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認知症は、脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、日常生活に支障をきたす状態のことです。

2024-05-15

認知症とは?4大認知症の紹介と対策

認知症は、脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、日常生活に支障をきたす状態のことです。認知症には4大認知症と言われているアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症と前頭側頭型認知症のほかに、アルコール性認知症や嗜銀顆粒性認知症などに分類されています。認知症はそれぞれの原因によって引き起こされています。

の記事では、4大認知症と言われる認知症について説明し、対策について紹介します。

認知症とは

知症は、記憶喪失、物事の理解能力の低下、判断力の低下、日常活動の困難さなどの症状を伴う神経変性疾患の一種です。日本における認知症の発症率は、65歳以上の約15%が認知症であると推計されています。さらに高い年齢層では、その割合が増加する傾向があります。しかし、上記の数値には、認知症と診断されるまでには至らない「軽度認知障害」の人が含まれていません。

症原因はそれぞれですが、年齢だけでなく、遺伝的要因や生活習慣など、さまざまな要因が認知症の発症に影響を与えます。早期の症状やリスク要因に気付いた場合は、医師に相談することが大切です。

考資料:認知症の高齢者 2040年に推計584万人余 どう支えるか課(NHK NEWS)
参考資料:
認知症と共に暮らせる社会をつくる(東京都健康長寿医療センター)

大認知症とは

最も多く占めているアルツハイマー型認知症を初め、血管性認知症、レビー小体型認知症と前頭側頭型認知症は4大認知症と呼ばれています。それぞれの認知症について詳しく説明していきます。

ルツハイマー型認知症

認知症の主要な原因は、脳にアミロイドβやリン酸化タウなどのタンパク質が長い期間蓄積し、それが認知症を引き起こすと考えられています。一般的には、記憶障害(もの忘れ)が初期症状として現れますが、失語(話す能力の低下や言葉の理解の困難)、失認(見た情報を認識できない状態)、失行(日常的な動作の困難)などもしばしば見られます。

管性認知症

梗塞や脳出血などの脳血管障害によって、一部の神経細胞が栄養や酸素を得られなくなり、その結果認知症が引き起こされることがあります。脳血管障害が起こった部位によって症状が異なりますが、体のまひなどの症状が伴うこともよくあります。

ビー小体型認知症

脳にαシヌクレインというタンパク質が蓄積し、それが認知症を引き起こすと考えられています。認知機能の障害、特に記憶障害が変動しやすくなるほか、幻視(実際にはないものが見える)、転倒しやすい、歩行が困難などのパーキンソン症状、そして睡眠中に叫びながら夢を見るなどの症状が現れることがあります。これらの症状がどの順番で現れるかは個人差があります。

頭側頭型認知症

脳の前頭葉と側頭葉が病気の中心として進行し、その結果、同じ行動パターンの繰り返しや周囲の刺激への過剰な反応などの行動の変化が目立つ「行動障害型」と、言葉の障害が顕著な「言語障害型」の2つのタイプがあります。

知症の「もの忘れ」

もの忘れ」は大きく分けて二種類あります。年齢に伴うものと認知症に伴うものに分けられます。認知症による「もの忘れ」とはどういったことでしょうか。

認知症によるもの忘れ」の例

認知症の場合
体験したこと 全てを忘れている 昼ごはんを食べたことを忘れ、再び昼ごはんを食べる
もの忘れの自覚 ない もの忘れが増えるが認知症の可能性であることを思わない
日常生活への支障 ある やっていることを忘れる
症状の進行 進行する 忘れる頻度が高くなる

上記であげている例は一例に過ぎず、認知症の疑いがある場合は、早めに医者に相談することがおすすめです

知症の対策

2019年6月に行った関係閣僚会議にてとりまとめられた「認知症施策推進大綱」によると、認知症の予防とは、認知症の発症を予防することではなく、認知症になるのを遅らせる、認知症になっても進行を緩やかにするという意味での取り組みを指します。

知症の発症に影響を与える要因として、難聴、喫煙、生活習慣病(高血圧、肥満など)、うつ、活動不足、社会的孤立などが挙げられます。難聴の場合は補聴器の使用や喫煙者は禁煙、生活習慣の改善など、適切な対策が効果的です。

たがって、定期的な運動習慣やバランスの良い食事、社会活動への参加・人との交流や外出等が、認知症になる危険性を低くすることが報告されており、これらを組み合わせて実施することが効果的です。

健康的な食事

ランスの取れた食事は対策の一つです。良質なタンパク質、健康な脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルが含まれた食事が理想的です。特に、オメガ-3脂肪酸を含む魚やナッツなどの食品は、脳の健康をサポートするとされていますので、積極的に摂取することが推奨されます。

健康的な食事が難しいときは、代わりにサプリメントを通して栄養を補充しましょう。

体活動

定期的な身体活動は、血流を改善し、脳の健康を促進するのに役立ちます。ウォーキングやジョギング、エアロビクス、サイクリング、水泳などの有酸素運動や筋力トレーニングを取り入れることで、身体全体の健康維持だけでなく、脳の機能の維持・向上にも効果的です。

知刺激

読書、パズル、クロスワード、チェスなどの認知刺激を提供する活動は、脳の健康を維持するのに役立ちます。これらの活動は脳の機能を刺激し、記憶力や問題解決能力を向上させるのに効果的です。また、新しいスキルを学んだり、興味を持ったりすることも重要です。新しいことに挑戦することで、脳が活性化され、健康的な認知機能を維持するのに役立ちます。

会的参加

社会的な活動に参加することは、脳の活性化とストレス軽減につながります。友人や家族との交流や、コミュニティ活動に積極的に参加することが重要です。これらの活動は脳を刺激し、精神的な健康を促進するとともに、孤独感やストレスを軽減し、心身のバランスを保つのに役立ちます。

分な睡眠

十分な睡眠を確保することは、脳の機能を維持するために重要です。睡眠不足は認知機能の低下や記憶力の悪化につながる可能性があります。良質な睡眠を取ることで、脳は情報の整理や修復を行い、翌日の活動の準備を整えることができます。したがって、適切な睡眠時間を確保することは、脳の健康を保つ上で不可欠です。

トレス管理

ストレスは脳の健康に悪影響を与える可能性があるため、ストレスを管理することが重要です。リラックス法やマインドフルネス、ストレス軽減の活動を取り入れることが有益です。これらの健康的な生活習慣を実践することは、脳機能の低下のリスクを軽減するのに役立つ可能性があります。また、定期的な健康診断やリスク因子の管理も重要ですので、医師との相談をお勧めします。

とめ

認知症は、記憶喪失、物事の理解能力の低下、判断力の低下、日常活動の困難さなどの症状を伴う神経変性疾患の一種です。認知症の発症に影響を与える要因として、難聴、喫煙、生活習慣病(高血圧、肥満など)、うつ、活動不足、社会的孤立などが挙げられます。したがって、定期的な運動習慣やバランスの良い食事、社会活動への参加・人との交流や外出等が、認知症になる危険性を低くすることが報告されており、これらを組み合わせて実施することが効果的です。

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