2025-06-04
ルテイン・ゼアキサンチンとは?サプリを選ぶのにおすすめの方法もご紹介

「ルテイン」や「ゼアキサンチン」という成分を、サプリのパッケージで見たことがある方も少なくないでしょう。
目に存在することや抗酸化物質であることは分かっていますが、ビタミンやミネラルなど、メジャーな成分に比べると、まだまだ知られていないことが多い成分です。
そこで本記事ではルテインやゼアキサンチンとはどのような物質なのか、化学的な性質や含まれる植物、人体との関わりについて説明します。そして、ルテインやゼアキサンチンを配合したサプリを選ぶためのおすすめの方法について解説します。
ルテインやゼアキサンチンに興味はあるけれど、漠然としか知らない方は、ぜひ読んで、毎日の生活に取り入れてみてください。
この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長
福永 ひろ美

Webライター
木原かおる
- コスメ薬機法管理者
- 薬機法医療法広告遵守個人認証(YMAA)
- 景品表示法・特定商取引法広告遵守個人認証(KTAA)
ルテインとゼアキサンチンとは?
まず、ルテインとゼアキサンチンがどの様な物質であるかを説明していきます。 ルテインとゼアキサンチンの化学的な性質や、何に含まれるかを知ることで、健康にどう役立つかや上手な取り方を考える手がかりとなります。
抗酸化作用を持つ物質
ルテインとゼアキサンチンは、「カロテノイド」と呼ばれる色素の一種で、抗酸化作用を持つ物質です。ルテインは黄色、ゼアキサンチンは黄色からオレンジ色の色素で、活性酸素の1つである一重項酸素を消去する化学的性質を持っています。
一重項酸素を消去する性質は、ルテイン、ゼアキサンチンを含めたカロテノイド全般が持つものです。一重項酸素のエネルギーを受け取って消去し、エネルギーを熱として放出することで、元の状態に戻るため、繰り返し一重項酸素を消去できます。
カロテノイドは光合成に欠かせない物質で、全ての植物の葉や茎にはルテインとゼアキサンチンなど、共通したカロテノイドが含まれています。これは光合成に伴って発生する活性酸素をカロテノイドで除去して、植物自体を守る働きがあると考えられています。
一方、カロテノイドは植物の花びらの部分にも存在しており、量や種類はさまざまです。同じ植物種でも品種によって変わるため、多種多様な色とりどりの花が生じます。
ブルーライトを吸収
ルテインとゼアキサンチンには、ブルーライトを吸収する性質もあります。ルテインとゼアキサンチンは黄色やオレンジ色です。黄色やオレンジ色は、色相環において向かい合う青色と補色関係にあります。
ブルーライトは、400~500nmの波長の青色光です。ルテインもゼアキサンチンも、ブルーライトに相当する波長の光を吸収するという測定データが得られています。
含まれる植物
ルテインとゼアキサンチンは植物に含まれています。
物質 | 含まれる植物 |
---|---|
ルテインを含むもの | ホウレンソウ、ケール、トウモロコシ、ブロッコリーなど |
ゼアキサンチンを含むもの | 葉物野菜やトウモロコシ、クコの実、柑橘類など |
また、ルテインとゼアキサンチン両方を含む素材として挙げられるのが、マリーゴールドの花びらから抽出した色素です。マリーゴールド色素は、ルテインとゼアキサンチンサプリにも多く用いられます。
ルテインとゼアキサンチンと人体
ルテインとゼアキサンチンは人体にも存在しており、健康には欠かせない成分です。しかも、加齢と共に減っていき、体内では作ることができないので、外から補うことが必須となります。ここからはルテインとゼアキサンチンと人体の関連について説明します。
ルテインとゼアキサンチンは加齢によって減少する
ルテインとゼアキサンチンは、人の目に存在しています。目の網膜の中央には黄斑と呼ばれる黄色い部位があり、その黄色の元になっているのが、ルテインとゼアキサンチンです。
日本人42名について、黄斑のカロテノイドを測定したところ、加齢に伴い測定値が低下しているとの結果が出ました。ルテインとゼアキサンチンもカロテノイドの一種なので、年齢と共に減少しているということになります。
黄斑のカロテノイドの量は個人差が大きく、カロテノイド摂取量、性別、虹彩色素の量なども影響するとはされているものの、加齢による減少の要因は不明です。
ルテインとゼアキサンチンは体内で作れない
