2025-12-09
市販目薬の選び方は?症状別のおすすめ成分とケア方法を解説

「最近、目がすぐ疲れるようになった気がする・・・・・・」
「夕方になるとかすんで見えにくい日が増えたかも」
年齢や生活環境が変わるにつれて、ふとした瞬間に見え方の変化を感じる場面はありませんか。快適に過ごしたい気持ちはあるのに、目の不調が積み重なると、少し不安を覚えてしまうこともあると思います。
本記事では、症状別にみた市販目薬の選び方を紹介しながら、目薬だけでは改善しにくい根本的なケアについてもわかりやすく解説します。最後まで読むことで、今日から無理なく続けられるアイケアの方法と、自分に合った目薬選びのヒントが得られるでしょう。
目次
- 市販目薬を選ぶ前に知っておきたい基礎知識
- 目薬は「症状に合う成分」を選ぶことが重要
- 目の違和感や疲れは生活環境の影響も大きい
- 【症状別】市販目薬の選び方
- 疲れ目(パソコン・スマホ負荷)に合う目薬は?
- ドライアイ(目のかわき)が気になるとき
- かすみ・ぼやけが気になるとき
- 充血が気になるとき
- 目薬を選ぶときに知っておきたいポイント
- コンタクトを着用している方は専用目薬がおすすめ
- 自己判断が難しい症状は受診を
- 目薬だけでは補えない根本ケアとは
- 疲れ目やかすみは、目の「栄養不足」と関係することも
- 目に良い食事を日常に少しずつ
- ブルーライト負荷が大きい人は内側ケアがより重要
- 内側からのケアに「Eyepa(アイーパ)」
- ルテイン・ゼアキサンチンをバランスよく配合
- 日常の疲れ目・かすみ対策に寄り添う成分設計
- 忙しくても続けやすいシンプルな習慣に
- 生活習慣でも目の健康をサポート
- 日常の生活習慣で目の負担を軽減する
- 目を使うときのちょっとした工夫
- 正しい目薬の選び方と栄養ケアで目の疲れを総合的にサポート
この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長
福永 ひろ美

管理栄養士ライター
中山さおり
- 管理栄養士
- 食品微生物検査技師
市販目薬を選ぶ前に知っておきたい基礎知識

ドラッグストアに並ぶ目薬は種類が非常に多く、「どれを選べば良いのか分からない」と感じる方は少なくありません。目薬はどれでも良いわけではなく、今あらわれている症状に合わせて選ぶことが重要です。
同じ目の不調でも、原因は乾燥・疲労・かすみ・アレルギーなどさまざま。まずは自分の症状を見極め、その状態に適した成分が入っているかを確認しましょう。
目薬は「症状に合う成分」を選ぶことが重要
目薬は、症状に対して一時的に負担を和らげる「対症療法」として使われるものです。そのため、目的に合わない成分を含む目薬を選んでしまうと、思うように改善しないことがあります。
疲れ目・乾燥・かすみ・充血など、同じ目の不調でも原因は異なるため、状態に応じた成分を選ぶことが大切です。
パッケージの印象や爽快感の強さだけで選ぶのではなく、まずは成分表示をチェックしましょう。
また、市販の目薬には「第1類・第2類・第3類」の分類がありますが、これは医薬品としての取り扱いのルールや説明の必要性に関する区分であり、どの分類が優れているという意味ではありません。
Check
【第1類医薬品】
副作用や相互作用のリスクについて特に注意が必要とされ、薬剤師からの説明が義務づけられている
【第2類医薬品】
比較的注意が必要な医薬品で、薬剤師または登録販売者から購入できる
【第3類医薬品】
日常的な不調に使われ、比較的リスクが低いとされる医薬品
目の違和感や疲れは生活環境の影響も大きい
最近はパソコンやスマートフォンを長時間使用する生活が一般的になり、それに伴って目の負担も大きくなっています。画面を見続けているとまばたきの回数や涙の量が減り、乾燥やゴロゴロ感が起こりやすくなります。
加齢とともにピント調節力は少しずつ低下するため、「かすむ」「ぼやける」「疲れて見えにくい」といった見え方の変化が増えるのも、この調節機能の負担が蓄積しているサインです。
こうした不調は、目薬を使って一時的な負担をやわらげることはできても、生活環境そのものが原因の場合は完全な改善が難しいでしょう。
長時間作業・乾燥・加齢といった背景がある場合は、目薬での外側ケアに加えて、日常生活の整え方や目の栄養状態にも目を向けていくことが、より安定した視生活につながります。
【症状別】市販目薬の選び方

一口に「目がつらい」といっても、その症状は疲れ、乾燥、かすみ、充血などさまざまです。市販の目薬は、こうした症状ごとに配合されている成分や得意とする働きが異なります。
ここでは、よくみられる症状別に「どのような目薬を選ぶとよいか」の目安を解説します。自分の状態に近い項目を参考にしながら、成分表示を確認していきましょう。
疲れ目(パソコン・スマホ負荷)に合う目薬は?

