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眼の健康

2025-12-09

白内障になりやすい人の特徴は?進行を遅らせる生活習慣を詳しく解説

白内障になりやすい人の特徴は?進行を遅らせる生活習慣を詳しく解説

「最近、老眼が進んで文字が読みづらい。このまま白内障になったらどうしよう」

「年齢を重ねれば誰でもなるとは聞くけれど、白内障になりやすい人とそうでない人って何が違うんだろう?」

白内障は、加齢とともに多くの人が経験する目の変化ですが、日々の生活習慣や環境によって発症時期や進行スピードに個人差があります。

本記事では、白内障になりやすい人の具体的な特徴や、今日からできる進行を遅らせるための生活習慣について丁寧に解説します。最後まで読むことで、目の健康を守るための具体的なアクションが明確になるでしょう。

この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長

福永 ひろ美

Webライター

神屋ヒロキ

そもそも白内障とは?目の病気の基礎知識

白内障とは、カメラのレンズにあたる「水晶体」が濁ってしまう病気です。

水晶体は黒目の奥にある直径約9mm、厚さ約4mmほどの組織で、外からの光を集めてピントを合わせる重要な役割を担っています。健康な状態であれば透明で弾力がありますが、白内障になると透明性が失われ、視界がぼやけたり、光がまぶしく感じられたりするようになります。

水晶体が濁る主な原因は、水晶体を構成するタンパク質が変性してしまうことです。これは卵の白身が熱を加えると白く固まる変化に似ています。一度濁ってしまった水晶体は、自然に元の透明な状態に戻ることはありません。

濁り方にはいくつかのタイプがあります。

  1. 1
    水晶体の中心が硬くなる「核硬化」
  2. 2
    周辺部分から濁る「皮質白内障」
  3. 3
    後ろ側が濁る「後嚢下(こうのうか)白内障」

白内障になりやすい人の主な特徴

白内障は「目の老化現象」とも呼ばれるため、長生きをすれば誰もが関わる病気です。しかし、同じ年齢であっても、手術が必要なほど進行している人もいれば、軽い症状で済んでいる人もいます。

ここでは、どのような人が比較的早い段階で白内障になりやすいのか、また進行しやすい傾向にあるのか、その具体的な特徴について解説します。

高齢の人

白内障の最大のリスク要因は「加齢」です。早い人では40代後半から水晶体の濁りが始まり、50代に入るとその割合は急増。50代で白内障の初期症状を持っている人はおおよそ40〜50%に達するといわれています。

さらに年齢が上がると割合は高まり、60代で70〜80%、70代では80〜90%、そして80代以上になるとほぼ100%の人に白内障の症状が見られるようになります。

強い紫外線を浴びやすい生活環境にある人

長年にわたって強い紫外線を浴び続ける環境にいる人は、そうでない人に比べて白内障になりやすい傾向があります。紫外線は肌だけでなく、目にとっても大きなダメージ源となるからです。

屋外での作業が多い農作業従事者や建設業の方、あるいはアウトドアスポーツを長年楽しんでいる方は特に注意が必要です。

日本の紫外線量は季節によって変動しますが、曇りの日でも降り注いでいます。若い頃から無防備に紫外線を浴びてきた蓄積は、50代以降になって白内障という形で現れることが少なくありません。

糖尿病など生活習慣病を抱えている人

糖尿病などの生活習慣病を抱えていることも、白内障になりやすい人の特徴です。特に糖尿病の患者は、健康な人に比べて白内障の発症リスクが高く、進行も早いことがわかっています。

血液中の糖分濃度が高い状態が続くと、水晶体の中にも糖分が入り込みます。これが水晶体の浸透圧を変化させ、水分バランスを崩したりタンパク質の変性を招いたりして、濁りを引き起こすのです。

食生活の乱れや運動不足が続き、血糖コントロールがうまくいっていない場合、若い年代であっても白内障が急速に進むことがあります。

喫煙習慣がある人

長期間にわたる喫煙習慣がある人も、白内障になりやすいタイプに含まれます。

タバコの煙に含まれる有害物質を体内に取り込むと、大量の活性酸素が発生し、水晶体のタンパク質を酸化させて濁らせてしまうのです。

さらに、喫煙は体内のビタミンCを大量に消費します。ビタミンCは水晶体を酸化から守るために重要な役割を果たしている栄養素。喫煙によってその濃度が下がると、防御機能が弱まり、白内障の進行につながることがあります。

