2025-12-09
歩き方の違和感は認知症の初期症状かも?早期発見につながるチェックポイント

「最近、なんだか歩き方が気になる」
「前より歩くスピードが遅くなった気がする」
そんな小さな違和感に、ふと戸惑う瞬間はありませんか?
年齢を重ねると体の動きに変化が出てくるものですが、歩き方の変化の中には、認知症の初期段階で表れやすいサインが含まれていることがあります。
「まだ大丈夫だよね」と思いたい一方で、心のどこかで不安を感じてしまう方もいるかもしれません。
本記事では、歩き方の変化と認知症の関係、家族が日常の中で気づけるポイント、そして自宅でできるケアまでわかりやすく解説します。
この記事に登場する専門家

福井大学医学部 第二内科 准教授
濱野 忠則
- 脳神経内科長
- 診療教授

管理栄養士ライター
中山さおり
- 管理栄養士
- 食品微生物検査技師
「歩き方の変化」は認知症初期症状のサイン?

歩き方がおかしい気がする、最近ふらつきが増えた・・・・・・そんな小さな違和感は、加齢だけでなく認知症の初期段階でみられることがあります。
もちろん全てが認知症によるものではありませんが、早めに気づいて観察することが、進行を遅らせる大切なきっかけになります。できる範囲で日常の歩き方を見守ってみましょう。
歩き方と認知症の関係
歩くという動作は、単に足を動かすだけでなく、注意力・空間認識・筋力・バランスなど複数の脳機能と身体機能が連携して行われています。
認知症では、海馬や前頭葉、判断や動作の調整に関わる実行機能が少しずつ低下していくため、歩行リズムを整えることが難しくなり、以下のような変化が生じやすくなるのです。
- 1歩幅が狭くなる
- 2足が出にくい
- 3すり足
- 4ふらつき
また筋力や神経の衰えが重なることで、転倒リスクも高まります。日常の歩行は「脳の状態を映すサイン」としてとらえ、変化があれば注意して見守ることが大切です。
初期から歩行に影響が出やすい認知症の種類

認知症にはいくつか種類がありますが、その中でも初期段階から歩き方に影響が出やすいタイプがあります。
以下のタイプでは、歩き方の変化が最初の気づきになる場合もあるため、変化を見逃さないことが非常に大切です。
レビー小体型認知症
レビー小体型認知症では、「動きが遅くなる」「筋肉のこわばり」「小刻み歩行」などの症状が早い段階からみられることがあります。
歩行速度の低下、前傾姿勢、足が出にくい「すくみ足」が現れる場合もあり、アルツハイマー型認知症よりも運動面の変化が目立ちやすいことが特徴です。
パーキンソン病に伴う認知症
パーキンソン病はもともと運動症状が中心の疾患であり、すくみ足、小刻み歩行、姿勢保持の難しさなどがみられます。
ここに認知症が加わると、歩行の調整がさらに難しくなり、初期段階から歩行障害が強く現れるケースがあります。
歩き方に変化を感じたら医療機関を受診
歩き方の変化に加えて、物忘れが増えた、話していて言葉が出にくいなど、ほかの認知症サインが見られる場合は一度受診を検討しましょう。
症状が歩行に関する事だけであっても、歩き始めに足が出にくいすくみ足、急に歩けなくなる、夜間に歩き回るなどの行動変化があるときは、早めに専門医へ相談することが安心につながります。
受診先としては、かかりつけ医、もの忘れ外来、脳神経内科などが一般的です。気になる変化が続くときは、家族と相談しながら無理のない範囲で医療機関にご相談ください。
家族が気付ける歩き方の変化ポイント

日常の中で、家族や身近な人の歩き方を少し意識して見てみると、小さな変化に早く気づく可能性が高まります。
ここで挙げる項目は、診断の基準ではなく、あくまで普段の気づきの目安としてご活用ください。気になる場合は医療機関にご相談ください。
Check
【歩き方で気づける変化の例】
・歩く速度が以前より明らかに遅くなってきた
・歩幅が狭くなり、小刻みな歩き方が目立つ
・地面をすりながら歩く「すり足」になっている
・足が以前より前に出にくそうに見える
・歩行がふらつきやすく、不安定になってきた
・前かがみ姿勢が強くなり、重心が前に偏っている
・歩き方が左右非対称になり、片側だけ歩幅・リズムが異なる
・階段や坂道の昇り降りが以前より難しそうになってきた
・そわそわして落ち着かず、家の中を歩き回ることが増えた
歩き方が変化したら|家庭でできる3つのケアと予防法