長時間の近距離作業が続くと毛様体筋が過緊張し、疲れ目や焦点の合わせづらさを感じる方も多いでしょう。ビタミンB12やネオスチグミンメチル硫酸塩を含む目薬は、疲れ目やピント調節機能のサポートとして用いられています。
メントールなどによる強い清涼感は、スッキリ感にはつながりますが、必ずしも疲れ目を改善するわけではありません。爽快感の強さだけで選ぶのではなく、自分の症状に合う成分表示を確認して選ぶとよいでしょう。
ドライアイ(目のかわき)が気になるとき
乾き・ゴロゴロ感・しみる感覚が続くドライアイには、角膜表面を保護してうるおいを維持する成分を中心に選びましょう。ヒアルロン酸ナトリウムやコンドロイチン硫酸は涙の層を補い、乾燥による不快感の軽減に役立ちます。
長く続く乾燥は涙の量だけでなく目の使い方が関係していることもあるため、目薬に加えて作業環境・生活習慣の見直しもおすすめです。
かすみ・ぼやけが気になるとき

夕方以降に生じやすい「かすむ」「ぼやける」といった見え方の変化は、ピント調節に関わる毛様体筋の疲労が影響している場合があります。そのようなケースでは、代謝に関わるビタミンB群やタウリンなどを配合した栄養補給系の目薬が候補になります。
目がかすむ背景には、加齢による視機能の変化があることも少なくありません。目薬による外側からのケアに加え、栄養面や生活環境を整える内側のケアを組み合わせることで、視機能の維持がより安定すると考えられています。
充血が気になるとき
白目の赤みが気になる場合、血管収縮剤である塩酸ナファゾリンや塩酸テトラヒドロゾリンなどが配合された目薬を選ぶと、一時的に充血が抑えられることがあります。
ただし、これらの成分は血管を縮めて白目を元の色に見せる対症的な作用であり、使用を続けるとかえって充血が悪化する可能性が指摘されています。そのため、目薬の利用は短期間にとどめ、充血が続く場合は眼科で原因を確認しましょう。
アレルギーが原因の充血であれば、抗ヒスタミン成分を含む目薬など、原因に合ったタイプを選択する必要があります。花粉・ハウスダスト・コンタクトレンズなど、刺激の要因によっても対処が異なるため、自分の状況を把握することが大切です。
目薬を選ぶときに知っておきたいポイント

目薬を選ぶ際には、成分だけでなく使用時の感覚や眼科受診の必要性にも目を向けましょう。
敏感な方や毎日目薬を使用する場合は、刺激の強さや防腐剤の有無などもチェックしておくと安心です。
コンタクトを着用している方は専用目薬がおすすめ
コンタクトレンズを装着している場合、一般的な目薬を使用すると成分がレンズに吸着し、刺激・曇り・異物感につながることがあります。そのため、「コンタクト装着中でも使用できる」旨が明記された目薬を選ぶのが基本です。
乾燥やゴロゴロ感が出やすい方は、角膜表面を保護するヒアルロン酸ナトリウムやコンドロイチン硫酸を配合したタイプを選びましょう。これらはうるおいを補い、涙の不足による刺激から角膜を守るとされています。
また、レンズ装着時の乾燥は、涙の量だけでなく環境も関係しているため、画面時間・室内の乾燥・まばたきの減少といった環境要因の見直しも重要です。
レンズ装用で乾きやすい場面(エアコン環境・長時間作業・屋外移動など)が想定される日は、専用目薬の携帯とあわせてこれらを意識すると負担を抑えられます。
自己判断が難しい症状は受診を
痛み、強い充血、急激な視力低下などの症状がある場合は、市販の目薬ではなく眼科での診察が必要です。市販目薬で改善しない状態を放置すると、炎症や角膜トラブルへ進行する可能性もあります。
また、定期的な眼科検診を行うことで、自分の目の状態に合ったケア方法を知ることができ、目薬選びの失敗や不調の長期化を防ぐことができます。
目薬だけでは補えない根本ケアとは

