2025-12-09
活性酸素を減らすには?老けない・疲れにくい体へ|今日からできる対策と栄養ケア

「最近、前より疲れやすくなった気がする……」
「肌のハリや透明感が落ちてきたような……」
そんな小さな変化に心当たりはありませんか?
年齢を重ねるにつれ、体や肌のコンディションが以前より整いにくいと感じる背景には、活性酸素が関わっていることがあります。「活性酸素を減らすにはどうしたらいいんだろう?」と気になり、検索した方もいるのではないでしょうか。
活性酸素は生きるうえで必要な一方、増えすぎると細胞に負担をかけ、老けやすさや疲れやすさにつながることもあります。
本記事では、活性酸素を減らすために今日からできる習慣や、食事だけでは補いにくい部分を支える栄養ケアのポイントを、わかりやすく解説します。
この記事に登場する専門家

福井大学医学部 第二内科 准教授
濱野 忠則
- 脳神経内科長
- 診療教授

管理栄養士ライター
中山さおり
- 管理栄養士
- 食品微生物検査技師
活性酸素を減らすには?4つの生活習慣でできること

活性酸素とは、体内でエネルギーをつくる過程や、紫外線・ストレスなどの影響によって自然に発生する物質です。本来は細菌やウイルスから身体を守るために働く重要な存在ですが、過剰になると細胞を酸化させ、いわゆる体のサビつきにつながることが知られています。
活性酸素を減らすには、特別な器具や難しい方法ではなく、毎日の生活習慣を整えることが最も重要な対策とされています。
食事・運動・睡眠・ストレス管理という4つの軸を少しずつ整えていくことで、活性酸素の発生を抑えると同時に、除去する力も徐々に高まっていくでしょう。無理のない範囲で続けることが、将来の健康と美容を支える土台になります。
1.バランスの良い抗酸化食材を意識する

活性酸素を減らすには、まず食事の質を整えることが欠かせません。食材に含まれる主な抗酸化成分は以下の通りです。
- 1ビタミンC・ビタミンE・ビタミンA(βカロテン)などの抗酸化ビタミン
- 2ポリフェノール類
- 3オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)など
緑黄色野菜や果物、魚、ナッツ、種実類には、ビタミン類を中心とした抗酸化作用を持つ成分が含まれています。ベリー類やピーマンや人参などの緑黄色野菜、鮭や青魚といった食材を、日々の食事に無理なく取り入れていきましょう。
「特別な食材を増やす」よりも、「毎日の食卓に抗酸化食材を1つ加える」ことから始めると、無理なく続けられます。
2.質の良い睡眠&適度な運動で除去力を高める
睡眠不足や生活リズムの乱れは、活性酸素の増加と、身体が本来持つ除去する力の両方を低下させてしまいます。まずは、就寝と起床の時間を一定にすることを意識し、睡眠の質を整えるところから始めましょう。
また、適度な運動は細胞の働きを高め、酸化ストレスに強い体づくりに役立ちます。
有酸素運動と軽い筋トレを組み合わせるとより効果的ですが、やりすぎは返って活性酸素を増やす可能性があるため注意が必要です。ストレッチ、ウォーキング、軽い自重トレーニングなど、少し息が弾む程度の無理のない運動がおすすめです。
3.ストレス対策・休息の時間を確保する

