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2026-03-18

関節炎とは?痛み以外の症状や原因、受診の目安を解説

関節炎の痛み以外の症状や原因、受診の目安について

膝などの関節に痛みを感じる場合、関節炎を起こしている可能性があります。腫れや赤みなどの症状が見られることもあり、痛みがないから関節炎ではないとは言えません。

加齢に伴う変形性関節症による関節炎もありますが、他にも原因があるため、必ずしも年齢のせいとは限らないのです。悪化させないためにも、普段から関節への負担を減らす対策を取り入れることも大切です。

この記事では、関節炎の特徴や原因、関節への負担を減らす対策、受診の目安などを解説します。

この記事に登場する専門家

Webライター

木原かおる

  • コスメ薬機法管理者 
  • 薬機法医療法広告遵守個人認証(YMAA) 
  • 景品表示法・特定商取引法広告遵守個人認証(KTAA)

関節炎とは?特徴や主な症状

関節炎とは、関節の炎症の総称です。痛むイメージがありますが、腫れ、赤み、熱を持つなどの症状が出ることもあります。原因もさまざまで、見分けるためには「急性か慢性か」「単関節性か多発関節性か」がポイントとなります。

急性慢性
単関節性・痛風
・ケガ
・敗血症
・変形性関節症
・関節の損傷
・感染症
多発関節性・関節リウマチなどの膠原病
・ウイルス
・関節リウマチ
・変形性関節症
・痛風

あくまでも目安なので、原因をはっきり特定するには、医師の診察を受けましょう。

関節炎の原因は?

関節炎の原因は複数あります。年齢のせいというイメージがありますが、病気やケガが原因になることもあるので、決めつけるのは危険です。

必要に応じて、医師の診察を受け、原因をしっかりと把握しましょう。

加齢に伴う変形性関節症

加齢に伴う変形性関節症が関節炎の原因になる場合があります。年月を経て、関節の表面を覆う軟骨がすり減ることが変形性関節症の原因です。すり減った軟骨は自然に回復することはありません。肥満の高齢者に起こりやすく、男性より女性に多いことも特徴です。

股関節、肘、肩、親指など、さまざまな関節で起こりますが、特に多いのが膝に症状が出る変形性膝関節症です。膝関節は立ち上がる時や歩く時に体重がかかるので、長時間の歩行時や階段の昇り降りなどの際に痛みを感じやすいです。

悪化すると、杖が必要になることもあります。痛みで動くのがおっくうになり、寝たきりにつながるリスクもゼロではありません。

関節リウマチ

関節リウマチが関節炎を引き起こすこともあります。関節リウマチは膠原病(こうげんびょう)の一種で、何らかの原因で免疫機能に異常が起こり、体内の成分を異物と勘違いして攻撃してしまう病気です。発症のメカニズムなどはまだ解明されておらず、30~50歳代の女性に多く見られます。

発症すると、身体中の関節に炎症を起こします。手足の指、手首、膝、足首などの複数の関節にまたがって、左右対称に関節の腫れや痛みが生じます。

結晶誘発性関節炎

関節に結晶が沈着することで、結晶誘発性関節炎につながる場合があります。主な原因は、痛風や偽痛風などです。

痛風

痛風になると、尿酸が関節内に結晶としてたまり、関節炎につながります。痛風は男性に多く見られる病気です。

急に関節が痛む痛風発作が知られていますが、あまり強くない痛みが持続する慢性関節炎を起こし、痛風結節や関節の変形につながることもあります。

偽痛風

偽痛風により関節炎が起こることもあります。尿酸以外の結晶による関節炎の総称で、痛風に似た症状を引き起こすので、この名がついています。

主な原因はピロリン酸カルシウムの蓄積です。前兆なく腫れや痛みが起こるほか、発熱や体重減少が見られることもあります。

化膿性関節炎

細菌が関節内に入り込むと、化膿性関節炎を引き起こします。関節に膿がたまり、痛んだり、熱が出たりします。悪化すると関節の軟骨が破壊され、骨が溶ける危険性も。

扁桃腺や尿路感染など、他の場所で感染症が起こり、細菌が血流にのって関節まで到達することが原因です。また、ケガをして直接細菌が入り込むことでも起こります。

同じメカニズムでウイルス感染から関節炎につながる場合もあります。よくあるものとして、インフルエンザによる関節痛が挙げられます。

5つの対策で関節への負担を減らそう

関節炎は加齢や病気などが引き金となりますが、骨や筋肉に負担がかかっていることも悪化の要因です。普段の生活習慣の中で、骨や筋肉の負担を減らすための対策を取り入れていきましょう。

運動で筋肉量をアップする

運動により筋力の維持やアップを目指しましょう。筋力が不足すると、体を支えきれなくなり、関節に負担がかかります。筋肉は使わないと衰えるので、運動を習慣づけて、筋力を維持することがポイントです。

負荷の高い運動や、ストイックにやる必要はありません。負荷の少ない運動をコツコツ続けましょう。

特におすすめなのがウォーキングです。スピードや距離を調節することで、体調に応じて負荷を変えられるというメリットがあります。

意識してウォーキングをするのが難しい場合は、最寄り駅の1つ手前で降りて歩くなど、生活の中に組み込めば、無理なく続けられます。

そのほかに、水泳や水中歩行もおすすめです。水の浮力により、体を支える際の負荷を減らせます。かつ、水の抵抗もあるので、運動としての負荷もちゃんと得られます。

栄養バランスを見直し、適正な体重を保つ

栄養バランスを見直して、適正な体重を保つことも関節の負担を減らすことにつながります。体重が1kg増えると、歩行時には2~3kg、階段の昇降時には4~5kgの負担が増えると言われています。まず、自分の適正体重を知りましょう。