目薬はつらい症状を一時的に和らげるために役立ちますが、原因が蓄積と栄養不足にある場合は、表面のケアだけでは追いつかないことも。目の不調が続くときは、体の内側からのケアにも目を向けることで、より安定した目の健康維持につながります。
疲れ目やかすみは、目の「栄養不足」と関係することも
網膜や黄斑部は光刺激を受けながら働いており、その過程で抗酸化成分を消費し続けます。スマホ・PC時間の増加や加齢により、必要な栄養量が以前より多くなります。
また、ピント調節や視覚情報の処理には、ルテイン・ゼアキサンチン、ビタミンB群、亜鉛、DHAなどが関わりますが、これらは体内で合成されにくい栄養素です。
目薬は主に角膜表面をケアするものであり、網膜・黄斑部といった「目の奥」の代謝に必要な栄養を補うことはできません。外側のケアに加えて栄養面を整えることで、疲れやかすみが出にくい状態に近づきます。
目に良い食事を日常に少しずつ

視機能の維持に関わる代表的な栄養素のひとつがルテインです。ほうれん草・ブロッコリー・ケールなどに多く含まれ、目の黄斑部の保護成分として研究が進められています。
また、卵や青魚に含まれるビタミンB群・DHA・良質なたんぱく質は、ピント調節時の代謝や眼精疲労からの回復に関係する栄養素です。
目のための食事といっても、特別な献立に切り替える必要はありません。普段の食卓にこれらの食材を「少しずつ積み重ねる」ことが、無理のない継続につながります。
ブルーライト負荷が大きい人は内側ケアがより重要
パソコン・スマホを毎日使う生活では、光刺激による酸化ストレスが蓄積しやすく、長時間作業のあとに疲れやすくなる原因のひとつとされています。
ルテイン・ゼアキサンチン・アスタキサンチンといった成分は、光刺激による負担の軽減サポート成分として注目されています。画面を見る時間が長い人ほど栄養ケアが有効に働くでしょう。
外側のケアとして目薬を使いながら、内側からの栄養補給も併用することで、パソコン作業やスマホ時間が多い日でも視機能を安定させられます。
内側からのケアに「Eyepa(アイーパ)」

目薬で一時的に楽になっても、しばらくすると疲れやかすみが戻ってしまう……。
そんな経験がある方は、栄養補給による内側からのひとみケアを試してみましょう。
Eyepa(アイーパ)は、日々の見え方をより安定させるために、内側からの栄養サポートという観点で設計されたサプリメントです。
ルテイン・ゼアキサンチンをバランスよく配合
目の黄斑部の保護に関わるルテインとゼアキサンチンは、体内で生成できず食事から補う必要があります。しかし、現代の食生活では必要量を継続して摂るのが難しく、特にスマホ・PCの使用時間が長い方では負担が蓄積しやすいといわれています。
Eyepaはこの2つの成分を適切なバランスでまとめて摂れるよう配合。光刺激による負荷から黄斑部を守り、クリアな見え方を保ちたい方の日常を支える設計となっています。
さらに、Eyepaのルテインにはリポソーム技術を採用。成分を微細なカプセル状に包むことで成分が吸収されやすい形になり、必要な場所まで届く仕組みです。

「最近、夕方以降に疲れやすくなった」「以前より細かい文字が見えづらい気がする」
そんな変化を感じ始めた方にとって、無理なく続けられる形で必要な栄養を補える点が、Eyepaの大きな特徴です。
日常の疲れ目・かすみ対策に寄り添う成分設計
現代の生活では、スマホやパソコン、細かな文字を見る時間が長くなりがちです。近くにピントを合わせ続けることで、視覚情報処理やピント調節に関わる栄養の消費量が増え、夕方以降に疲れ・かすみ・見えにくさを感じやすくなります。
Eyepaは、アスタキサンチンやビルベリー由来成分などを配合し、目の奥の代謝・血流をサポートする方向からアプローチ。目薬では届きにくい部分に寄り添い、慢性的な疲労感やかすみが積み重なりやすい方の心強い味方になります。
Eyepaには15日以内の返金保証が付いており、万が一体に合わなかった場合も安心です。継続回数の縛りがなく、解約・休止はいつでも可能なため、気軽に始められます。