精神的なストレスも、体内の活性酸素レベルを高める大きな要因です。自律神経のバランスが乱れることで、酸化ストレスが増えやすくなるため、意識的に心を休める時間をつくりましょう。
おすすめは、深呼吸や軽い瞑想、ゆっくり入浴して体を温めるなど、副交感神経が働きやすくなる習慣です。ほんの数分でも、一度呼吸を整えるだけで心拍や緊張がやわらぎ、体の負担が軽くなります。
また、「なんとなく疲れているけど頑張る」という状態を続けると、体は回復のタイミングを失い、酸化ダメージが蓄積しやすくなります。休むことは怠けることではなく、身体をリセットし、本来の力を取り戻すための大切な行動と考えてください。
4.環境・生活習慣の見直しで発生源を減らす
私たちの周囲には、活性酸素を増やす要因が多く存在します。
- 1紫外線
- 2大気汚染
- 3喫煙
- 4過度な飲酒など
これらは、体内の酸化ストレスを強めやすいことが明らかになっています。
また、気づかないうちに続けてしまう生活習慣にも注意しましょう。寝室の換気が不十分であったり、スマホやPCのブルーライトを長時間浴びたり、深夜までの外食や睡眠不足が続くと、身体が本来持つ抗酸化力が追いつかなくなります。
特に「夕食が遅い・深夜までスマホ・睡眠4〜5時間」といった習慣は、酸化ストレスを大きくする代表的なパターンです。まずは、寝室の環境を整える、就寝前のスマホを控える、夕食を早めるなど、小さな改善から始めることで、過剰な活性酸素を減らすことにつながります。
サプリメントや栄養成分で補強する時代

活性酸素の対策は生活習慣の見直しが基本ですが、年齢を重ねるにつれて「食事だけでは必要な栄養を十分に補いきれない」と感じる場面も増えてきます。
そのため、抗酸化成分は食事だけでなく、日常で無理なく補えるサプリメントを組み合わせて取り入れる方法も選択肢のひとつです。
ここでは、抗酸化のために取り入れたい成分と、サプリ選びのポイントを紹介します。
抗酸化のために取り入れたい成分とは?
活性酸素による酸化ダメージを抑えるためには、複数の抗酸化成分をバランスよく取り入れることが大切です。代表的な成分と働きを以下の表にまとめました。
| 成分カテゴリ | 主な働き | 多く含む食品 |
|---|---|---|
| ビタミンC | 水溶性で細胞内の酸化ダメージを抑える | ・果物(柑橘・キウイ) ・ブロッコリー ・パプリカ |
| ビタミンE | 脂質の酸化を防ぎ、細胞膜を守る | ・ナッツ類(アーモンド・落花生) ・植物油 ・アボカド |
| ビタミンA(β-カロテン) | 皮膚・粘膜を守り、紫外線ダメージに対応 | ・緑黄色野菜(にんじん・ほうれん草) ・レバー ・うなぎ |
| ポリフェノール類 | 多様な酸化ストレスに幅広く対応 | ・緑茶(カテキン) ・大豆 ・野菜 ・柑橘(ノビレチン) |
| オメガ3脂肪酸(DHA・EPA) | 炎症を抑え、細胞膜の健康を支える | ・青魚(サバ・イワシ・さんまなど) |
| プラズマローゲン・ジンゲロール | 酸化ストレスの負担を軽減 | ・魚介類 ・鶏むね肉 ・ショウガ |
| 亜鉛・マグネシウム・セレン | 抗酸化酵素の働きを助ける | ・海藻 ・ナッツ ・魚介類 ・全粒穀物 |
どんなサプリを選べばいい?
抗酸化のためにサプリメントを活用する場合、成分の種類だけでなく 品質も重要なポイントです。

成分量や組み合わせが適切か、健康上のリスクがないかを医師などの専門家がチェックしている製品は安心感があります。抗酸化成分のある成分と、ビタミンやミネラルを一度に補えるタイプなら日常の活性酸素ケアがよりスムーズです。
また、安心して飲み続けるために、GMP工場での製造、原材料の透明性、過剰な添加物が入っていないかなど、品質管理がしっかりしているかを確認しましょう。
粒の大きさ、飲みやすさ、価格帯など、毎日無理なく続けられる設計になっているかも重要なポイントです。
年齢に伴うお悩み対策に「Rimenba(リメンバ)」

活性酸素の対策は、まず「食事」と「生活習慣」を整えることが基本です。しかし、忙しい日々の中では理想どおりの栄養を毎日そろえるのが難しいときもあります。
そんなとき、無理なく不足を補えるサプリメントは、日々の健康習慣を支える心強い助けになります。
Rimenba(リメンバ)は、ビタミンC・E・Aといった抗酸化ビタミンをはじめ、亜鉛や鉄といった不足しがちなミネラルにDHA・EPAなど、活性酸素に多方向から働きかける成分をバランスよく配合したサプリメントです。

