめです。

頭を使う習慣

中年期、老年期に頭を使うことが、アルツハイマーの発症リスク低下につながることを示した研究結果が報告されています。同研究では、若い頃に頭を使うことは関連が薄いという結果も報告されており、年を重ねてから、頭を使うことの重要性を示していると言えるでしょう。

頭を使うと言っても、難しいことを行う必要はなく、パズルやドリルなどに取り組むのが手軽でよいでしょう。スマホアプリでもできますが、実際に書いたり、手を動かしたりするという点で書籍など、手で触れられるものがおすすめです。

また、麻雀や囲碁などは、相手の手を先読みしたり、牌や碁石を動かすのに手先を使ったりするので、より頭を使うだけでなく、他者と交流するメリットも得られるので一石二鳥になります。

運動不足

運動不足により、生活習慣病のリスクが高まり、アルツハイマーにもつながりやすくなってしまいます。海外の研究では、アルツハイマーを発症する10年前までの運動不足との関連があることが報告されています。

運動習慣のない方がいきなり強い運動をするとケガの原因になるため、まずは生活の一部として簡単にできることから始めましょう。

  1. 1
    目的地の1駅手前で降りて歩く
  2. 2
    買い物に行く際に車を使わずに歩いて行く
  3. 3
    家の中でヨガやストレッチを行う

また、チームで行うスポーツは他者との交流に役立ち、戦略性を求められるスポーツは頭を使うことにもつながります。

睡眠

睡眠も認知症のリスク要因です。睡眠不足がアミロイドβに影響し、アルツハイマーのリスクになる可能性が報告されています。また、睡眠時無呼吸症候群との関連を示した研究もあります。

かと言って、長く眠ればいいという単純な理屈でもありません。9時間以上の睡眠は、アルツハイマーのリスクを高めることが報告されており、長すぎる睡眠もリスクとなるのです。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人と高齢者で別々に睡眠時間の目安を設定しています。現役世代は睡眠不足に、高齢者は眠りすぎに注意しましょう。

睡眠時間の目安
成人6時間以上
高齢者8時間以上にならないこと

参考:厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド2023

頭のケガや脳の病気

頭のケガや脳の病気もリスク要因になる可能性があります。頭のケガがアルツハイマーにつながる可能性を示した研究がある一方で、そのメカニズムはまだはっきりしておらず、関連がないとする意見もあり、現時点では可能性がある程度に考えておきましょう。

脳梗塞や脳出血などの脳の病気もアルツハイマーのリスク要因になることが報告されています。また、脳の病気はアルツハイマーとは別の認知症である、血管性認知症のリスク要因でもあります。脳の病気は生活習慣病と関連するため、生活習慣病予防を意識しましょう。

歯周病

意外だと感じる方が多いでしょうが、⻭周病がアルツハイマー病のリスクを⾼める可能性があることを⽰した研究結果が複数報告されています。

歯周病はアルツハイマー以外にも、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞など、多くの病気との関連が疑われています。毎日の歯磨きや定期的な歯科検診を心がけて、歯周病を防ぎましょう。

歯の健康を保つことは食事を楽しむためにも欠かせません。食事を楽しめなければ、栄養バランスも維持できなくなってしまうので、歯の健康にも気を配りましょう。

アルツハイマーのリスクへの対策を普段の生活に取り入れよう

アルツハイマーには、さまざまなリスク要因があります。加齢、遺伝などのように自分では変えられないものがある一方で、生活習慣病、飲酒と喫煙、栄養バランスなど、自分で対策ができるものもあります。

中でも、栄養バランスを意識することは取り組みやすく、生活習慣病予防にもつながります。まずは毎日の食生活を見直しましょう。不足する栄養素は、サプリメントで補うのもおすすめです。

できる対策を積極的に取り入れて、すこやかにイキイキと年齢を重ねていきましょう。

この記事に登場する専門家

福井大学医学部 第二内科 准教授

濱野 忠則

  • 脳神経内科長
  • 診療教授

【知力健康サプリRimenba監修・脳神経内科医】Rimenba(リメンバ)は最近の研究で効果が期待されている葉酸やビタミンB6、ビタミンB12などの栄養素がオールインワンで含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。 日々の食事や運動でまかないきれない部分を補ってくれることが期待できます。

Webライター

木原かおる

  • コスメ薬機法管理者 
  • 薬機法医療法広告遵守個人認証(YMAA) 
  • 景品表示法・特定商取引法広告遵守個人認証(KTAA)

国内化粧品メーカー、外資系消費財メーカーで、品質管理や薬機法業務に約15年従事した後にフリーライターに。薬機法や成分関連の知識をいかして、コスメやサプリのライティング、校正、記事監修などを手がける。

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