ルテインとゼアキサンチンは、体内で作ることができない栄養素です。ルテインとゼアキサンチンも含めて、750種類以上のカロテノイドの存在が知られていますが、それらは植物や藻類、光合成細菌などの生物によって合成されています。
しかし、人間も含め動物には植物のようなカロテノイドの合成を行う経路が備わっていません。と言うことは、ルテインとゼアキサンチンは、食事またはサプリメントから補うしかないのです。
ルテインとゼアキサンチンを食事で補うのは難しい
人間はルテインとゼアキサンチンを外から、しかも、野菜や果物から補うしかありません。しかし、食事からのみで補うのは難しいというのが現実です。
ルテインとゼアキサンチンには公的な摂取目安量は設定されていませんが、過去の研究から、1日当たり、ルテイン10mg、ゼアキサンチン2mgを取ることが望ましいとされています。
しかし、日本人健常者55名に対して行われた研究では、食事から摂取されたルテインの量は、平均でわずか1.52mgにしか満たないとの結果が出ました。
また、農研機構が農産物に含まれるさまざまな成分のデータを出しています。野菜を中心に、ルテインとゼアキサンチンを含む農産物が載っていますが、含有量は非常に少なく、望ましい量を満たすのは困難です。
十分な量のルテインとゼアキサンチンを取るには、食事にプラスアルファで、サプリメントの活用が重要と言えます。
ルテインとゼアキサンチンサプリメントのおすすめの選び方
ルテインとゼアキサンチンは 野菜や果実に含まれるものの、量が少ないため、十分に賄うにはサプリメントを取り入れるのがおすすめです。
ルテインとゼアキサンチンは近年、注目が集まっており、さまざまなサプリメントが発売されています。その中からしっかりとルテイン、ゼアキサンチンを取り入れるためのおすすめの選び方のポイントをご紹介します。
ルテインとゼアキサンチンの配合量
まず、着目すべきは、ルテインとゼアキサンチンの配合量です。配合量を考える上で重要なのが摂取目安量ですが、残念ながら、ビタミンやミネラルと異なり、ルテインとゼアキサンチンには国が定めた摂取目安量が存在しません。
しかし、2022年の研究論文では、1日当たりルテイン10mg、ゼアキサンチン2mgを取るのが望ましいとの結果が出ています。現時点ではこの数字を満たせることを目標にして選ぶのがおすすめです。
普段の食事でルテインやゼアキサンチンを含む野菜をしっかり取れている場合は、足りない分をサプリメントで補いましょう。野菜が不足している場合は、サプリメントを取り入れると同時に、野菜の量を増やすのがベストです。
参考:Lutein and Zeaxanthin and Their Roles in Age-Related Macular Degeneration-Neurodegenerative Disease
ルテインはフリー体がおすすめ
ルテインについては、種類も重要なポイントとなります。実は、ルテインには「フリー体」と「エステル体」の2種類があり、吸収の観点で「フリー体」を配合したものがおすすめです。
エステル体は、植物から抽出された未精製のもので、ルテインと脂肪酸が結合した状態です。精製しない分、価格が安いことがメリットと言えます。一方でフリー体は精製して、体内に存在するルテインと同じ状態にしたものです。
エステル体でも、消化酵素の働きにより、最終的にはルテインとなって体内に吸収されますが、消化というひと手間がかかることで、吸収効率はフリー体より劣ります。
フリー体を摂取させた人とエステル体を摂取させた人で、血清中のルテイン反応を比較した研究では、フリー体を摂取させた人の方が反応が大きいとの結果が出ており、フリー体の方が吸収の面で有利であることを裏付けています。
他の成分にも着目
ルテインとゼアキサンチン以外の成分との組み合わせにも着目するのもおすすめです。自分の食生活を振り返ってみると、ルテインとゼアキサンチン以外にも不足しがちな成分が見つかるでしょう。
しかし、不足しがちな成分を補おうと、サプリメントの種類を増やしてしまうと、続けるのが大変になってしまう可能性があります。
ルテインとゼアキサンチンを含め、自分に足りない成分を総合的に補えるサプリメントを選ぶのがベストです。
また、ルテインとゼアキサンチンと一緒に取りたい成分に着目するのもよいでしょう。ルテインもゼアキサンチンも、パソコンやスマホを多用する現代人には欠かせない成分です。
