2025-08-05
目がかすむ原因を病気・生活習慣別に解説!対処法もまるわかり

「なんだか最近、パソコンの画面がぼやけるな……」
「夕方になると、ピントが合いにくくて目がかすむようになったかも……」
年齢を重ねるにつれ、このようなお悩みを抱えるようになっていませんか?
仕事でもプライベートでも目を使う機会が多い現代人にとって、目の健康は豊かな暮らしの生命線ですよね。加齢によるものだから仕方ないと諦め半分、でも何とかしたいという気持ちも強いのではないでしょうか。
本記事では、特に中年以降から気になり始める目がかすむ原因を、病気や生活習慣の観点から詳しく解説します。最後まで読むことで、ご自身の症状に合った具体的な対処法が見つかるでしょう。
この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長
福永 ひろ美

Webライター
神屋ヒロキ
目がかすむ原因として考えられる3つの現象
「目がかすむ」と一言でいっても、背景にはさまざまな原因が隠されています。なぜ、以前のようにはっきりと見えなくなってしまうのでしょうか。もしかしたら、それは体からの何らかのサインかもしれません。
ここでは、目がかすむという症状を引き起こす代表的な3つの現象について、一つひとつ丁寧に解説していきます。
加齢による老眼・水晶体変化
40代頃から目がかすむと感じる場合、その主な原因は加齢にともなう「老眼」の可能性があります。これは、目の中にあるレンズの役割を担う「水晶体」の弾力性が失われたり、ピントを調節する「毛様体筋」という筋肉が衰えたりすることで起こる現象です。
若い頃はしなやかだった筋肉や水晶体が、年齢とともに硬くなり、近くのものにピントを合わせづらくなるのです。これが、手元の文字が読みにくくなったり、目がかすむ原因となります。
最近ではスマホの普及などにより、30代から老眼が始まる方も珍しくありません。誰にでも起こりうることですが、見え方に違和感があれば一度眼科で相談してみることをおすすめします。
眼精疲労・VDT症候群
目の使い過ぎで起こる「眼精疲労」も、目のかすみの原因です。
Check
眼精疲労とは?
眼精疲労は、いわゆる「疲れ目」とは異なるものです。
目を使い続けることによって起こる疲れ目は、基本的に睡眠など目を休めることで回復します。
一方の眼精疲労は、目の症状にとどまらず頭痛や肩こり、吐き気といった症状を併発することが多く、また休息や睡眠をとっても回復しないことが特徴です。
ざっくりとした認識としては、疲れ目がさらにひどくなったものが眼精疲労だと捉えてよいでしょう。
スマホやパソコンの影響で、目のかすみや痛みに加えて、首や肩のこり、頭痛、腕のしびれといった体全体の不調にまで発展することを「VDT(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)症候群」と呼びます。
また、スマホの小さな画面を凝視することで起こる「スマホ老眼」も、若い世代に増えています。
単なる目の疲れと軽く考えず、こうした症状があれば注意が必要です。
眼疾患(白内障・緑内障・ドライアイなど)
単なる疲れ目や老眼だと思っていたら、実は治療が必要な目の病気が原因で目がかすむケースもあります。代表的なものに、白内障、緑内障、ドライアイが挙げられます。
白内障
目の中のレンズ(水晶体)が白く濁る病気です。透明なレンズが曇るため、すりガラス越しに見ているように視界全体がかすみます。
加齢が主な原因で、いずれは多くの人が経験する病気ですが、現在は手術で治すことが可能です。
緑内障
眼圧が高くなることなどで視神経が傷つき、視野が徐々に狭くなっていく病気です。視野の一部が欠けることで、ものがかすんで見えることがあります。
急性の場合は強い目の痛みや頭痛、吐き気を伴い、急速に進行するため、すぐに眼科を受診する必要があります。
ドライアイ
涙の量が減ったり質が悪くなったりして、目の表面が乾いて傷つきやすくなる状態です。角膜の表面が滑らかでなくなるため、光が乱反射し、目がかすむ原因となります。
目のかすみを招くおそれのある4つの生活習慣
目がかすむ原因は、加齢や病気だけではありません。実は、私たちが毎日何気なく送っている生活習慣の中に、知らず知らずのうちに目に負担をかけ、かすみ目を引き起こす原因が潜んでいることがあります。
ここでは、特に注意したい4つの生活習慣について解説します。ご自身の日常を振り返り、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
パソコンやスマホの長時間使用
デスクワークやスマートフォンの日常的な利用は、目がかすむ原因の代表格です。
画面を集中して見ていると、自然とまばたきの回数が減ってしまいがち。すると、目の表面を潤す涙が行き渡らず、目が乾いてしまいます。
また、ずっと同じ距離のものを見続けていると、ピントを合わせるための筋肉(毛様体筋)が常に緊張した状態になります。筋肉が凝り固まり、他の場所にピントを合わせようとしてもスムーズにいかず、結果として視界がぼやけてしまうのです。
度数の合わないメガネやコンタクトレンズの使用
「そういえば、もう何年も視力検査をしていないな」という方は要注意です。視力は年齢や生活環境によって変化していくため、以前作ったメガネやコンタクトレンズの度数が合わなくなっている可能性があります。
度数が合わないものを使い続けると、目は無理やりピントを合わせようとして、常に緊張状態を強いられます。この状態は、眼精疲労を直接引き起こし、目がかすむ原因となります。
快適な視界を保つためにも、定期的に眼科で検診を受け、ご自身の目に合ったものを使用することが大切です。
睡眠不足・ストレス・食生活の乱れ
不規則な生活や睡眠不足、精神的なストレス、栄養バランスの偏りも、巡り巡って目がかすむ原因となり得ます。体と目は密接につながっており、体が疲れているときや栄養が不足しているときは、そのサインが目に現れやすいのです。
例えば、睡眠不足が続くと目の筋肉の疲労が回復せず、ピント調節機能が低下します。また、ストレスは自律神経のバランスを乱し、血行不良や涙の分泌量低下を招くことも。
生活全体を見直し、心と体の両方からコンディションを整えることが、クリアな視界を取り戻すための第一歩です。
紫外線などの環境要因
肌が日焼けするように、目も紫外線によってダメージを受けます。これが、将来的に目がかすむ原因となる病気のリスクを高めることがあるのです。
強い紫外線を浴びると、目の表面にある「角膜」が軽いやけどのような状態になり、炎症を起こすことがあります。さらに、紫外線は目の奥にある「水晶体」や「網膜」にまで到達し、細胞を傷つけます。