適正体重の調べ方

自分の適正体重を知るには、身長と体重から算出できるBMIを目安にするのがおすすめです。

Check

BMIの算出方法

体重(kg)÷ 身長(m)の2乗

BMIが25以上だと肥満に該当するため、BMI18.5以上、25未満の普通体重を維持することを目標にしましょう。

栄養バランスの見直し

BMIが25以上の場合は、栄養バランスを見直しましょう。炭水化物と脂質の取りすぎに注意しつつ、骨や筋肉の材料となるたんぱく質をしっかり取ることが大切です。

また、ビタミンやミネラルもバランスよく取りましょう。骨や歯の形成に必要なカルシウムと、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助けるビタミンDは、特に積極的にとりたい栄養素です。普段の食事で必要な栄養素を賄えるのがベストですが、偏りが出てしまう場合は、サプリで補いましょう。

関節に負担の少ない姿勢と動作を意識する

関節に負担のかかりにくい動作や姿勢を意識することもポイントです。正しい姿勢を意識すれば、自然に筋肉を鍛えることもできるので一石二鳥になります。以下のポイントを意識してみましょう。

  1. 1
    椅子に座る際は背筋を伸ばして座る
  2. 2
    同じ姿勢を長い時間続けない
  3. 3
    膝を伸ばし、かかとから着地し、つま先で後ろへ蹴るという正しい歩き方を意識する

意識だけでなく、環境面からのアプローチもおすすめです。例えば、パソコンで作業を行う際には、正しい姿勢がとれるように、デスクや椅子の高さ、パソコンのディスプレイの角度を調整しましょう。目の疲れを防ぐことにもつながります。

ケガを予防する

ケガを防ぐことも意識しましょう。姿勢や動作などに気を配るだけでなく、動きやすいものを身につけることもポイントです。

例えば、歩きにくい靴を履くと、関節や筋肉に負担がかかり、転倒につながります。また、タイトな服も動きを妨げるので、思わぬケガのリスクになります。足に合った靴や動きやすい服装を選ぶことが転倒予防につながります。

また、筋力維持のためには運動が重要ですが、急に体を動かすとケガにつながることがあり、運動どころではなくなります。軽いストレッチなどの準備運動を行い、ケガを減らしましょう。

関節を冷やさない

関節を冷やさないことも意識しましょう。関節周りの血流が悪くなり、関節炎の悪化につながることがあります。関節を冷やさないためのポイントは以下の通りです。

  1. 1
    お風呂で温める
  2. 2
    冷房のきいた場所や寒い場所に留まらない
  3. 3
    冷たい食べ物や飲み物を控える
  4. 4
    関節部分を覆うサポーターを着用する、薄着を避ける

最初の3つは関節だけでなく、体全体の冷え対策にもなります。関節炎と冷え性の両方を抱えている場合は、積極的に取り入れましょう。

ただし、ケガをしている場合は処置のために冷やすことも多いです。素人判断はせず、医師の指示に従いましょう。

関節炎は湿布などで治る?病院を受診したほうがいい?

関節炎で病院を受診するか迷う人は少なくないでしょう。症状が軽いのであれば、市販の湿布などを使ったり、様子を見たりするのも選択肢の1つです。しかし、激しい痛みがある場合には、迷わず受診しましょう。

軽度であればセルフケアで様子を見るのもあり

痛みが強くない、安静にしていると落ち着くなど、症状が軽い場合は様子を見てもよいでしょう。最近ケガをしたなど、原因がはっきりしているか否かも受診するかどうかのポイントになります。

様子を見る場合は、市販の内服薬や湿布などの外用薬を利用するのもおすすめです。薬剤師がいるドラッグストアで相談するのもよいでしょう。

ただし、軽い痛みでも長く続く場合は、関節炎以外の病気の可能性もあるので、受診をおすすめします。

激しく痛む場合は迷わず病院へ

激しく痛む、動いていなくても痛む場合は、重篤な状態になっている可能性があるため、迷わず病院を受診しましょう。原因が分からない、軽い痛みがだんだん強くなってきた場合も受診をおすすめします。

整形外科など専門の病院であれば、レントゲンやMRIなどにより、原因を特定できます。「年齢のせいだ、大したことはない」と思っていても、深刻な病気などが隠れていることがあるため、油断は禁物です。

関節炎は痛み以外の症状が出ることも!関節の負担を減らす生活習慣を意識しよう

関節炎は関節の炎症の総称で、痛み以外に、腫れ、赤み、熱を持つなどの症状が出ることもあります。

加齢による変形性関節症が原因の場合もありますが、他にもケガ、関節リウマチや痛風などの病気が原因になることもあり、年齢のせいだと決めつけるのは得策ではありません。強い痛みなどがある場合や、原因が不明な場合は、すぐに病院を受診して原因を特定しましょう。

また、関節への負担を減らすための生活習慣を取り入れて、悪化させないことも大切です。運動を習慣づける、栄養バランスを見直して適正体重を保つなど、毎日の生活の中でできることを行い、イキイキと年齢を重ねていきましょう。

この記事に登場する専門家

Webライター

木原かおる

  • コスメ薬機法管理者 
  • 薬機法医療法広告遵守個人認証(YMAA) 
  • 景品表示法・特定商取引法広告遵守個人認証(KTAA)

国内化粧品メーカー、外資系消費財メーカーで、品質管理や薬機法業務に約15年従事した後にフリーライターに。薬機法や成分関連の知識をいかして、コスメやサプリのライティング、校正、記事監修などを手がける。

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