忙しくても続けやすいシンプルな習慣に
食事からすべての栄養をまんべんなく摂り続けることが理想的ですが、忙しさや体調によって難しい日があるのも事実です。Eyepaは、目の機能維持に関わる成分を1日2粒でまとめて補える設計のため、無理なく続けられる点が大きな特徴です。
「目薬で外側をケア」+「Eyepaで内側の栄養を支える」
この2つのアプローチを併用することで、疲れ・かすみといったゆらぎに左右されにくい見え方を保ちやすくなります。負担の少ない習慣として続けられるケアは、将来の視生活を守るうえでも安心感につながります。
生活習慣でも目の健康をサポート

目の不調は、毎日の生活習慣とも深く関係しています。睡眠不足やストレス、運動不足などが重なると、回復する力より負担が上回り、目の疲れが蓄積してしまいます。
特別なことではなく、生活の中で取り入れられる小さな習慣を重ねることが大切です。
日常の生活習慣で目の負担を軽減する
睡眠・栄養・適度な運動は、目の回復力を支える基本です。質の良い睡眠がしっかり確保されていると、日中に蓄積した眼精疲労をリセットできます。
また、軽い運動は全身の血流を促し、酸素や栄養が目の組織まで行き届きやすい状態をつくります。激しいものではなく、ウォーキングやストレッチなど無理なく続けられる内容で十分です。
夜は入浴で体を温める、ストレッチで肩・首のこりをゆるめる、スマホの使用時間を必要以上に延ばさないなど、生活を少し整えるだけでも、目にかかる負担は変わります。完璧を目指す必要はなく、できる範囲の小さな工夫を重ねましょう。
目を使うときのちょっとした工夫

デスクワークやスマホ作業のように、近くを集中的に見続ける時間が長くなるほど、目の筋肉や涙のバランスに負荷がかかりやすくなります。とはいえ、仕事や生活環境を大きく変えることは難しいため、「今の生活のままでできる工夫」が現実的な対策です。
ここでは、負担を根本から減らす2つの方法を紹介します。
目の休憩習慣「20-20-20ルール」が疲れ目を防ぐ
長時間同じ距離を見続けると、ピント調節筋が緊張し疲れ目の原因になります。
20分作業したら20秒、20フィート(約6m)先を見る「20-20-20ルール」を取り入れることで、筋肉の緊張がゆるみ、眼精疲労の予防につながります。
まばたきの回数を意識して涙の質を守る
パソコン作業中はまばたきが通常の3分の1以下になるといわれ、涙の蒸発が進みやすくなります。意識的に「完全にまぶたを閉じるまばたき」を数回行うことで、涙が均一に広がり、角膜を保護できます。
特にドライアイ傾向のある人は、休憩のたびに習慣化するのがおすすめです。
正しい目薬の選び方と栄養ケアで目の疲れを総合的にサポート

目の不調は、ひとつの原因だけで起こるものではなく、生活習慣・加齢・涙の状態・栄養バランスなど、複数の要素が重なり合って生じます。
目薬は、つらさを感じたときにピンポイントでひとみをサポートしてくれます。今の症状に合った成分の目薬で外側からケアしながら、生活環境と栄養状態を整えることが疲れやかすみの出にくい状態を保つための鍵です。
一方で、視覚の働きを支える栄養は、年齢や生活習慣によって体の中で多く使われるようになり、不足しやすくなることがあります。外側と内側、両方にアプローチすることで、日々の見え方が安定しやすくなるでしょう。
Eyepa(アイーパ)は、目の機能維持に関わる成分を1日2粒でまとめて補えるよう設計されたオールインワンサプリメントです。仕事や家事で忙しい日が続いても続けやすく、目薬と併用することで、外側のケア・内側のケアを無理なく両立させられます。
この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長
福永 ひろ美
【ひとみケアサプリEyepa監修・眼科医】 日々の生活の中で、バランスよく必要な栄養素を摂取することも大切なのです。Eyepaは眼の潤いをサポートしてくれるビルベリーを始め、抗酸化成分であるルテインやアスタキサンチン、その他多様な成分がオールインワンに含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。

管理栄養士ライター
中山さおり
- 管理栄養士
- 食品微生物検査技師
上場企業の品質保証部にて微生物検査に従事後、ヘルスケア事業で栄養相談や生活習慣改善・ダイエット支援を担当。Webライターとして食と健康に関する記事を中心に多数執筆。
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