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その他コラム

2026-03-16

関節痛の原因とは?熱がある場合・ない場合や年代別の考え方も解説

関節痛の原因とは?

「関節痛の原因は何だろう?」

「関節が熱を持っているけれど、大丈夫なのかな?」

このように不安を感じて検索された方も多いのではないでしょうか。

関節痛の原因はひとつではありません。加齢や使いすぎによる関節そのものの変化だけでなく、感染症やホルモンバランスのゆらぎ、栄養状態や生活習慣の影響が関係することもあります。

本記事では、関節痛の原因を熱感の有無や年代、部位別にわかりやすく解説し、生活習慣や栄養面からできる対処法についても丁寧にご紹介します。

不安を抱えたままにせず、ご自身の状態を落ち着いて見つめ直すきっかけにしていただければ幸いです。

この記事に登場する専門家

管理栄養士ライター

中山さおり

  • 管理栄養士
  • 食品微生物検査技師

関節痛とは?考えられる複数の要因

関節痛とは、関節やその周囲に痛みや違和感を覚える状態を指します。加齢による軟骨のすり減りや、スポーツ・立ち仕事による使いすぎなどから、関節リウマチなどの疾患が原因の場合もあります。

感染症やホルモンバランスの変化、栄養状態や疲労など、体調全体の変化が影響して関節痛が生じるケースも少なくありません。

こうした「関節痛の原因」はひとつとは限らないため、痛みの場所や続いている期間をしっかり把握しながら考えることが大切です。

関節そのものに原因がある関節痛

関節そのものに原因がある関節痛では、関節の中や周囲に炎症や変化が起きています。以下のようなものが、関節そのものに原因がある関節痛の代表的な要因です。

  1. 1
    年齢とともに軟骨がすり減ること
  2. 2
    スポーツや立ち仕事などによる使いすぎ
  3. 3
    過去のけがの影響
  4. 4
    体重による関節への負担

また、変形性関節症や関節リウマチといった病気が背景にあることもあります。「この場所が痛い」と、痛む場所がはっきりしているのが特徴です。

関節痛は「関節そのもの」以外が原因のこともある

関節痛は、風邪やインフルエンザなどの感染症、更年期にともなうホルモンバランスの変化、栄養不足や強い疲労など、体調全体の変化が影響して痛みを感じることもあります。

このような場合、関節自体には大きな異常は見つからないでしょう。一時的な体調不良なのか、それとも受診が必要なサインなのかを、症状の強さや続いている期間から見極めることが大切です。

関節痛の感じ方には個人差・年代差がある

同じ関節痛でも、その感じ方や出方には個人差があります。20代や30代では、運動や仕事による疲労や使いすぎがきっかけになることが多く、50代以降では加齢による変化や更年期の影響が関係することもあります。

体重や筋肉量、日ごろの運動習慣によっても症状の出方は異なります。年のせいと片づけず、自分の生活や体の変化を振り返ることが、原因を知る手がかりになります。

熱感がある・ないで考える関節痛の原因

関節痛の原因を考えるときは「関節が熱を持っているかどうか」も大切な手がかりになります。ここでいう熱感とは、体温ではなく、関節を触れたときに感じるほてりや腫れのことです。

炎症が強い場合には熱感をともなうことがあり、そうでない場合は別の要因が背景にある場合もあります。

関節が熱を持っている場合に考えられる原因

関節に熱っぽさや腫れを感じる場合は、関節やその周囲で炎症が起きている可能性があります。関節リウマチや痛風、化膿性関節炎などでは、赤みや腫れ、熱感、強い痛みが同時にあらわれることがあり、急に症状が悪化することもあります。

動かさなくてもズキズキと痛む、短期間で痛みが強くなるといった場合は注意が必要です。こうした炎症が疑われるときは、自己判断せず、早めに医療機関へ相談することが安心につながります。

Check

【感染症が原因で起こる関節痛】

インフルエンザやウイルス感染では、発熱や悪寒、強い倦怠感とともに全身の関節痛が出ることがあります。この場合は関節そのものに問題があるわけではなく、感染に対する体の反応として痛みが生じていると考えられます。

関節に熱感がない関節痛で考えられる原因

関節に触れても熱っぽさがなく、鈍い痛みや動かしたときの違和感が中心の場合は、加齢による変化や体の使いすぎが背景にあることが多いとされています。関節まわりの筋肉や腱のこわばり、冷えや血流の低下によって痛みを感じるケースもあるようです。

更年期やストレスによる自律神経の乱れが関節の不調としてあらわれる場合もあります。慢性的に続くときは、関節だけでなく、生活習慣や体調全体を見直す視点が大切です。

原因不明の関節痛は珍しくない?

関節痛の原因を調べても、はっきりした異常が見つからないと言われることは少なくありません。検査で大きな変化が確認できない場合でも、痛みや違和感が続くと不安になるものです。

レントゲン検査や血液検査に異常がないからといって、必ずしも何も起きていないとは限りません。体のゆらぎや生活習慣の影響が関係しているケースもあるため、経過を見ながら丁寧に向き合いましょう。

検査で異常が見つからないケースもある

レントゲンや血液検査を行っても、明確な異常が確認できない関節痛は珍しくありません。こうした場合、自律神経の乱れや軽い炎症、栄養不足、慢性的な疲労などが背景にあることもあります。

痛みの原因がひとつに特定できないからこそ「気のせい」と片づけず、体調の変化を丁寧に観察していく姿勢が大切です。症状の強さや続いている期間を記録しながら、必要に応じて再度相談することが安心につながります。