ステロイド薬を長期間使用している人

アトピー性皮膚炎や喘息、リウマチなどの膠原病(こうげんびょう)の治療で、ステロイド薬を長く使用している人も、白内障になりやすいといわれています。ステロイドは炎症を抑えるのに有効な薬ですが、副作用として水晶体の濁りを引き起こすことがあるのです。

ステロイドによる白内障は「ステロイド白内障」と呼ばれ、初期の段階から視力の低下やまぶしさを強く感じやすいのが特徴です。内服薬だけでなく、点眼薬や吸入薬、塗り薬の長期使用でもリスクになる可能性があります。

もちろん、病気の治療のためにステロイドは必要な薬ですので、自己判断で中断するのは危険です。ステロイドを使用している方は、定期的に眼科を受診し、水晶体の状態をチェックしてもらうことが、早期発見と適切な対処につながります。

目のケガや手術歴がある人

過去に目に強い衝撃を受けたり、目の手術を経験したりしたことがある人も、白内障になりやすい傾向があります。これを「外傷性白内障」と呼びます。

  1. 1
    スポーツ中にボールが目に当たった
  2. 2
    転倒して目を打撲した
  3. 3
    鋭利なものが目に刺さった

このような衝撃で水晶体そのものや、水晶体を支える組織が損傷を受けると、傷を修復しようとする過程や、組織のバランスが崩れることで、水晶体の濁りが急激に進むことがあるのです。

ケガをした直後ではなく、数ヶ月から数年経ってから症状が現れることもあります。

また、網膜剥離や硝子体手術など、過去に眼内手術を受けた経験がある場合も、手術の刺激によって白内障の進行が早まることが知られています。

白内障になった場合の治療法

「白内障になりやすい人」の特徴に当てはまっていたとしても、過度に恐れる必要はありません。白内障は適切な治療を行えば、視力回復が見込める病気だからです。

ここでは、それぞれの治療法がどのような目的で行われるのかについて解説します。

点眼治療

点眼治療は、まだ視力の低下が軽く、日常生活にそれほど支障が出ていない初期段階で選択される治療法です。主に「ピレノキシン製剤」や「グルタチオン製剤」といった目薬が処方されます。

これらの点眼薬の役割は、水晶体のタンパク質が変性するのを防いだり、酸化を防いだりすることで、白内障の進行スピードを抑えることです。

一度濁ってしまった水晶体を薬で元通りに治すことは、現在の医学ではできません。点眼治療は、手術が必要になる時期をできるだけ先延ばしにするための保存療法であるといえます。

手術

点眼治療を続けていても、白内障は少しずつ進行します。視力が低下して免許更新が危うくなったり、まぶしさで外出が億劫になったりと、日常生活に不自由を感じるようになったら手術を検討する時期です。白内障を根本的に治す方法は手術しかありません。

現在、広く行われているのは「超音波水晶体乳化吸引術」という方法です。

Check

超音波水晶体乳化吸引術とは

角膜をわずかに切開し、そこから器具を入れて濁った水晶体を超音波で砕いて吸い出し、代わりに人工の眼内レンズを入れます。

手術時間が短く、体への負担も少ないため、多くの場合は日帰りや短期間の入院で行われます。

また最近では、より精密な「レーザー白内障手術」も普及してきています。最先端のレーザー機器を使って、角膜の切開や水晶体の分割をミクロン単位の正確さで行うため、再現性が高く、目への負担をさらに減らすことが可能です。

白内障の進行を遅らせるために見直したい生活習慣

白内障になりやすい要因を持っていたとしても、日々の心がけ次第で進行を緩やかにすることができるといわれています。

ここでは、白内障の進行を遅らせるために役立つ具体的な生活改善方法をご紹介します。

抗酸化作用のある栄養素を十分に摂る

白内障の進行には、体内の「酸化(サビつき)」が大きく関わっています。そのため、酸化を防ぐ「抗酸化作用」のある栄養素を毎日の食事で積極的に摂ることが、水晶体を守るための重要なポイントといえるでしょう。

特におすすめしたい栄養素は以下の3つです。

Check

【ルテイン】

ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれる色素成分。水晶体や網膜に存在し、有害な光から目を守る「天然のサングラス」のような働きをする。

