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知力健康

2025-12-02

レビー小体型認知症になりやすい人の特徴|チェックリストと家族が気づくポイント

レビー小体型認知症になりやすい人の特徴

「近ごろ物忘れが増えた」

「会話がかみ合わないことがある」

「家族の様子が以前と違う」

と感じることはありませんか。もしかすると、それはレビー小体型認知症のサインかもしれません。

レビー小体型認知症は、アルツハイマー型認知症に次いで多いといわれる認知症のひとつです。

もの忘れだけが目立つアルツハイマー型と異なり、「幻視」や「注意力の低下」「動作が遅くなる」など、特徴的な症状が現れやすいタイプです。初期はうつ病やパーキンソン病と間違われることも多く、発見が遅れるケースも少なくありません。

この記事では、レビー小体型認知症になりやすい人の傾向や、家族が気づきやすい初期サイン、受診の目安、今日からできる対策までわかりやすく解説します。

この記事に登場する専門家

福井大学医学部 第二内科 准教授

濱野 忠則

  • 脳神経内科長
  • 診療教授

管理栄養士ライター

中山さおり

  • 管理栄養士
  • 食品微生物検査技師

レビー小体型認知症になりやすい人の特徴

レビー小体型認知症には、発症しやすい傾向や特徴があるのでしょうか。

ここで紹介する内容は病院での診断を目的としたものではなく、早期発見の目安としてチェックできるポイントです。まずは、ご自身やご家族に当てはまる点がないか確認してみましょう。

レビー小体型認知症になりやすい人チェックリスト

次のような症状や行動の変化が見られる場合は、レビー小体型認知症の特徴に当てはまる可能性があります。簡単にセルフチェックしてみましょう。

・物忘れがある

・頭がはっきりしているときと、そうでないときの差が激しい

・実際にはないものが見える

・妄想がみられる

・うつ的である

・動作が緩慢になった

・筋肉がこわばる

・小股で歩く

・睡眠時に異常行動な言動をとる

・転倒や失神を繰り返す

5つ以上当てはまる場合は早めに専門医へ早めの相談がすすめられています。

参考資料:「レビー小体型認知症家族を支える会」介護ガイドブック・チェック基準

レビー小体型認知症とは?

レビー小体型認知症は、アルツハイマー型に次いで多いとされる進行性の認知症です。アルツハイマー型とはまた違った特徴的な症状が出ます。

早期発見が難しい認知症のひとつですが、正しい知識を持つことで早めの対応につなげることができます。

レビー小体が脳にたまることで起こる認知症

レビー小体型認知症は、脳内に「レビー小体」と呼ばれる異常なたんぱく質が蓄積することで発症する認知症です。このたんぱく質が神経細胞にダメージを与え、記憶や判断を担う大脳皮質、運動を指令する脳幹などの働きを低下させます。

治療や診断については医療機関での専門的な対応が必要であり、早期の相談や生活支援体制を整えることが重要です。

レビー小体型認知症では、認知機能の変動・幻視・運動症状・自律神経の不調など、さまざまな症状が現れます。進行性ではありますが、早めの対応がその後の生活を安定させる鍵です。

アルツハイマー型との違い

レビー小体型認知症は、物忘れが目立つアルツハイマー型認知症とは症状の出方が少し違います。最初から強い物忘れが出るとは限らず、「注意力が続かない」「話の内容を理解しにくい」などの症状が目立ちます。

また、実際にはいない人や物が見える「幻視」や、聞こえないはずの音や声が聞こえる「幻聴」などが現れやすいことも特徴です。動作が遅くなる・手足が震える・体がこわばる・歩幅が小さくなるといった、パーキンソン病に似た体の症状が現れることもあります。

初期症状に多いサイン|ご家族が気付く変化

レビー小体型認知症は、初期の症状がとてもわかりにくく、周囲からは「加齢のせい」や「疲れかな?」と見過ごされてしまうことがあります。

しかし、日常生活のちょっとした違和感が早期発見の重要な手がかりになります。次のような変化がないか、ご家族の様子を振り返ってみましょう。

これらの症状はレビー小体型認知症に比較的早い段階からみられる特徴です。「高齢だから仕方ない」と片付けず、ご家族の変化に気づくことが早期対応の第一歩です。

受診の目安は?何科に行けばいい?

