2026-03-04
【管理栄養士監修】眼精疲労による頭痛に薬は使っていい?40代からの正しい対処法

「眼精疲労による頭痛に、薬を使ってもいいのだろうか?」
「市販薬を飲んでいるけれど、繰り返す頭痛が気になる」
このように感じたことはありませんか?
40代以降になると、目の疲れが抜けにくくなり、眼精疲労から頭痛や肩こりにつながるケースが増えてきます。つらい症状が出たとき、市販の頭痛薬を使うこと自体は選択肢のひとつですが「このまま薬だけに頼っていてよいのか」と不安を感じる方も少なくありません。
本記事では、眼精疲労による頭痛に市販薬は使っていいのかという疑問から、薬の役割と注意点、40代から意識したい目のケアや栄養、生活習慣の考え方までを、わかりやすく解説します。
目次
- 眼精疲労とは?40代以降に頭痛が起こりやすくなる理由
- 加齢とともに回復しにくくなる目の疲れ
- 眼精疲労が頭痛・肩こり・吐き気につながる仕組み
- 眼精疲労による頭痛に市販薬は使っていい?
- 頭痛薬は「今つらい痛み」を抑えるための選択肢
- ビタミン剤・目薬との役割の違い
- 薬が効かないと感じる理由
- 40代〜60代が意識したい眼精疲労対策の基本
- 自分の目に合ったコンタクトレンズ・眼鏡を使用する
- 目を休ませる習慣をつくる
- 姿勢・作業環境を整える
- 眼精疲労・頭痛を繰り返さないために意識したい栄養
- ビタミンB群|神経の働きを支える栄養素
- ビタミンA|目の粘膜と視機能を支える栄養素
- DHA・EPA|神経の働きを支える脂肪酸
- ルテイン・ゼアキサンチン・アスタキサンチン|目の健康を守るカロテノイド
- 酸化ストレスから目を守る栄養素
- サプリメントや市販薬は食事だけで整えきれないときのサポートという考え方
- 年齢とともに不足しやすくなる栄養
- サプリメントは薬の代わりではなく栄養補助
- 生活習慣を整えて眼精疲労と上手につきあう
- 薬だけに頼らない眼精疲労対策を
この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長
福永 ひろ美

管理栄養士ライター
中山さおり
- 管理栄養士
- 食品微生物検査技師
眼精疲労とは?40代以降に頭痛が起こりやすくなる理由

40代を過ぎると「以前より目の疲れが抜けにくい」「目の奥が重く、そのまま頭痛につながる」と感じる人が増えてきます。
こうした不調の背景には、加齢による目の機能変化や血流の低下が関係しています。眼精疲労は一時的な疲れ目とは異なり、休んでも回復しにくい点が特徴です。
年齢による自然な変化を理解したうえで、早めに対策を取り入れることが、頭痛を繰り返さないための第一歩になります。
加齢とともに回復しにくくなる目の疲れ
眼精疲労とは、目を使う作業を終えたあとに休息をとっても、疲れや不快感が残る状態を指します。40代以降になると、ピント調節力の低下や目の周囲の血流が滞りやすくなり、若い頃と比べて回復に時間がかかるようになります。
こうした変化は病気というより、加齢に伴う自然な現象のひとつです。そのため「年齢のせいだから仕方ない」と我慢するのではなく、目に負担をかけにくい使い方やケアを意識することが大切でしょう。
眼精疲労が頭痛・肩こり・吐き気につながる仕組み
目を酷使すると、目の周囲だけでなく、首や肩の筋肉にも緊張が広がりやすくなります。その結果、血流が滞り、神経が刺激されることで、緊張型の頭痛や目の奥の痛みが起こることも。
その状態が続くと、肩こりが強まったり、吐き気やめまいを伴ったりする場合もあります。眼精疲労は目だけの問題にとどまらず、全身の不調につながることがあるため、早めに気づき対処することが重要です。
眼精疲労による頭痛に市販薬は使っていい?

眼精疲労による頭痛がつらいとき、市販の頭痛薬を使っても大丈夫なのかと迷う人は少なくありません。結論から言えば、症状が強い場面では市販薬が役立ちます。
ただし眼精疲労が原因の場合、痛みを抑えるだけでは不調を繰り返す可能性があるでしょう。市販薬の役割を正しく理解したうえで、使いどころを見極めることが大切です。
頭痛薬は「今つらい痛み」を抑えるための選択肢
頭痛薬は、強い痛みを一時的に和らげることを目的として使用されます。眼精疲労による頭痛であっても、症状がつらいときには有効な対処法のひとつでしょう。
しかし、これらの薬は目の疲れや血流の低下といった根本原因を解決するものではありません。
服用する回数が増えてきた場合は、生活習慣や目の使い方など、原因そのものを見直す必要があるでしょう。
ビタミン剤・目薬との役割の違い