歩き方の変化に気づいたときは、それだけで終わりではなく、日常生活の中でできるケアを取り入れることが大切です。
自然な加齢による変化であっても、認知症の初期段階であっても、適切な対策をとることで転倒リスクを減らし、進行のスピードを緩やかにできる可能性があります。できる範囲で生活習慣を整えつつ、必要に応じて早めの受診も検討しましょう。
日常的に「歩く習慣」を作る
歩行機能を維持するためには、日常の中に無理のないウォーキングの習慣を取り入れることが有効です。目安としては、背筋を伸ばして20〜30分ほど、会話ができる程度の歩行ペースを保つと負担が少なく続けやすいでしょう。
また、階段を使う、買い物の道を少し遠回りにするなど、日常動作に歩く機会を増やす工夫も効果的です。可能であれば、速歩とゆっくり歩きを交互に取り入れることで、脳や体に適度な刺激が加わり、認知機能や筋力維持にもつながります。
生活習慣・食生活を見直す

生活習慣全体を見直すことも大切です。認知機能の低下を防ぐためには、栄養バランスのよい食事、良質な睡眠、適度な運動、社会との関わりなど、複合的な取り組みが効果的とされています。
また、筋力やバランス能力が低下すると歩行が不安定になりやすいため、軽いストレッチや簡単な体操を日常に取り入れて筋力を維持しましょう。無理のない範囲で体を動かし、必要な栄養を意識して補うことで、歩行機能の維持や心身の健康につながります。
Check
【脳・神経系を支える栄養素】
脳の働きや神経の伝達に関わる栄養素には、DHA・EPA、ビタミンB群、抗酸化物質などがあります。これらは毎日の食事で摂りたい栄養ですが、加齢や生活習慣によっては不足しがちです。
将来の健康を見据えた栄養ケアとしての「Rimenba(リメンバ)」

歩き方の変化を感じたときは、日々の食事だけでは補いきれない栄養素を意識的に取り入れることもひとつの選択肢です。
Rimenba(リメンバ)は、脳や神経の健康維持を見据え、日常生活では不足しがちな成分をまとめて補えるよう設計されたサプリメントです。
将来の健康を長い目で考えたとき、生活習慣の見直しと併せて栄養ケアを取り入れることは、無理のない予防として役立ちます。「何をどう食べればいいのか迷ってしまう」という方にとっても、手軽に取り入れられる方法のひとつです。
Rimenbaには、DHA・EPA(534mg)やプラズマローゲン、ビタミンB群、テアニン、マグネシウムなど、年齢とともに不足しやすい栄養素を20種類以上配合。1日4粒を目安に飲むだけで、知力健康をサポートする成分をバランスよく補うことができます。

また、脳神経内科専門医の監修のもと、不要な添加物を使わずに仕上げているため、毎日の健康づくりに安心して取り入れやすいのも特徴です。

初回は特別価格で試せますので、気になる方は公式サイトをのぞいてみてください。
転倒リスクを下げる住環境を整える
歩行に不安が出てきたときは、家の環境を少し整えるだけでも安心につながります。段差の解消や手すり・滑り止めの設置は転倒予防に効果的です。
また、浴室や廊下など暗い場所は照明を明るくし、外では杖や靴を見直すことで歩きやすさをサポートしましょう。無理のない工夫で、転倒リスクを減らせます。
- 1家の中は段差を減らし、手すりや滑り止め設置で安心して歩ける環境に
- 2廊下や浴室など暗くなりやすい場所は照明を明るめに
- 3外では、杖の使用や靴の見直しで歩きやすさをサポート
歩き方の違和感は認知症初期症状のヒント
歩幅が狭くなる、歩行速度が遅くなる、地面をすりながら歩く・・・・・・こうした歩き方の変化は、認知症の初期段階でみられるサインのひとつとされています。
変化に少し戸惑うかもしれませんが、家族が日常の中で「歩き出し」「歩幅」「つまずきやすさ」などをさりげなく観察するだけでも、小さなサインに気付けます。
違和感が続く場合は早めの受診を検討しつつ、生活習慣の見直し・栄養ケア・住環境の工夫を組み合わせ、無理なく健康を支えていきましょう。
体の変化が気になり始めたときは、サプリメントで脳や神経の栄養ケアを意識することも選択肢のひとつです。Rimenba(リメンバ)は、毎日のケアをやさしく後押しできるように設計された知力健康のためのオールインワンサプリメント。
日々の小さな気づきを大切にしながら、できる範囲で心と体の健康を整えていくことが、将来の安心につながっていきます。
この記事に登場する専門家

福井大学医学部 第二内科 准教授
濱野 忠則
- 脳神経内科長
- 診療教授
【知力健康サプリRimenba監修・脳神経内科医】Rimenba(リメンバ)は最近の研究で効果が期待されている葉酸やビタミンB6、ビタミンB12などの栄養素がオールインワンで含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。 日々の食事や運動でまかないきれない部分を補ってくれることが期待できます。

管理栄養士ライター
中山さおり
- 管理栄養士
- 食品微生物検査技師
上場企業の品質保証部にて微生物検査に従事後、ヘルスケア事業で栄養相談や生活習慣改善・ダイエット支援を担当。Webライターとして食と健康に関する記事を中心に多数執筆。
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