長年にわたってこのダメージが蓄積されると、水晶体が濁る白内障などの病気に発展する可能性が高まるのです。
外出時にはサングラスや帽子を活用するなど、肌だけでなく目の紫外線対策も意識しましょう。
目がかすむときに実践すべき3つの対処法
目がかすむ原因がわかれば、次は対策です。ここでは、日常生活の中で今日からすぐに実践できる具体的な対処法を3つご紹介します。
少しの工夫や習慣で、つらい目のかすみが和らぐ可能性があります。「もう年だから」と諦める前に、ぜひ試してみてください。
毎日5分でできる目のエクササイズ&ストレッチ
デスクワークの合間や少し疲れたなと感じたときに、簡単なエクササイズで目の周りの筋肉をほぐしてあげましょう。血行が促進され、ピント調節機能のサポートやリフレッシュにつながります。
焦点合わせトレーニング
人差し指を目から20cmほど離して立て、指先にピントを合わせます。そのままゆっくりと腕を前に伸ばし、また元の位置に戻す、という動きを数回繰り返します。
グーパーまばたき
目をぎゅっと強く閉じて2秒キープ。その後、パッと大きく見開いて2秒キープします。これを3~5回繰り返すことで、目の周りの筋肉が刺激されます。
ツボ押しエクササイズ
眉頭の内側にある「睛明(せいめい)」や、目の真下の「承泣(しょうきゅう)」といったツボを、イタ気持ちいいくらいの強さで優しく押してみましょう。
8点ぐるぐる体操
顔は正面に向けたまま、眼球だけを動かします。「上→右上→右→右下→下→左下→左→左上」の順に、各ポイントで1秒ずつキープしながら、ゆっくりと一周させます。
定期的な眼科検診で早期発見・早期治療
目がかすむ原因が、単なる疲れ目なのか、それとも病気が隠れているのかを自己判断するのは危険です。
定期的に眼科を受診し、専門家による診断を受けましょう。特に40歳を過ぎたら、自覚症状がなくても年に一度は検診を受けるのがおすすめです。
もし緑内障や白内障といった病気が見つかったとしても、早期に発見できれば、進行を遅らせたり、適切な治療を受けたりすることができるといわれています。
あなたの目の健康を守るため、そして安心して毎日を過ごすためにも、眼科医という心強いパートナーを持ちましょう。
食事やサプリメントで十分な栄養素を摂取
外側からのケアと同時に、内側から体を整えることも、目がかすむ悩みの有効な対策です。
特に、目の健康維持に役立つとされる栄養素を意識的に摂取することは非常に重要です。ここでは、特に積極的に摂りたい代表的な栄養素をご紹介します。
ルテイン・ゼアキサンチン
ルテインとゼアキサンチンは、私たちの目の網膜、特に物を見る中心部である「黄斑部」に存在する栄養素です。これらは、パソコンやスマホの画面から発せられるブルーライトなどの有害な光を吸収し、目を守る「天然のサングラス」のような役割を果たしてくれます。
しかし、ルテインやゼアキサンチンは体内で作り出すことができず、加齢とともに減少してしまうため、食事から積極的に補う必要があります。ほうれん草やケール、ブロッコリーといった緑黄色野菜に多く含まれています。
目がかすむ原因となる光ダメージから守るために、欠かせない成分です。
アスタキサンチン
アスタキサンチンは、エビやカニ、鮭などに含まれる赤い色素成分で、非常に強力な抗酸化作用を持つことで知られています。
この抗酸化力は、目の疲労回復を助ける働きが期待されています。具体的には、ピント調節を行う毛様体筋の血流を改善し、凝り固まった筋肉の疲労を和らげる効果が報告されています。
パソコン作業などで目がかすむ、ピントが合いにくいといった眼精疲労の症状を感じている方にとって、心強い味方となってくれる栄養素です。
日々の食事に鮭やいくらなどを取り入れてみるのもよいでしょう。
ビタミンA・C・E
ビタミンA、C、Eは、目の健康を土台から支えるために欠かせない、基本的な栄養素です。それぞれの働きを理解し、バランス良く摂取することが、目がかすむといった不調の対策につながります。
- 1ビタミンA:目の粘膜を健康に保ち、網膜で光を感じるために不可欠な栄養素です。不足すると、暗い場所で見えにくくなることがあります。レバーやうなぎ、緑黄色野菜に豊富です。
- 2ビタミンC:水晶体の透明性を保つ働きや、強力な抗酸化作用があります。ブロッコリーやピーマン、キウイフルーツなどに多く含まれます。
- 3ビタミンE:血行を促進し、細胞の老化を防ぐ抗酸化作用があります。「若返りのビタミン」とも呼ばれ、アーモンドなどのナッツ類や植物油から摂取できます。
バランスの取れた食事が基本ですが、毎日の食事だけで十分な量を補うのが難しい場合もありますよね。そんなときは、サプリメントを上手に活用するのも一つの賢い選択です。
良質なサプリメントをお求めの方におすすめなのが、オールインワンサプリメント「Eyepa(アイーパ)」です。
「Eyepa」は、目の専門家である眼科医が、本当に目に良い成分は何かを徹底的に追求し、原材料を監修しています。
ここまででご紹介したルテインやゼアキサンチン、アスタキサンチンはもちろんのこと、ビルベリーやビタミン群など、全部で10種類以上もの栄養素を、専門家の知見に基づいてバランス良く一粒に凝縮しました。
どの栄養素をどれくらい摂れば良いのかわからない、という方も、これ一つで必要な成分を手軽に補給できます。
特にルテインについては、新たに「リポソーム技術」を導入。これにより、より高い吸収効率を実現し、ひとみケアをよりやりやすくなりました。
Check
リポソーム技術とは
実は、ルテインのような脂溶性の栄養素は、そのまま摂取しても体内への吸収効率が低いという課題がありました。しかし、リポソーム技術は、ルテインをリン脂質由来の極小カプセルに閉じ込めることで、消化液の影響を受けにくくし、腸からの吸収率を高めることを可能にします。
リポソーム技術を用いたことにより、ルテインが従来よりも効率的に体内に吸収されるようになりました。
また、毎日安心して口にしていただくために、「Eyepa」は品質管理にも徹底的にこだわっています。
製造は、医薬品レベルの厳しい製造・品質管理基準である「GMP(Good Manufacturing Practice)」の認定を受けた国内工場で行われています。
大切な目のためのサプリメントだからこそ、こうした目に見えない部分での品質へのこだわりが、大きな安心感につながるはずです。
初回は特にお求めやすい価格となっています。ご興味を持たれた方は、ぜひ下記の公式サイトもチェックしてみてください。