同様に現代人におすすめの「ビルベリー」「ラズベリー」「ビタミンA・C・E」「亜鉛」なども一緒に配合しているサプリメントを選ぶと、健康維持に役立ちます。
続けやすい価格も重要
ルテインとゼアキサンチンを配合したサプリメントを取り入れる場合、「続けやすい価格」のものを選ぶのがおすすめです。
単品で購入する場合の価格に目がいきがちですが、定期購入のお得度合いに着目しましょう。
サプリメントは健康維持のために、長期的に続けるものなので、買い続けることが前提となります。多くのサプリメントでは、定期購入には割引を設けており、単品購入よりも月々の費用を抑えられます。
初回割引を設けていたり、合わなかった場合の返金保証を設けていたりするサプリメントであれば、自分との相性を気軽に確かめられます。
品質面も要チェック
サプリメントは口の中に入れ、体内に取り込むものなので、品質にも目を向けましょう。
まず注目すべきは、GMPに準拠した工場で製造されているかどうかです。GMPは元々、医薬品製造において義務付けられた製造管理および品質管理の基準のことです。GMP準拠の工場で製造されていることは、品質面での選ぶポイントになるでしょう。
また、医師が監修している製品を選ぶのもおすすめです。
Eyepaはルテインとゼアキサンチン以外も配合したオールインワンサプリ
ルテインとゼアキサンチンをしっかりと取りたい方のためのサプリメントが「Eyepa」です。
ルテインとゼアキサンチンを豊富に含むマリーゴールド色素を使用し、ルテインは原材料として16mg、ゼアキサンチンは含有原料として16mg配合しています。また、ルテインは吸収されやすいフリー体です。
夜間の視力の維持や皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミンA、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに抗酸化作用を持つビタミンC、抗酸化作用により体内の脂質を酸化から守り細胞の健康維持を助けるビタミンEも配合。
他にも、画面を見ることが多い現代人にうれしい以下の成分を配合したオールインワンサプリです。
- ビルベリー
- ラズベリー
- 亜鉛
- ペンタデシル
- アスタキサンチン
- メグスリノキ
香料、酸味料、着色料、保存料、甘味料、増粘安定剤の6つの添加物不使用で、国内のGMPに準拠した工場で、徹底した品質管理の下で製造しています。
定期購入は初回約43%オフなので、まず試してみたい方にぴったりです。ご自身に合うことを確かめた後、2回目以降も約29%オフで購入できるので、しっかり続けられます。
縛りやキャンセル料もなく、送料無料で15日間の返金保証もありますので、ぜひ一度お試しください。
ルテインとゼアキサンチンを補ってクリアで健康な毎日を
ルテインやゼアキサンチンは人の目にも存在する色素ですが、体内では作れません。野菜を食べて外から補う必要がありますが、野菜に含まれる量も少ないので、サプリメントの活用が必須です。
ルテインやゼアキサンチンを配合したサプリメントを選ぶ際には、ルテインとゼアキサンチンの配合量に加えて、ルテインについてはフリー体を使っているものを選びましょう。
他の成分との組み合わせ、価格や品質も重要なポイントです。サプリメントを上手に活用して、ルテインやゼアキサンチンをしっかりと補い、クリアで健康な毎日を過ごしましょう。


この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長
福永 ひろ美
【ひとみケアサプリEyepa監修・眼科医】 日々の生活の中で、バランスよく必要な栄養素を摂取することも大切なのです。Eyepaは眼の潤いをサポートしてくれるビルベリーを始め、抗酸化成分であるルテインやアスタキサンチン、その他多様な成分がオールインワンに含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。

Webライター
木原かおる
- コスメ薬機法管理者
- 薬機法医療法広告遵守個人認証(YMAA)
- 景品表示法・特定商取引法広告遵守個人認証(KTAA)
国内化粧品メーカー、外資系消費財メーカーで、品質管理や薬機法業務に約15年従事した後にフリーライターに。薬機法や成分関連の知識をいかして、コスメやサプリのライティング、校正、記事監修などを手がける。