加齢やストレスによって低下しやすい内側から守る力を補い、年齢を重ねるごとに不足しやすく、毎日の食事ではカバーしにくい栄養素も一緒に摂れるよう設計されています。
また、Rimenbaは医師監修のもと、国内有数のGMP認定工場で製造。不要な添加物も不使用なので、サプリメントに安心感を求める方にもおすすめです。

毎日の積み重ねで、からだの内側から健やかさを支えていきましょう。
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そもそも活性酸素とは

活性酸素は、私たちの体がエネルギーをつくるときに自然に生まれる物質で、本来は免疫や細胞の働きを支える大切な役割を持っています。
一方で、増えすぎた活性酸素は細胞を酸化させ、いわゆる「酸化ストレス」として蓄積しやすくなるため、バランスを保つことが重要です。
大切なのは「なくすこと」ではなく、増えすぎないようにバランスを整えること。そのために、日々の生活習慣や栄養ケアが役立ちます。
活性酸素が体に与える影響
活性酸素が必要以上に増えると、細胞膜やDNA、たんぱく質が酸化ストレスを受け、少しずつ体の機能に影響が生じるといわれています。こうした変化は蓄積し、肌や体調の変化、将来的な健康リスクへとつながることもあります。
- 1肌の変化(くすみ・シミ・乾燥・しわ・たるみなど)
- 2疲れやすさや回復の遅れ(だるさ・体力低下・代謝の乱れ)
- 3血管や神経など体内機能への影響(循環や神経機能の低下傾向)
- 4生活習慣病との関連(動脈硬化・糖代謝の乱れなど)
特に40代以降の女性は、加齢やホルモンバランスの変化が重なりやすく、酸化ストレスの影響を受けやすいため注意が必要です。
活性酸素が発生・蓄積される原因
活性酸素が増える背景には、外部・内部の両方の要因があります。複数の要因が積み重なると、体内の抗酸化力が追いつかず、活性酸素が過剰に残りやすい状態になります。
Check
【外部要因】
紫外線、大気汚染、喫煙、過度な飲酒
【内部要因】
ストレス、睡眠不足、不規則な生活、極端な運動、偏った食事
【年齢・ホルモン変動】
加齢にともなう代謝の低下、抗酸化酵素の働きの衰え
【細胞の除去力低下】
抗酸化酵素が弱まり、酸化ダメージが蓄積しやすくなる
活性酸素は本当に老化に関わるの?

老化は遺伝・環境・生活習慣など多くの要素が重なって進む現象ですが、その一因として「活性酸素」が関与していると考えられています。
活性酸素が必要以上に増えないように整えることは、老化を緩やかにし、健やかな状態を保つための有効なアプローチといえるでしょう。
肌・美容面での影響
肌は外界の刺激を受けやすい場所であるため、紫外線・乾燥・ストレスなどにさらされるたびに活性酸素が発生しやすくなります。
活性酸素が増えると、コラーゲンやエラスチンをつくる細胞が影響を受け、肌の土台がゆるみやすくなります。その結果として、しわ・たるみ・くすみ・シミといった変化が目立つようになります。こうした酸化ストレスは、年齢を重ねるほど蓄積しやすくなるため、40代以降の女性では「急に老けた気がする」という実感につながりやすいかもしれません。
抗酸化作用を持つ栄養素を食事やサプリから補うことで、肌を取り巻く酸化ダメージを軽減し、ハリや透明感を保つための土台づくりを目指しましょう。
健康・機能面での影響
活性酸素が慢性的に増えると、血管・神経・代謝に関わる細胞に負担がかかり、動脈硬化や血糖調節の乱れ、神経細胞の働きにも影響するといわれています。40代以降になると、徐々に代謝が低下しはじめ、酸化ストレスをため込みやすくなるため、以下のような変化を感じるかもしれません。
- 1以前より疲れやすい
- 2筋力が落ちたように感じる
- 3回復に時間がかかる
これらは単なる年齢変化だけでなく、酸化ダメージの影響が関わっているケースも少なくありません。日頃から抗酸化を意識した食事、適度な運動、質の良い睡眠を意識しましょう。
活性酸素対策を続けるための3つのコツ

