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眼の健康

2025-12-28

加齢黄斑変性の初期症状とは?予防には禁煙・栄養バランス・紫外線対策が重要

加齢黄斑変性の初期症状、予防、治療

年齢を重ねると出てくる可能性のある目の病気に「加齢黄斑変性」があります。

放置すると失明につながり、欧米では成人における失明原因の第1位を占める病気です。近年は日本でも患者数が増えており、失明原因の第4位の病気となっています。

加齢黄斑変性は視力検査だけでは見つけることができません。見え方に異常が出るものの、片眼で出た場合など、発見が遅れるケースもあり、注意が必要です。

この記事では、加齢黄斑変性の初期症状、原因、予防や治療について解説します。年齢を重ねても、健康な目をキープしていきましょう。

この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長

福永 ひろ美

Webライター

木原かおる

  • コスメ薬機法管理者 
  • 薬機法医療法広告遵守個人認証(YMAA) 
  • 景品表示法・特定商取引法広告遵守個人認証(KTAA)

加齢黄斑変性症の初期症状

加齢黄斑変性は、網膜の中心部である黄斑に異常が生じることで起こります。黄斑が網膜の中心部にあることから、視野の中心部で見え方に異常が現れることが特徴の1つです。

歪んで見える

歪んで見えるのは加齢黄斑変性の症状の1つです。変視症と呼ばれることもあります。網膜の腫れや網膜の下に血液などが溜まり、網膜が歪むことで起こります。

網膜はカメラのフィルムのような役割を果たしますが、歪んだフィルムで写せば、できあがった写真も歪むのと同じ理屈です。歪んで見えるのは中心部のみで、他の部分では正常に見えることも特徴です。

中心が黒く見える

中心が黒く見えることも加齢黄斑変性特有の症状の1つです。黒くなった状態を中心暗点と呼ぶこともあります。最初は中心部がグレーに見えるようになり、進行に伴い黒く見えるようになるケースもあります。

色の識別ができなくなることもある他、欠けたり、穴が空いたように見えたりするなど、感じ方もさまざまです。

視力の低下

視力の低下が見られることもあります。ある程度進行した後に見られることが多いですが、急激に視力が低下する場合もあり、個人差があります。

中心部がぼやけたり、かすんだり、見えにくくなったりと、目の疲れのような症状として現れることもあります。

加齢黄斑変性の原因とは?

加齢黄斑変性は、網膜の中心部である黄斑の異常です。網膜には、ものを見るための細胞(視細胞)がぎっしり並んでいます。中でも黄斑は細かいものや色を識別するための特別な構造を持っているため、目の中では特に重要な部分です。

原因ははっきりと解明はされていないものの、年齢を重ねると黄斑の周辺に老廃物が蓄積して、黄斑に影響することで起こると考えられています。また、女性よりも男性に多いとされています。

加齢黄斑変性には2つのタイプがある

加齢黄斑変性には「萎縮型」と「滲出型(しんしゅつがた)」の2つのタイプがあります。症状は共通していますが、異常に至る過程や進行のスピードが異なります。

萎縮型

萎縮型加齢黄斑変性は、網膜の一番外側にある網膜色素上皮が縮んで、見え方に異常が起こります。

進行が遅いことが特徴で、異常が視界の中央まで及ばない限り、見え方に深刻な異常は感じにくいです。欧米人には萎縮型加齢黄斑変性の方が多いとされています。

滲出型(しんしゅつがた)

滲出型加齢黄斑変性は日本人に多いタイプです。

網膜の外側には脈絡膜という膜があり、黄斑部の後ろの脈絡膜に異常な血管が発生することがあります。この異常な血管はもろく破れやすいため、出血や浮腫を起こして、加齢黄斑変性につながります。

進行が速いことが特徴で、突然見えにくくなったり、様子見をしている間に視力が低下したりするケースもあるため、早急な対応が必須です。また、萎縮型から滲出型に変化することもあります。

