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知力健康コラム

2024-05-24

脳ドッグとは?分かる病気、注意事項、受けるべき方、メリット、費用なども紹介

生活習慣病、例えば高血圧や糖尿病などは、突然発症して仕事やライフスタイルに大きな影響を及ぼす脳の病気の要因となります。

「脳ドッグ」という言葉を聞いたことありませんか?

近頃周りの人からでもネットからでもよく耳や目にする言葉「脳ドッグ」とは一体なんでしょう。

「脳ドッグ」という言葉はよく健康診断とペアになっていますが、どのような検査を指しているでしょうか。

この記事で脳ドッグについて説明し、分かる病気、注意事項、受けるべき方、メリット、費用なども紹介します。

脳ドックについて



「脳ドッグ」という言葉は、通常、「脳検査」や「脳の健康診断」を指します。

脳ドッグは、脳の機能や健康状態を評価するために行われるさまざまな検査や診断の組み合わせです。

これには、脳の画像診断(MRIやCTスキャンなど)、神経心理学的テスト、神経学的検査、および必要に応じて血液検査などが含まれます。

活習慣病、例えば高血圧や糖尿病などは、突然発症して仕事やライフスタイルに大きな影響を及ぼす脳の病気の要因となります。

これらの疾患は、十分な管理や治療を受けないと、死に至ることも珍しくありません。

早期発見・早期治療が何よりも重要となるため、脳血管疾患の予防には脳ドックの受診をおすすめします。

ドックで分かる病気

脳ドッグには脳の機能や健康状態を評価するために行われる様々な検査や診断が含まれています。

それぞれの検査や診断広告によって診断できる病気が異なります。

検査種類診断項目
MRI脳腫瘍、脳萎縮の程度、無症候性脳卒中など脳実質の状態、動脈瘤
MRA脳動脈瘤や狭窄、閉塞、動静脈奇形など、脳血管の様子
VSRAD海馬、扁桃体、海馬傍回の萎縮の状況(アルツハイマー型認知症の早期症状)
頸動脈エコー検査狭窄や動脈硬化など、頚動脈の様子
CAVI動脈硬化や狭窄など全身の動脈硬化の程度
FMD血管拡張の度合いの測定、動脈硬化の程度
心電図心房細動などの不整脈(脳梗塞の原因)

上記の病気の早期発見・早期治療に役に立ちます。

脳ドック検査時の注意事項

脳ドッグでは高周波の強い磁場を与えるMRI装置などの機械を使用する検査が含まれており、全ての人が受けるとは限りません。

以下は脳ドッグを受けられない可能性のある方です:

  • 妊娠中、妊娠の可能性がある方
  • 心臓のペースメーカーなど、体内に埋め込んでいる医療機器がある方
  • 手術などで金属が体内にあると言われている方
  • 刺青(タトゥー)・アートメイクをしている方
  • 閉所恐怖症の方
  • 磁性体のインプラントを埋め込んでいる方
  • 脳動脈瘤クリッピング術を受けたことのある方

上記の方が脳ドッグを受ける場合は必ず先に医者の許可をもらってから受けてください。

ドックを受ける方が良い方

脳ドッグでは、脳や動脈などの検査ができるため、脳血管疾患に患う可能性の高い方が受けることをおすすめします。

例えば以下の症状・生活習慣の方です。

  • 中・高齢者
  • 脂質異常症の方
  • 脳卒中・認知症の家族歴がある方
  • 肥満気味の方
  • 高血圧の方
  • 喫煙される方
  • 糖尿病の方

これらの方は「危険因子」を持っている方です。

「危険因子」とは、すぐに危ないというわけではなく、将来的に病気になる可能性が高い要因のことを指します。

脳ドックを受けるメリット

ドッグは、脳の機能や構造に関する問題や異常を早期に発見するために行われることがあります。

特に、認知症や神経変性疾患などの早期段階の病気の診断や、脳損傷や脳腫瘍などの脳の病気や障害の診断に役立つことがあります。

ドッグは、一般的には症状がある場合やリスク要因がある場合、または定期的な健康診断の一環として行われることがあります。

ただし、医療機関や専門家によって提供される具体的な内容や範囲は異なる場合があります。

ドックの費用

検査項目によりますが、基本的に2.5万円~3.5万円前後が相場となります。

また、日本の診療方法は、保険診療と自由診療の2つがあります。

脳ドックは、健康状態で行う予防的な検査になるため、保険診療は適用外で全額自費負担の自由診療となります。

そして、都道府県によって脳ドックの費用助成を申請できる場合があります

参考資料:脳ドック費用助成について(船橋市役所)

脳ドックで異常が見つかった場合

検査を受けたあとは必ず検査を受けた機関で検査結果の説明を受けてください。

万が一後追いの必要な結果になった場合、家から近い病院でさらに詳しい検査をしましょう。

脳血管疾患の場合、長い期間の治療を受ける必要があるため、家の近くの病院で診てもらった方がかかる時間も心の負担も低くなります。

た、脳血管疾患が見つかった場合でも検査の前からでも身体の健康に心をかけましょう。

身体の健康に心をかけるには、まず生活の見直しから始められます。

健康的な食事

バランスの取れた食事を摂ることは重要です。

心血管疾患や糖尿病などのリスクを下げるためには、食事中の飽和脂肪や糖分を制限し、果物、野菜、全粒穀物、健康的な脂肪を豊富に含む食品を摂取しましょう。

成人の身体に重要なビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、DHA、EPA、鉄分、葉酸や亜鉛などの摂取に心をかけましょう。

食べ物からの摂取が難しい場合、サプリメントで代わりに摂取することも可能です。

体活動

運動は、血液循環を改善し、脳の健康を促進するのに効果的です。

例えば、ウォーキング、水泳などの有酸素運動や筋力トレーニングを行いましょう。

分な睡眠

適正な睡眠時間には個人差があるが、6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保しましょう。

寝付きが悪い、または睡眠が浅い方は、食生活や運動等の生活習慣や寝室の睡眠環境等を見直して睡眠質を高めましょう。

考資料:

健康づくりのための睡眠ガイド 2023(e-健康づくりネット)

トレス管理

ストレスは身体にも心にも悪影響を起こします。

現代社会ではさまざまなストレスが日常的に存在しやすい環境です。

ストレスと向き合う方法は個人によって異なりますが、マインドフルネスや深呼吸、プログレッシブ・マッスル・リラクセーションなどのリラクゼーション技術を学ぶことで、ストレスの軽減や管理が可能です。

また、趣味や興味を持つ活動や、自分をリフレッシュできる時間を作ることも重要です。

まとめ



脳ドッグは、脳の機能や健康状態を評価するために行われるさまざまな検査や診断の組み合わせです。早期段階の病気の診断や、脳損傷や脳腫瘍などの脳の病気や障害の診断に役立ちます。特に、脳血管疾患の可能性が高い方には必要です。脳や動脈などの検査が含まれるため、早期発見・早期治療が重要な脳血管疾患の予防には脳ドッグの受診をおすすめします。


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