活性酸素を整えるケアは、基本的に即効性があるものではありません。細胞の入れ替わりや体内の代謝は時間をかけて変化していくため、効果を実感できるまでには一定の期間が必要になります。
そのため、焦らず、日々の中でできることを少しずつ積み重ねていく姿勢がとても大切です。ここでは、活性酸素対策を無理なく長く続けるためのポイントを3つにまとめました。
習慣化する工夫
活性酸素対策は「続けられるかどうか」が一番の鍵になります。難しいことをいきなり増やすより、まずは小さな行動を習慣として定着させることが大切です。
- 1食事・睡眠・運動・サプリなどの取り組みをカレンダーやアプリで簡単に記録する
- 2今日の抗酸化食材を1つ選ぶなどの軽いタスクから始める
- 3深呼吸やストレッチなど、短時間でできるリセット習慣を取り入れる
完璧を求めず、できる範囲の小さな習慣を重ねていくことが、活性酸素対策を続けるコツです。
目的を明確にする
活性酸素対策は短期で完結するものではないため、続ける理由を自分の中で明確にしておくと、モチベーション維持に役立ちます。
たとえば「10年後も肌のハリを保ちたい」「疲れにくい体で家族との時間を楽しみたい」「健診の数値を良好に維持したい」など、中長期的な目標を設定するとよいでしょう。
また、朝の目覚めの軽さ、肌のツヤ、だるさの変化といった小さなサインを記録していくこともおすすめです。わずかな変化でも積み重ねていくうちに、「続けてよかった」という実感につながります。
焦らず長く続けるために

活性酸素対策は、単発で劇的な変化を起こすものではなく、日々の積み重ねでじわりと効果が現れるタイプのケアです。焦らず長く続けるために、以下の点を意識しましょう。
- 1すぐに変わらなくても当たり前という視点を持つ
- 2できなかった日を気にしすぎない
- 3定期的に習慣を見直す
継続には厳しくし過ぎないことも必要です。焦りすぎず、ゆるやかに習慣を積み重ねましょう。
活性酸素を減らすには無理なく続けられる習慣づくりが鍵

活性酸素の対策は、特別な治療や難しい方法を必要とするものではありません。食事、睡眠、運動、ストレスケアといった、日々の基本的な生活習慣を整えることで、細胞が酸化ダメージを受けにくい環境がゆっくりと育っていきます。
忙しい日が続くと、食事だけで必要な栄養をそろえるのが難しいこともあります。そんなときは、不足しやすい部分をサプリでさっと補う方法も、負担をかけずに続けられるケアとしておすすめです。小さな取り組みでも積み重ねれば、体は少しずつ応えてくれるでしょう。
Rimenba(リメンバ)のように、多くの成分をまとめて補えるサプリなら、毎日のケアにも無理なく取り入れられます。生活習慣+αのサポートというかたちで、自分のペースに合った抗酸化ケアを始めましょう。
\Rimenbaについて詳しくはこちら/
この記事に登場する専門家

福井大学医学部 第二内科 准教授
濱野 忠則
- 脳神経内科長
- 診療教授
【知力健康サプリRimenba監修・脳神経内科医】Rimenba(リメンバ)は最近の研究で効果が期待されている葉酸やビタミンB6、ビタミンB12などの栄養素がオールインワンで含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。 日々の食事や運動でまかないきれない部分を補ってくれることが期待できます。

管理栄養士ライター
中山さおり
- 管理栄養士
- 食品微生物検査技師
上場企業の品質保証部にて微生物検査に従事後、ヘルスケア事業で栄養相談や生活習慣改善・ダイエット支援を担当。Webライターとして食と健康に関する記事を中心に多数執筆。
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