老化防止の抗酸化成分アスタキサンチンとは？おすすめのサプリや注意点を解説

目の老化防止が期待される成分「アスタキサンチン」とは？

アスタキサンチンとは、色素物質の一種で、サケやいくら、エビなどの食品に多く含まれています。

βｰカロテンやリコピンと同じカロテノイドかつ抗酸化作用をもっており、ビタミンEの約1000倍ともいわれている成分です。

アスタキサンチンは、「血液網膜関門」という網膜に突入する前の関門を突破できる数少ない成分であるため、ダイレクトに網膜に作用し、目の老化防止に期待されています。

アスタキサンチンの効果・効能3選

目の老化防止に効果的なアスタキサンチンですが、具体的にどのような効果があるのでしょうか。

ここでは、アスタキサンチンの効果・効能を3つに分けて紹介します。

眼精疲労の回復とピント調節機能改善

アスタキサンチンには、眼精疲労の回復効果があります。血流改善効果で眼球のまわりの毛様体筋がほぐれ、焦点を合わせるピント調節機能が改善できるからです。

また、太陽から出ている紫外線によって発生する活性酸素を除去できるため、眼精疲労の回復にも貢献します。

黄斑変性症や白内障等の眼病に対しての有効性が期待されています。

参考資料：補完代替医療素材としてのアスタキサンチン（日本補完代替医療学会誌）

肌のしみ・シワ・老化防止

肌のしみ・シワ・老化は、長時間肌が紫外線に晒されることが原因です。アスタキサンチンは強力な抗酸化作用を有するため、肌のしみやシワなどのトラブルを防ぐ効果が期待されています。

アスタキサンチンは肌の水分量を上昇させる効果や肝斑、キメにも効果があると発表されています。

肌のしみやシワ、老化を防止するためには、アスタキサンチンを積極的に摂取することが大切です。

参考：アスタキサンチン含有カプセル摂取が健常成人の肌に与える作用（薬理と治療. 44, 1209-1216, 2016.）

参考：The Protective Role of Astaxanthin for UV-Induced Skin Deterioration in Healthy People（Nutrients. 10, E817, 2018.）

血流を改善して血圧や悪玉コレステロールを抑える

アスタキサンチンは、目以外にも血圧や悪玉コレステロールを抑える効果を有しています。 アスタキサンチンには、抗酸化作用以外に血流改善効果もあるからです。

とくに、悪玉コレステロールが高い状態が続くと動脈硬化になり、血管が破れる危険性が高まるため、非常に危険な状態です。

ラットでの実験では脳梗塞や脳出血の原因となる高血圧も、アスタキサンチンで改善したと報告されています。

目の健康はもちろん、体の健康のためにもアスタキサンチンを摂取しましょう。

参考：補完代替医療素材としてのアスタキサンチン

アスタキサンチンサプリを摂取するときの注意点

抗酸化作用を有するアスタキサンチンには、いくつか注意点が存在します。

飲む前に確認しましょう。

飲むタイミングは食後がベスト

アスタキサンチンの摂取タイミングは「食後」がベストです。

アスタキサンチンは脂溶性の成分であり脂質と親和性が高いため、食事の後に摂取することで効率よく体内に運ばれます。

ただ、基本的にアスタキサンチンの摂取タイミングはいつでも構いません。ご自身の生活リズムに合わせて摂取するのが大切です。

アレルギー成分が入っているか確認

アスタキサンチンを含むサプリメントには、該当成分以外も含まれている可能性があります。

アレルギー成分が入っていることを知らずに摂取すると、アナフィラキシーショックを起こすリスクがあるため、必ず含有成分を確認しましょう。

判断が難しい場合はかかりつけ医に相談することをおすすめします。アレルギー反応を起こさないためにも、ご自身の体に合ったサプリメントを選びましょう。

なるべく長く飲み続けよう

サプリメントは医薬品ではないため、数日で効果を実感することは難しいです。日々の健康のためにもで2ヵ月以上飲みつづけましょう。

また、基本は食事の栄養や運動が基本でサプリメントはあくまでも補助的なものです。健康に気を遣っている方は、生活習慣の見直しも合わせて行いましょう。

参考：National Library of Medicine

妊娠、授乳中は避ける

妊娠中や授乳中は、医薬品や他のサプリメントと同様に、胎児や幼児への影響の可能性を考慮して摂取を控えましょう。

母親に対しては影響が出なくても、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるからです。

妊娠中や授乳中に摂取する場合は、飲む前に医師に相談してください。

摂取量に注意

アスタキサンチンは食品および微生物由来のサプリメントであるため、摂取量に上限はありません。

実際、厚生労働省でも摂取量上限は決められていません。ただ、アスタキサンチンに限らずどんな栄養素も摂り過ぎは悪影響の元です。

研究資料や論文から考慮すると、1日3〜6mg程度を摂取することが望ましいとされています。

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アスタキサンチンでいつまでも健康な目と肌を

アスタキサンチンは食事から摂取できる色素成分で、抗酸化作用や血流改善効果により目および体全体の健康に寄与します。

アスタキサンチンは「Eyepa」などサプリメントでも手軽に摂取できます。

ただ、あくまでも目に良い成分なので、基本的には目に良い生活習慣を身につけなければいけません。日々の健康を維持するためにも、日常生活を見直しつつアスタキサンチンを継続的に摂取しましょう。