加齢黄斑変性を予防するための3つのポイント

加齢黄斑変性は年齢が大きな要因ではあるものの、日々の生活習慣の中にもリスク要因があります。生活の中にある加齢黄斑変性のリスクへの対策を意識しましょう。

禁煙する

喫煙は加齢黄斑変性の最大のリスク要因であることが、さまざまな研究により明らかになっています

喫煙者は加齢黄斑変性のリスクが3倍以上になり、遺伝子の要因も加味すると、リスクは最大30倍になるとの研究結果も示されています。

加齢黄斑変性のリスク低減のためにも、早めに禁煙をしましょう。なお、タバコは呼吸器にとって有害であることはよく知られていますが、実は呼吸器以外にもさまざまな影響を及ぼします。目に関しては加齢黄斑変性以外に、白内障のリスクも高めることが報告されています。

参考:日本医師会雑誌第141巻・第9号「喫煙と眼疾患」

栄養バランスを整える

栄養バランスも重要なポイントです。加齢黄斑変性は、欧米では以前から失明原因の上位となっていたのに対して、日本での患者数は多くありませんでした。しかし、近年は日本でも患者数が増えており、原因の1つとして、食の欧米化が指摘されています。

栄養バランスを整えることをメインにしつつ、以下の食品を積極的に取りましょう。好き嫌いや忙しさで偏りが出てしまう場合は、サプリメントで足りない栄養素を補うのもおすすめです。

Check

ビタミンE、ビタミンC、βカロテンを含む食品】

ミカン、大豆、玄米、ニンジン、カボチャなど

【亜鉛を含む食品】

牡蠣や海藻など

【ルテインを含む緑黄色野菜】

ホウレンソウ、ケール、ブロッコリーなど

【オメガ3脂肪酸を含む食品】

イワシ、サンマ、アジなどの赤身の魚

また、肥満や高血圧、脂質異常症といった生活習慣病も加齢黄斑変性のリスク要因と考えられています。生活習慣病予防の観点からも、栄養バランスのとれた食事を意識していきましょう。

目を酷使する現代人におすすめの成分を配合したサプリ「Eyepa」

目を酷使する現代人が積極的に取りたい成分を配合したオールインワンサプリ「Eyepa」で、栄養バランスをサポートしましょう。

原材料において眼科医監修のもと、考え抜かれた処方でビタミンA、C、E、亜鉛、ルテインを配合。さらに、ルテインと相性のよいゼアキサンチンに加え、ビルベリー、アスタキサンチンも組み合わせています。

中でも、ルテインは吸収効率を考えて、フリー体のルテインをリポソームで包んだ「リポソームルテイン」を用いていることも特徴です。

毎日の健康をサポートしたいとの願いから、香料、酸味料、着色料、保存料、甘味料、増粘安定剤の6つの添加物を使用していません。

さらに、品質面にもしっかりと気を配り、国内のGMPに準拠した工場で製造しています。

初めての方は、初回限定価格がある公式サイトからの購入がおすすめです。縛りやキャンセル料もなく、送料無料で15日間の返金保証もあるので、気軽に試したいという方にも向いています。

紫外線対策を行う

紫外線も加齢黄斑変性のリスク要因です。目から入る紫外線の大半は角膜と水晶体に吸収されるので、黄斑がある網膜まで届く量はわずかです。しかし、わずかであっても、長年ダメージが蓄積することで、加齢黄斑変性につながります。

日中はサングラスやUVカット機能付きのメガネを用いましょう。帽子や日傘を一緒に使うのもおすすめです。目に入る紫外線は白内障のリスクも高めるので、目の健康維持のために紫外線対策をしっかり行いましょう。

加齢黄斑変性は早期発見、治療しないと失明につながる

日本人に多い滲出型加齢黄斑変性は進行が速いため、放置すると失明に至る可能性もあります。また、現在では、加齢黄斑変性により視細胞が破壊されても、細胞を再生させる方法はありません。早期発見、早期治療により、影響を最小限に留めることが何よりも大切です。