目がかすむときは原因をつきとめてしっかり対策しよう
目がかすむ原因は、加齢によるものから、PC・スマホの使いすぎといった生活習慣、さらには白内障や緑内障といった病気のサインまで、実にさまざまです。
大切なのは、「年のせいだから」と放置せず、なぜかすむのか、その原因をきちんと突き止めることです。
その上で、目のエクササイズや紫外線対策といったセルフケア、そして何よりも定期的な眼科検診による専門家のチェックを組み合わせることが、あなたの目の健康寿命を延ばす鍵となります。
そして、日々のケアの一環として、食事だけでは不足しがちな栄養素を補うことも忘れてはなりません。その際には、眼科医が監修し、最新技術で吸収率にまでこだわったオールインワンサプリメント「Eyepa」が、内側からあなたのひとみをケアする心強いパートナーとなるでしょう。
クリアな毎日を取り戻すために、今日からできる対策を始めてみませんか。


この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長
福永 ひろ美
【ひとみケアサプリEyepa監修・眼科医】 日々の生活の中で、バランスよく必要な栄養素を摂取することも大切なのです。Eyepaは眼の潤いをサポートしてくれるビルベリーを始め、抗酸化成分であるルテインやアスタキサンチン、その他多様な成分がオールインワンに含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。

Webライター
神屋ヒロキ
執筆実績500記事を超える専業Webライター。ITから法律、ECビジネス、健康問題まで幅広く執筆。趣味は小説執筆と音声入力と生活改善。
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