レビー小体型認知症は早めに気づくことが大切ですが、どの段階で病院を受診すべきか迷う方も多いでしょう。判断が遅れると生活に支障が出る場合もあるため、迷ったときは早めの相談が安心です。

ここでは、受診のタイミングや相談先の目安をまとめます。

受診のタイミング

レビー小体型認知症は時間の経過とともに症状が進行するため、早期に対処することが大切です。受診を検討すべきタイミングとしては、「なりやすい人チェックリスト」や「ご家族が気づくサイン」に複数当てはまる場合です。

症状が5つ以上当てはまる場合はもちろんですが、数が少なくても「何かおかしい」「以前と様子が違う」とご家族が感じる場合は、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。

「ただの老化」では説明しきれない症状が重なっている場合、たとえば幻視や動作の緩慢さ、突然の眠気などがあるときは注意が必要です。

レビー小体型認知症は、初期の症状がうつ病やパーキンソン病と似ている部分があり、間違われることも少なくありません。適切な治療や支援につなげるためにも、早い段階で専門医による評価を受けることが大切です。

受診先

受診を検討する際は、まず身近なかかりつけ医に相談しましょう。普段の様子や既往歴を知っている医師であれば判断がしやすく、必要に応じて物忘れ外来、神経内科、精神科(認知症外来)など適切な専門医療機関を紹介してくれます。

地域には認知症疾患医療センターが設けられており、専門的な検査や診断、家族支援も行われています。「何科へ行けばいいかわからない」という場合でも問題ありません。まずはかかりつけ医に相談し、受診の流れを作ることが大切です。

診断の進め方

レビー小体型認知症の診断は、一度の検査で確定できるものではなく、症状の特徴や経過、検査結果を総合的に判断して診断が下りる病気です。

まず医師が本人やご家族から現在の症状やこれまでの変化を丁寧に聞き取り、生活面での困りごとや行動の変化を確認します。

続いて、認知機能の検査を行い、血液検査やCT・MRIといった画像検査によって他の病気が原因でないかを確認します。

記憶力に不安を感じたら|今日からできる対策

脳の健康をできるだけ保つことは誰にとっても大切な生涯的テーマです。医療による治療と併せて、日々の生活習慣や栄養バランスを整えることも、生活の質を保つための取り組みのひとつとして注目されています。

睡眠を整える

質の良い睡眠は、記憶力や思考力などの認知機能を維持するために欠かせません。まずは生活リズムを整えるために、毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる習慣を意識しましょう。

寝室は静かで暗い環境をつくり、転倒防止のために足元灯を設置すると安心です。また、就寝前にテレビやスマートフォンの画面を見ると脳が覚醒して眠りにくくなるため、寝る前は照明を落として心を落ち着ける時間をつくりましょう。

軽い有酸素運動

ウォーキングや軽い体操などの有酸素運動は、脳の血流を高め、神経細胞の働きを助けてくれます。特に、記憶を司る海馬は運動によって刺激を受けることが分かっており、萎縮の進行を遅らせる可能性が報告されています。

激しい運動をする必要はなく、1日10~20分の散歩を無理のない範囲で続けることがポイントです。楽しみながら継続することで心身のリフレッシュにもつながります。

脳トレより「会話」「読書」「考える習慣」

認知機能を保つためには、パズルや計算だけの「脳トレ」を行うよりも、人と会話をしたり、本を読んだり、考える機会を増やすことが効果的だとされています。家族や友人との会話は脳への刺激となり、理解力や判断力を使う良い機会になります。

また、読書や日記を書く習慣は言語機能を保つのに役立ち、脳の働きを活性化させてくれるでしょう。

無理をして難しいことに挑戦する必要はありません。自分が興味を持ち、楽しみながら続けられることを生活の中に取り入れることが大切です。

ストレスを減らす生活

ストレスは脳の疲労を招き、認知機能の低下につながります。深呼吸や軽いストレッチを取り入れることで副交感神経が働き、自律神経のバランスが整うでしょう。

散歩や音楽、ガーデニングなどの自分なりのリラックス方法を持つことが大切です。無理をして頑張りすぎるよりも、楽しく続けられる習慣を持つことがストレス軽減につながります。

脳の健康を保つには栄養も大切

生活リズムや運動習慣と同じように、食事も脳の健康を守るうえで欠かせない要素です。脳は一日中働き続けており、たくさんのエネルギーや栄養素を必要とします。

栄養が不足すると思考力や記憶力にも影響が出やすくなるため、日々の食事を見直すことは認知機能の低下を防ぐための大切な取り組みのひとつです。

栄養バランスの良い食事が脳の健康を支える

脳の働きを支えるためには、特定の栄養素だけを摂るのではなく、主食・主菜・副菜をそろえたバランスの良い食事が基本です。

脳はブドウ糖をエネルギー源としているため糖質が必要ですが、それだけでは不十分で、たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルなども欠かせません。いろいろな食品を組み合わせることが、脳のコンディションを良好に保つポイントです。