腫れ・左右差・朝のこわばりは要注意

関節の腫れが強い、左右対称に同じ部位が痛む、朝起きたときに指や膝がこわばるといった症状がある場合は、疾患が隠れている可能性も考えられます。

特に「朝のこわばりが長く続く」などは、関節リウマチといった疾患の特徴のひとつです。一方で、更年期の体調変化の中で関節の違和感が出ることもあります。痛みが出る時間帯や左右差の有無を簡単に記録しておくと、受診時の判断材料になります。

部位別にみる関節痛の原因

関節痛は、どの部位に症状が出ているかによって考えられる原因が異なります。指や手首のように細かい動きを担う関節と、膝や股関節のように体重を支える関節では、負担のかかり方が大きく違います。

指・手・手首の関節痛

  1. 1
    スマートフォンやパソコン作業などによる使いすぎ
  2. 2
    腱鞘炎など、指や手首まわりの炎症
  3. 3
    加齢や更年期にともなう体の変化

指や手、手首は日常生活で頻繁に使うため、知らないうちに負担が蓄積しやすい部位です。

細かい作業が続いたあとに痛みが出る場合は使いすぎが考えられますが、腫れや朝のこわばりがあるときは、別の病気が隠れている可能性もあります。症状の出方を確認しながら、無理をしないことが大切です。

膝・股関節の関節痛


  1. 1
    体重による負担や筋力の低下
  2. 2
    加齢による軟骨の変化
  3. 3
    運動不足や、逆に過度な運動

膝や股関節は体重を支える重要な関節であり、負担の影響を受けやすい部位です。筋力が低下すると関節への負荷が集中しやすくなります。

急に激しい運動を始めたことがきっかけで痛みが出る場合もあります。日常の動きや体重、運動習慣を振り返ることが、原因を考える手がかりになります。

関節痛への対処法|生活習慣と栄養面から整える

関節痛への対処を考えるときは、痛みのある部位だけを見るのではなく、生活習慣全体を整える視点が大切です。

関節は筋肉や体重、日々の動きの影響を受けながら働いています。そのため、運動・体重管理・食事といった基本的な習慣を見直すことが、関節への負担をやわらげる第一歩です。

無理のない運動で関節まわりの負担を軽減する

関節は、まわりの筋肉によって支えられています。適度に体を動かすことで筋肉が保たれ、関節への負担を分散しやすくなります。

ウォーキングや軽いストレッチなど、痛みを悪化させない範囲の運動から始めるのがおすすめです。まったく動かさない状態が続くと関節周囲がこわばり、かえって痛みを感じやすくなることもあります。体調に合わせながら、無理のないペースで続けることがポイントです。

体重コントロールも関節への負担を左右する要素

膝や股関節などの関節は、体重の影響を受けやすい部位です。体重が増えると、それだけ関節にかかる負荷も大きくなります。

急激な減量を目指すのではなく、日々の食事や活動量を整えながら、無理なく体重を保つことが大切です。筋力を維持しながら体重をコントロールすることで、関節への負担をやわらげやすくなります。

関節の健康に関わる栄養をしっかり摂る|たんぱく質・ビタミンD・カルシウム

関節の動きを支えるには、筋肉や骨の健康を保つことが欠かせません。たんぱく質は筋肉の材料となり、ビタミンDやカルシウムは骨の維持に関わります。

また、オメガ3脂肪酸なども体のバランスを整える栄養素として知られています。これらが不足すると、体を支える力が弱まり、違和感や動かしにくさにつながることも。毎日の食事からバランスよく取り入れることを意識しましょう。

Check

【食生活の乱れが全身の不調につながることも】

糖質に偏った食事や欠食が続くと、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足しやすくなります。その結果、疲労が抜けにくくなったり、体の回復力が落ちたりすることがあります。関節痛も、体全体のバランスの乱れを知らせるサインの一つ。まずは食事の内容やリズムを整えることから始めてみましょう。

病院に行くべき関節痛のサイン

関節痛の多くは、使いすぎや一時的な体調の変化によるものですが、中には早めの受診が望ましいケースもあります。次のような症状がある場合は、医療機関への相談を検討しましょう。あくまで目安ですが、判断の参考になります。

・強い痛みが数日以上続いている

・関節に腫れや熱感、赤みがある

・動かさなくても痛む、夜間に痛みで目が覚める

・日常生活(歩行・着替え・階段の昇降など)に支障が出ている

・発熱や体重減少、強い倦怠感がある

これらに当てはまらなくても「いつもと違う」「なんとなく不安」と感じる場合は、無理をせず相談することが大切です。

関節痛は体からのサインを読み取ることが大切

関節痛の原因はひとつではなく、関節そのものの変化や、体調や生活習慣の影響が重なっていることもあります。痛みを単なる不快な症状としてとらえるのではなく「体からのサイン」として向き合うことが大切です。

痛みの出方や続く期間、熱感の有無、生活の変化などを振り返ることで、原因の手がかりが見えてくることがあります。無理をせず、必要に応じて医療機関に相談しながら、運動や食事、体重管理など日常の習慣を整えていきましょう。小さな見直しの積み重ねが、関節と長くつき合っていくための支えになります。

この記事に登場する専門家

管理栄養士ライター

中山さおり

  • 管理栄養士
  • 食品微生物検査技師

上場企業の品質保証部にて微生物検査に従事後、ヘルスケア事業で栄養相談や生活習慣改善・ダイエット支援を担当。Webライターとして食と健康に関する記事を中心に多数執筆。

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