眼精疲労対策として使われる市販薬には、頭痛薬以外にもビタミン剤や目薬があります。ビタミンB群を含む内服薬は、神経や筋肉の働きを内側から支える目的で用いられることが多いです。
一方、目薬は目の乾燥や刺激を和らげ、表面の不快感を軽減する役割を担います。症状の出方や原因に応じて、頭痛薬・ビタミン剤・目薬を使い分けたり、必要に応じて併用したりすることが、無理のないケアにつながります。
薬が効かないと感じる理由
眼精疲労による頭痛では「薬を飲んでもあまり効かない」と感じることがあります。その背景には、目の疲れが慢性化し、首や肩の緊張による血流低下や、回復を支える栄養不足が重なっているケースが考えられます。
また、睡眠不足や長時間のデジタル作業など、生活習慣や食事内容が影響している場合も少なくありません。痛み止めだけに頼るのではなく、目の使い方や体の状態を多角的に見直す視点が大切でしょう。
40代〜60代が意識したい眼精疲労対策の基本

眼精疲労による頭痛への対策として、薬や栄養だけでなく、日常の目の使い方を見直すことが欠かせません。とくに40代以降は、視力やピント調節の変化に自覚がないまま、目に負担をかけ続けている人も多いものです。
まずは、目に直接かかる負担を減らす基本的な対策から取り入れることで、眼精疲労を悪化させにくい土台を整えていきましょう。
自分の目に合ったコンタクトレンズ・眼鏡を使用する
視力が合っていない眼鏡やコンタクトレンズを使い続けていると、無意識のうちにピント調節に余計な力が入り、眼精疲労を悪化させてしまいます。
40代以降は老視の影響も加わり、近くを見る作業で目の筋肉が緊張しやすくなる時期です。見えにくさを我慢せず、定期的に視力検査を受け、作業距離やライフスタイルに合った度数やレンズ設計を選ぶことが大切です。
目を休ませる習慣をつくる

長時間のパソコンやスマートフォン作業は、眼精疲労を招きやすい原因のひとつです。1時間に1回を目安に画面から目を離し、意識的に休憩をとることが勧められています。
遠くを見る、まばたきを意識するなどの簡単な動作でも、目の緊張をやわらげる助けになります。さらに、蒸しタオルで目元を温めると血流が促され、目の重さが和らぐこともあります。
姿勢・作業環境を整える
作業時の姿勢や環境も、眼精疲労に大きく影響します。画面との距離や高さが合っていないと、目だけでなく首や肩にも負担がかかりやすくなります。
前かがみ姿勢を避け、首や肩の緊張をため込まないことが重要です。また、照明が暗すぎたり、画面に光が反射したりすると目の負担が増えるため、作業環境全体を見直すことも意識したいポイントです。
眼精疲労・頭痛を繰り返さないために意識したい栄養

眼精疲労による頭痛を繰り返さないためには、目を休ませる工夫や生活習慣の見直しに加え、体の内側から支える栄養を意識することも大切です。
毎日の食事を大切に、目や神経の働きを支える栄養素を意識的に取り入れ、眼精疲労や頭痛が起こりにくい体づくりを目指しましょう。
ビタミンB群|神経の働きを支える栄養素
ビタミンB群は、神経伝達やエネルギー代謝に関わる重要な栄養素で、目の使いすぎによる疲労緩和にも関わる栄養素です。不足すると、だるさや疲労感が抜けにくくなったり、神経の不調を感じたりすることもあります。
| ビタミンB群が多く含まれる食品例 |
|---|
| 肉類(豚肉、鶏肉、レバーなど) |
| 魚介類(サバ、イワシ、マグロ、カツオなど) |
| 卵 |
| 大豆製品(納豆、豆腐、豆乳、味噌など) |
ビタミンA|目の粘膜と視機能を支える栄養素

ビタミンAは、目の粘膜や網膜の健康維持に関わる栄養素で、目の乾燥や疲れを感じやすい人にとって欠かせない存在です。
粘膜が乾燥すると、目に刺激を感じやすくなり、眼精疲労を助長することもあります。脂溶性のため、調理をして油と一緒に摂ると吸収効率が高まります。
| ビタミンAが多く含まれる食品例 |
|---|
| レバー(鶏・豚) |
| うなぎ |
| にんじん |
| かぼちゃ |
| ほうれん草、小松菜などの緑黄色野菜 |
DHA・EPA|神経の働きを支える脂肪酸
DHA・EPAは青魚に多く含まれる脂肪酸で、血流の改善や炎症の調整に関わる栄養素です。目の周囲や首・肩の血流が滞ると、眼精疲労や頭痛が起こりやすくなるため、血流を支える栄養は重要な役割を果たします。
サバやイワシ、サンマなどの青魚を定期的に取り入れることで、神経の働きを内側からサポートし、目の疲れが蓄積しにくい状態を保ちやすくなります。
| DHA・EPAが多く含まれる食品例 |
|---|
| サバ |
| イワシ |
| サンマ |
| マグロ |
| カツオ |
ルテイン・ゼアキサンチン・アスタキサンチン|目の健康を守るカロテノイド

ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチンはいずれも抗酸化作用をもち、光刺激や酸化ストレスから目を守る働きがあるとされています。
これらの成分は、加齢とともに体内量が減少しやすい点も特徴です。ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜を意識して選びましょう。
アスタキサンチンは赤色の魚介類に多く含まれます。エビやカニ、鮭などを積極的に摂るとよいでしょう。
| カロテノイド | 多く含まれる食品例 |
|---|---|
| ルテイン・ゼアキサンチン | ほうれん草 ケール ブロッコリー 小松菜 とうもろこし パプリカ |
| アスタキサンチン | 鮭 イクラ エビ カニ |
酸化ストレスから目を守る栄養素
長時間の画面作業や強い光への曝露は、目に酸化ストレスを与えやすい要因のひとつです。酸化ストレスが蓄積すると、目の疲れや不快感を感じやすくなります。
ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化作用をもつ栄養素を意識して取り入れることが大切です。色の濃い野菜や果物は日常の食事に取り入れやすく、抗酸化作用をもつ栄養素を無理なく補えます。
| 抗酸化作用のある栄養素を含む食品例 |
|---|
| パプリカ、ブロッコリー(ビタミンC) |
| アーモンド、かぼちゃ、アボカド(ビタミンE) |
| ベリー類、緑茶、カカオ(ポリフェノール) |
サプリメントや市販薬は食事だけで整えきれないときのサポートという考え方

眼精疲労や頭痛の対策では、まず食事や生活習慣を整えることが基本です。しかし40代以降は、仕事やプライベートが忙しくなり、理想どおりの食事を毎日続けるのが難しい日も出てきます。
そうしたときに、サプリメントや市販薬を補助的なサポートとして取り入れる考え方も、無理のない選択肢のひとつです。
年齢とともに不足しやすくなる栄養
年齢を重ねると、食事量が自然と減ったり、食事内容が偏りやすくなったりする傾向があります。仕事や家事で忙しい日が続くと、必要な栄養を十分に摂れないこともあるでしょう。
こうした状態が続くと、眼精疲労や頭痛を感じやすくなるかもしれません。不足しやすい栄養を意識しながら、状況に応じて補う視点を持つことが大切です。
サプリメントは薬の代わりではなく栄養補助
サプリメントは病気を治療するものではなく、日常の食事で不足しがちな栄養を補うためのものです。市販薬のように症状を抑える目的とは役割が異なります。
そのため、選ぶ際には成分の根拠や安全性、無理なく続けられるかどうかを重視したいところです。医師や専門家が監修しているかどうかも、安心して取り入れるための判断材料になります。
生活習慣を整えて眼精疲労と上手につきあう

眼精疲労やそれに伴う頭痛は、目そのものの問題だけでなく、日々の生活習慣とも関わっています。
40代以降は回復力が低下しやすく、疲れをため込んだまま過ごすことで不調を感じやすくなることも。生活の中で基本的なポイントを意識することが、眼精疲労と上手につきあうための土台になります。
- 1就寝前のスマートフォン使用を控え、目と神経をしっかり休ませる
- 2軽い運動やストレッチで血流を促し、首や肩の緊張をため込まない
- 3無理のない範囲で続けられる生活リズムを意識する
- 4趣味や家族との時間など、意識的にリラックスする時間を持つ
薬だけに頼らない眼精疲労対策を
眼精疲労による頭痛は、市販薬を使うことで一時的に和らげられる場合もあります。ただし、薬だけに頼り続けるのではなく、目の使い方や生活習慣、栄養の状態を含めて総合的に見直すことが、症状を繰り返さないためのポイントです。40代以降は回復力が低下しやすいため、日常の積み重ねがより重要になります。
食事や生活習慣を基本としながら、必要に応じてサプリメントなどの栄養サポートを取り入れることも、無理のない選択肢のひとつです。
この記事に登場する専門家

かんない駅前眼科クリニック院長
福永 ひろ美
【ひとみケアサプリEyepa監修・眼科医】 日々の生活の中で、バランスよく必要な栄養素を摂取することも大切なのです。Eyepaは眼の潤いをサポートしてくれるビルベリーを始め、抗酸化成分であるルテインやアスタキサンチン、その他多様な成分がオールインワンに含まれており、非常に理にかなった製品だと思います。

管理栄養士ライター
中山さおり
- 管理栄養士
- 食品微生物検査技師
上場企業の品質保証部にて微生物検査に従事後、ヘルスケア事業で栄養相談や生活習慣改善・ダイエット支援を担当。Webライターとして食と健康に関する記事を中心に多数執筆。
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