加齢黄斑変性の検査

定期的に視力検査を受けているから問題ないだろうと思う方もいるでしょうが、加齢黄斑変性は視力検査だけでは見つからない場合もあります。また、効き目ではない方の眼のみに症状が出た場合、気付きにくく、発見が遅れてしまいます。

問診や視力検査に加えて、以下の様な検査が行われます。

Check

眼底検査】

網膜の状態を詳しく調べます。

【光干渉断層計(OCT)】

網膜の断面を撮影し脈絡膜や網膜の状態を見ます。

【蛍光眼底造影検査】

腕の血管に造影剤を注射し眼底写真を撮影する検査です。

また、今すぐできるセルフチェックとして、「アムスラー検査」があります。片目ずつで、格子状の図を見て、中心の見え方に異常がないかを調べます。もし、見え方がおかしいと感じたら、即、眼科を受診しましょう。

参考:広島赤十字・原爆病院 加齢黄斑変性症~目のセルフチェックをしましょう!

加齢黄斑変性の治療

欧米人に多い萎縮型加齢黄斑変性には有効な治療がなく、生活習慣の改善などがメインとなります。ただ、近年は新薬の他、網膜にチップを埋め込み、カメラ付きメガネで見た情報を転送して視覚をサポートするシステムも開発されており、少しずつ選択肢が広がってきました。

一方、日本人に多い滲出型加齢黄斑変性には3つの治療法があります。

抗血管新生療法

脈絡膜に異常な血管を作る因子を抑える薬を眼球内に注射する治療です。日帰りでも行えるが、複数回の注射が必要で、治療が長期に渡ることもあります。

光線力学的療法

脈絡膜の異常な血管に集まる性質のある薬を注射し、弱いレーザーを当てる治療です。注射した薬は光に反応する性質もあるため、レーザーに反応し、異常な血管を縮小します。

以前は主流の治療でしたが、現在では抗血管新生療法と併用されるケースが多いです。

レーザー光凝固術

脈絡膜の異常な血管が、中心窩にない場合に行われる治療です。異常な血管をレーザーで焼き切りますが、その部分の視細胞はやられてしまいます。しかし、異常な血管が黄斑に及ぶことを防げます。

加齢黄斑変性の予防には禁煙・栄養バランス・紫外線対策が重要

加齢黄斑変性は網膜の中心にある黄斑の異常で、歪んで見えたり、中心部の見え方に異常が出たりします。加齢が主な原因ですが、生活習慣もリスク要因となっています。

予防には禁煙、栄養バランス、紫外線対策が重要です。特に積極的に取りたい栄養素としてビタミンE、ビタミンC、βカロテン、亜鉛、ルテインが挙げられるので、毎日の食生活を意識しつつ、Eyepaで足りない分を補いましょう。

加齢黄斑変性は放置すると、失明につながるリスクもあるため、早期発見と早期治療が大切です。病院で定期的に検査を受けて、目の健康を維持していきましょう。

この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長

福永 ひろ美

【ひとみケアサプリEyepa監修・眼科医】 日々の生活の中で、バランスよく必要な栄養素を摂取することも大切なのです。Eyepaは眼の潤いをサポートしてくれるビルベリーを始め、抗酸化成分であるルテインやアスタキサンチン、その他多様な成分がオールインワンに含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。

Webライター

木原かおる

  • コスメ薬機法管理者 
  • 薬機法医療法広告遵守個人認証(YMAA) 
  • 景品表示法・特定商取引法広告遵守個人認証(KTAA)

国内化粧品メーカー、外資系消費財メーカーで、品質管理や薬機法業務に約15年従事した後にフリーライターに。薬機法や成分関連の知識をいかして、コスメやサプリのライティング、校正、記事監修などを手がける。

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