【ゼアキサンチン】

緑黄色野菜やトウモロコシ、卵黄などに含まれる。強力な抗酸化作用を持ち、目の健康維持に欠かせない成分。

【ビタミンC】

果物や野菜に多く含まれる。水晶体には高濃度のビタミンCが含まれており、酸化ストレスから組織を守る。

これらの栄養素をバランスよく食事に取り入れ、体の内側から目を守るバリア機能を高めていきましょう。

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サングラスや帽子を使って紫外線を防ぐ

紫外線は水晶体にとって大敵です。水晶体に含まれるタンパク質が紫外線によって酸化し、変質してしまうことが濁りの直接的な原因となります。

紫外線による酸化ダメージを防ぐための効果的な方法は、物理的に紫外線を遮断することです。

外出する際は季節や天候にかかわらず、UVカット機能のついたサングラスをかける習慣をつけましょう。色の濃いサングラスは瞳孔が開いて逆に紫外線を多く取り込んでしまうことがあるため、色は薄くても「紫外線透過率」が低いものを選ぶのがポイントです。

また、サングラスの隙間から入る光を防ぐために、つばの広い帽子を併用するのもおすすめです。

喫煙をしない

多くの研究で、喫煙は白内障の発症リスクを上昇させることが明らかになっています。逆に言えば、禁煙することでリスクを下げられる可能性もあるということです。

目には無数の細かい毛細血管が張り巡らされていますが、ニコチンの作用で血流が悪くなると、必要な酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物も溜まりやすくなります。

今日からの禁煙が、数年後のクリアな視界を守ることにつながるでしょう。

目を十分に休める

現代社会において、私たちは知らず知らずのうちに目を酷使しています。スマホやパソコンの画面を長時間見続けることは、眼精疲労を招くだけでなく、目の中の代謝機能を低下させ、老化を早める要因になります。

目に疲れや老廃物を溜め込まないためには、意識的に「目を休める時間」を作ることが必要です。1時間作業をしたら5分間は窓の外など遠くをぼんやり眺めて、目の筋肉を緩めてあげましょう。

また、蒸しタオルなどで目元を温め、血行を良くしてあげるのもおすすめです。

白内障になりやすい人に関するよくある質問

ここでは、多くの方が抱く「白内障のなりやすさ」に関する疑問について、Q&A形式でお答えしていきます。

白内障になりやすい人は必ず白内障になりますか?

白内障になりやすい特徴を持っているかどうかにかかわらず、長生きをすればほとんどの人がいずれ白内障になります。これは白髪やシワと同じような老化現象の一種ですので、ある程度は仕方のないことです。

しかし、「必ずなる」からといって「何も対策しなくていい」わけではありません。大切なのは、発症を完全に防ぐことではなく、日常生活に支障が出る時期をできるだけ後ろ倒しにすることです。

生活習慣を整え、快適に見える期間を長く保ちましょう。

白内障になりやすい人でも予防や進行を遅らせることはできますか?

白内障になりやすい体質や環境にあったとしても、適切なケアを行うことで進行スピードを遅らせることができます。

白内障は「誰でもなる病気」であると同時に、ケア次第で進行をコントロールできる病気でもあります。紫外線対策をする、抗酸化作用のある食事を摂る、禁煙をする、といった日々の積み重ねで、水晶体へのダメージを減らしましょう。

白内障になりやすい人は要注意!できる対策を実践しよう

白内障は、加齢とともに誰にでも訪れる目の変化です。しかし、紫外線や喫煙、生活習慣病などの要因が重なることで、その発症時期や進行スピードは大きく変わってきます。

ご自身が「なりやすい人」に当てはまる場合でも、悲観する必要はありません。仕組みを知り、正しい対策を行うことで、大切な目を守ることができるからです。

目を休めること、紫外線を防ぐこと、そして体の中から栄養を届けること。これらをバランスよく生活に取り入れることが、クリアな視界を維持する秘訣です。

食事だけで十分な栄養を補うのが難しいと感じる方には、医師監修のオールインワンサプリ「Eyepa(アイーパ)」の活用がおすすめです。



吸収率の高いリポソーム技術を採用し、目に必要な栄養素を効率よく摂取できるEyepaは、忙しい現代人の目の健康を力強くサポートしてくれます。

いつまでも美しい景色や親しい人の顔をはっきりと見るために、ぜひ今日から、自分の目を労る習慣を始めてみてください。

この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長

福永 ひろ美

【ひとみケアサプリEyepa監修・眼科医】 日々の生活の中で、バランスよく必要な栄養素を摂取することも大切なのです。Eyepaは眼の潤いをサポートしてくれるビルベリーを始め、抗酸化成分であるルテインやアスタキサンチン、その他多様な成分がオールインワンに含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。

Webライター

神屋ヒロキ

執筆実績500記事を超える専業Webライター。ITから法律、ECビジネス、健康問題まで幅広く執筆。趣味は小説執筆と音声入力と生活改善。

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