必要な栄養①抗酸化成分

抗酸化成分とは、体内で増えすぎた活性酸素から細胞を守る働きをもつ栄養のことです。

活性酸素はストレスや加齢、睡眠不足などがきっかけで増えやすく、脳の老化にも影響するといわれています。そのため、抗酸化成分を含む食品を日常的に取り入れることが大切です。

代表的な栄養素にはビタミンC・ビタミンE・ポリフェノールなどがあり、野菜や果物、ナッツ類、緑茶などに多く含まれています。特別な食品を用意しなくても、毎日の食事で意識するだけで無理なく続けられる栄養ケアのひとつです。

必要な栄養②DHA・EPA(青魚の成分)

DHAやEPAは青魚に多く含まれる良質な脂質で、脳の健康維持に重要な役割を持つ栄養素です。

DHAは神経細胞の情報伝達をスムーズにし、記憶力や判断力の維持に関わるとされています。EPAは血液をサラサラに保ち、血流を促すことで脳へ酸素や栄養を届けやすくする働きがあります。

どちらも体内でほとんど作ることができないため、食事から意識して摂る必要がある必須脂肪酸ですサバ・イワシ・サンマ・アジなどの青魚を週に2~3回取り入れるとよいでしょう。

不足しがちな栄養はサプリで補う選択も

DHA・EPAや抗酸化成分などは脳の健康維持を助けてくれる栄養ですが、毎日の食事だけで必要量を摂るのは簡単ではありません。魚料理を用意し、野菜や果物、海藻、ナッツなど多くの食材をバランスよく調理するのは負担に感じる人もいるでしょう。

どうしても栄養が偏りがちなら、サプリメントで不足分を補うのもおすすめです。とくに、複数の栄養をまとめて摂れるタイプなら手間もかからず続けやすいでしょう。

脳神経内科医監修!おすすめサプリメント「Rimenba(リメンバ)」

食事だけでDHAやEPA、ビタミンなどを十分に摂るのは、忙しい日々の中ではなかなか難しいものです。

Rimenba(リメンバ)は、脳の健康を食事の面から考えたオールインワンサプリメント。知力健康をサポートするDHA・EPA、GABA、ビタミンB群などをバランスよく配合しています。

脳神経内科医が監修しているため、成分の組み合わせにも配慮されています。毎日の習慣に取り入れやすく、魚不足が気になる方や将来のために脳ケアをはじめたい方にも続けやすいサプリメントです。

食事だけでは補いにくい栄養を手軽に摂りたい方は、ぜひお試しください。

大切なのは早めのケア|今日から脳の健康対策を始めよう

レビー小体型認知症は、早期に対応することで、今後の生活への備えや対策を立てやすくなり、適切な医療や生活サポートにもつながりやすくなります。

「年齢のせいかな」と思って見過ごしてしまう小さな変化の中に、早期のサインが隠れているかもしれません。ご紹介したチェックリストを参考に、まずは今の状態を振り返ってみましょう。

生活習慣を整えることも、脳の健康を守る大切な一歩です。睡眠、軽い運動、人との会話や読書などの知的活動、ストレスケア、そして栄養バランスの見直しは、今日から始められる対策です。無理なく続けられる方法を取り入れながら、将来のための脳の健康習慣を始めていきましょう。

将来を見据え、栄養面での対策を始めたい方には、脳神経内科医監修のオールインワンサプリ「Rimenba」がおすすめです。Rimenbaは、1日たったの4粒で、重要栄養素をすべてカバーできるだけでなく、複数栄養素の同時摂取による相乗効果も期待できます。

公式サイトからの購入であれば、初回限定価格で購入可能です。栄養補給の選択肢のひとつとして、ぜひお試しください。

この記事に登場する専門家

福井大学医学部 第二内科 准教授

濱野 忠則

  • 脳神経内科長
  • 診療教授

【知力健康サプリRimenba監修・脳神経内科医】Rimenba(リメンバ)は最近の研究で効果が期待されている葉酸やビタミンB6、ビタミンB12などの栄養素がオールインワンで含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。 日々の食事や運動でまかないきれない部分を補ってくれることが期待できます。

管理栄養士ライター

中山さおり

  • 管理栄養士
  • 食品微生物検査技師

上場企業の品質保証部にて微生物検査に従事後、ヘルスケア事業で栄養相談や生活習慣改善・ダイエット支援を担当。Webライターとして食と健康に関する記事を中心に多数執筆。

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